プロゴルファー
もーりー
今シーズン限りでツアー撤退を表明した4人の女子プロゴルファー
皆さんゴルフを楽しんでいますか? こんにちは、ライターのもーりーです。
鈴木愛選手の2年ぶりの賞金女王、そして空前の“シブコフィーバー”と、多いに盛り上がったLPGAツアー。
そんな中、シーズン終盤に今シーズン限りでツアー撤退を表明する選手が相次ぎました。
一ノ瀬優希選手、佐伯三貴選手、諸見里しのぶ選手、そして大江香織選手。
皆さんLPGAツアーで大活躍した名プレーヤーだけに、なんとも寂しい限りです。
ツアー3勝の実力者
まず最初は一ノ瀬優希選手。
2007年のプロテストに合格し、同年の新人戦で優勝。
プロ入り後も着実にステップアップを重ねると、2013年『Tポイントレディス』で初優勝を飾ります。
翌2014年には2勝を挙げ、さらなる活躍が期待されたものの、その後は度重なるケガに悩まさたこともあり、4勝目に手が届くことはありませんでした。
2007年のプロテスト合格から12年。
2月に転倒して左肩を骨折した影響もあり、今シーズンは賞金ランキング78位と、賞金シード争いにも絡むことができませんでした。
そしてシーズン終盤に、QT出場の意思がなく、今季限りでツアーの第一線から撤退する意向を表明しました。
ただ完全に引退というわけではなく、来年も主催者推薦がもらえたら出場の可能性はあるかも、というツアーからのセミリタイアという表現をしていましたね。
スパっと引退と言えないあたりが、彼女自身、まだ気持ちの整理がついていないのかもしれません。
男子プロでコーチの谷口拓也氏と9月に結婚したばかりですし、とりあえずはゆっくり
休んでほしいですね。
男子顔負けのアイアンショット
二人目は佐伯三貴選手です。
プロデビューした2007年の『フジサンケイクラシック』で即優勝、史上初の現役女子大生の勝利ということで、当時は非常に話題となりました。
その後もコンスタントに勝利を積み重ね、通算7勝。
メジャータイトルとは無縁でしたが、宮里藍、横峯さくら、古閑美保らとともに、女子ゴルフブームの牽引役となったのは間違いありません。
しかし2013年に2勝を挙げた後は二度のケガと手術を経験し、近年は万全の体調で試合に臨むことが難しくなっていました。
今シーズン限りでLPGAツアーを撤退した後は、母校の東北福祉大学ゴルフ部で後輩の育成に携わっていく意向のようです。
佐伯選手といえば、なんといっても男子プロ顔負けのアイアンショットが持ち味でした。
女子選手であれだけのライン出しとパンチショットを打てる選手はなかなかいないと思います。
あの切れ味鋭いアイアンショットが打てる若手ゴルファーをどんどん育成してほしいですね。
あと佐伯選手は最近、プロ野球の今村猛投手との交際が明らかになりました。
今村投手は広島カープの中継ぎエースとして活躍しており、趣味はゴルフだそうです。
広島県出身で、自他ともに認める“カープ女子”である佐伯選手は良いお相手を見つけましたね。
若い頃に男子プロの宮本勝昌選手がタイプだと公言していた佐伯選手。
そういえば、宮本選手と今村投手はどことなく似ていると思うのは私だけでしょうか(^^) 。
年間6勝のレジェンドも……
そしてこの人も今シーズンでのツアー撤退を表明しました。
諸見里しのぶ選手。
2005年にプロデビュー後、メジャー大会では2007年日本女子オープン、2009年ワールドレディスサロンパスカップ、日本女子プロ選手権の3勝、ツアー通算9勝を誇るレジェンドです。
特に2009年はメジャー2勝を含む年間6勝の大活躍。
同じく6勝をマークした横峯さくら選手に賞金女王の座は譲りましたが、当時の世界ランキングは17位。
今年の渋野日向子選手のようなフィーバーぶりでした。
しかしその後はケガや不振に悩まされ、10年間も優勝から遠ざかることになりました。
プロ生活の最初の5年間の活躍が華々しかっただけに、残りの10年間は非常に辛かったでしょうね。
そんな諸見里選手ですが、来シーズンからはLPGAツアーのコースセッティング担当として活動予定のようです。
ツアー選手としては一区切りですが、今後もLPGAツアーに貢献してくれそうですね。
完全燃焼でツアー撤退
そして最後は大江香織選手。
以前にGridgeの記事でもご紹介しましたが、大江選手の場合は他の3選手と違い、完全燃焼でのツアー撤退という感じがします。
大江選手の場合は、昨シーズンに優勝もしていますし、諸見里選手たちのように『もう一度優勝してから引退したかった』という心残りがなかったのでしょうね。
大江選手もツアーからは離れますが、LPGA会員としてゴルフ関係の仕事をしていくようなので、諸見里選手と同様にLPGAツアーを盛り上げてもらいたいですね。
4者それぞれの考えがあってのツアー撤退ですが、4人に共通しているのは10代から20代のほぼすべての時間ををゴルフに捧げてきたということ。
これからは余裕もできると思いますので、一人の女性としての時間も楽しんでほしいですね。
なにはともあれ、一ノ瀬選手、佐伯選手、諸見里選手、大江選手、長い選手生活お疲れ様でした。
といったところで今回はこのへんで。
それでは、また!
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