ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
ゴルフスイングで大切なこと(その2)ヘッドを走らせる
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回のお話は、「ゴルフスイングで大切なこと(その2)ヘッドを走らせる」です。
上級者は体で振るが、それはとても難しい
体を使う、肩を回すということを考えるよりも以前に、インパクトの時にクラブフェースが目標に正対していなければボールは目標に飛んで行ってくれません。
前回「ゴルフスイングで大切なこと(その1)インパクト」で上記のように述べましたが、100を切れないレベルの方に、「体で打て」「体重移動をしろ」と指導しても体が開いてスライスするだけです。
確かに上級者はそのように打っているかも知れませんが、練習量や経験の少ない一般の方には、「体で打て」「体重移動をしろ」というのは弊害のほうが多いと思います。
上級者とアベレージゴルファーの違いは、「ヘッドを走らせることができるかできないか」の違いです。
スライサー
●スライサーは……
「体を使い強く振ろうとする」
そのため、下半身や体幹の強い力を使い、ブルドーザーのような力強さで、体を回したり体重移動をしますので強い力が出せますが、ヘッドスピードを上げる方法を知らないと、ヘッドが体の回転や体重移動に追い付かず振り遅れてしまいます。そのためヘッドが戻り切らないのでスライスになります。
●ストレートボールからドローボールを打てる方は……
「体の回転より速くヘッドを振ることができる」
両足を揃えて体を動かないようにして、腕とスナップだけで振ると真っすぐに飛ぶ、という練習を行ったことがあると思いますが、両足を揃えて打つ時の力の配分のまま全体を速く振っているのが、ベタ足で打つ韓国勢です。
体の回転より速くヘッドを振る
「体の回転より速くヘッドを振ることができる」
この感覚を理解することは一筋縄ではいきません。
まず、インパクトでフェースを目標に正対させることができる腕の使い方ができるようになることが前提です。
その上で、体はアドレスのままで、腕が首に巻き付いてくるような形になることが、体の回転よりヘッドのスピードが上回ったということです。
少なくとも、ボールを打った後20センチくらいは、頭を残し体は正面を向いていなければならないと思います。
そうすれば「体の回転より速くヘッドを振ること」になります。
素振りで、下を向いたまま右腕を首に巻き付けるフォロースルーまで振る練習をして、体に覚えさせることが重要だと思います(上の写真。頭を残し過ぎると頚椎を痛めますので注意して練習をしてください)。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。