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Gridge編集部

日本人として史上2人目の快挙!馬場咲希さん、全米女子アマを圧勝!

またすごい選手が一人誕生しました。

全米女子アマ選手権(8月8~14日、アメリカ・ワシントン州 チェンバーズベイGC 6541ヤード パー73)で、日本ウェルネス高校2年の馬場咲希さん(17)がモネ・チャン(カナダ)を11アンド9の大差で破り、優勝しました。11アンド9での決着は、大会史上最大の差。

同大会を日本人女性として優勝したのは1985年の服部道子さん以来37年ぶり2人目となります。

快進撃を決勝まで続ける

予選のストローク競技を1オーバー34位タイで通過すると、マッチプレーとなる本戦は1回戦を1アップ、2回戦、3回戦を3アンド1と順調に勝ち進みます。

すると、準々決勝を4アンド3、準決勝を7アンド6と徐々に対戦相手を圧倒するように調子を上げて勝ち上がり、迎えた決勝。

36ホールのマッチプレーで行われる決勝でもその勢いは止まりませんでした。なんと前半の18ホールを7アップで通過。これも、18ホール終了時点での大会史上最大差記録です。

後半に入って一時的に5アップまで差を詰められたものの、ドーミーホールとなった27ホール目のパー3でもチャンの内側に付け、見事バーディフィニッシュ。結果、大会史上最大差となる11アンド9での優勝となりました。

270ヤードの豪打に繊細なアプローチとパット

細身ながら175センチの長身から放たれる平均270ヤードのロングドライブを武器にしつつ、今大会、特に大会後半では、アプローチとパットが冴えわたり、準決勝、決勝では、ここぞという場面でチップインを決めていました。

今年6月に行われた全米女子オープンでも全アマチュア中予選通過した4人のうちの1人となり(48位タイ)、今年の日本ツアーにも2戦参戦し2度とも予選通過を果たすなど(ヤマハレディースオープン葛城58位タイ、ブリヂストンレディスオープン28位タイ)、すでにプロでも通用する結果は残していました。

今回の優勝で来年度の海外メジャー競技の出場権を獲得した彼女ですが、今後はスポンサー推薦でプロツアーに参戦しつつ、来年のプロテストを受検する意向のようです。

また一人日本の女子ゴルフ界に現れた超新星の今後から目が離せませんね!