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Gridge編集部

日本人初!アジア人初!松山英樹が悲願のマスターズ制覇!

朝から、いや夜中から興奮しながらテレビにかじりついていた人も多いでしょう。

今年最初となるゴルフの男子メジャー競技、マスターズ(4月8~11日、アメリカジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC、7475ヤード パー72)が開催されました。

そこでついに、松山英樹が日本人男子で初めて、4大メジャーを制覇しました!

初日は3アンダー2位タイの好発進!

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ついに、すべての日本人ゴルファーの長年の夢が叶いました!

昨年は新型コロナのために11月に延期されたマスターズが、今年は例年通り4月に開催されました。

ここ数試合、何日かはいいスコアの日があっても、なかなか上位に入り切れていなかった松山英樹ですが、初日は1イーグル2バーディ1ボギーの3アンダー、2位タイと好スタートを切ります。

7アンダーで2位に4打差を付け首位に立ったのは、リオオリンピック金メダルのジャスティン・ローズ。自身4度目のマスターズ首位発進となり、ジャック・ニクラウスの首位発進の最多記録に並びました。

3日目に7アンダーと大爆発!

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多くの選手がスコアを伸ばした2日目、松山は2日連続のイーグルを決めるも、3ボギーを喫し(2バーディ)、スコアを1つしか伸ばせず、4アンダーの6位タイと後退します。

首位は変わらずローズでしたが、ローズはこの日スコアを伸ばせず7アンダーのまま。ブライアン・ハーマン、ウィル・ザラトリスらに1打差に詰め寄られます。

順位が大きく動いたのは3日目。

松山は前半を1バーディと静かな立ち上がりでしたが、11番のティーショットを右の林に入れたところで雷雨による中断。

しかし、中断明けから松山の快進撃が始まりました。

林から枝の下を抜く低弾道ショットをピン右約6メートルに付けバーディ。その後も3日連続となるイーグル奪取を含む1イーグル4バーディを後半8ホールで積み上げ、他の選手が伸び悩む中7つスコアを伸ばし2位に4打差を付ける首位とし、悲願の初メジャー制覇に向け絶好の位置に付けました。

苦しみながらも耐え抜いた最終日!

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迎えた最終日、「朝から緊張していた」という松山は、1番のティーショットを3番ウッドで右に曲げボギー。

しかし、2番パー5、2打目をガードバンカーに入れたもののそこから寄せてバーディを奪いバウンスバック。

さらに、8番パー5、9番パー4と連続バーディを奪い、一時は13アンダーまでスコアを伸ばし、2位に最大5打差を付ける展開。

このまま逃げ切りかと思われましたが、そう簡単に勝たせてくれないのがメジャーでありマスターズです。

12番パー3、ティーショットをグリーンオーバーし奥のバンカーへ入れると、そこから寄せ切れずにボギー。

13番のパー5こそバーディを奪ったものの、15番のパー5で2打目をグリーン奥の池に入れボギーとし、スコアは12アンダー。

この間、スコアを伸ばしたのが、3日目・4日目と松山と同組だったザンダー・シャウフェレ。

前半9ホールで1つスコアを落とし6アンダー、“圏外”へ落ちていったと思われましたが、12番から4連続バーディで10アンダーと息を吹き返し、松山と2打差に。

しかし、好事魔多し。シャウフェレが16番パー3で池に入れ、まさかのトリプルボギーで万事休す。このホール松山もボギーとして11アンダーに。

この時点でライバルは前の組の24歳、ウィル・ザラトリスに変わります。ザラトリスは17番でバーディを奪い、先に9アンダーでホールアウト。

松山は2打差のアドバンテージを持って最終ホールを迎えます。

ティーショットはフェアウェイをとらえたものの、2打目を右バンカーに。バンカーショットが寄り切らず、約1メートルのパーパットを外し、タップインしてボギー。トータル10アンダー。

この瞬間、日本人男子初となるメジャーチャンピオン、アジア人初となるマスターズチャンピオンが誕生しました!

松山はインタビューで、まず震災直後の2011年にアマチュアとしてマスターズに初参加し、ローアマチュアを取ったことについて、東北の人たちへの感謝を述べ、それから「この優勝で日本人も変わっていく」と語りました。

新型コロナ禍で閉塞感のある現在、すべての日本人がこの優勝に勇気付けられたことでしょう。

また、この優勝を見た子供たちが将来マスターズを始めとした大舞台で活躍する日がくることでしょう。

もちろん、現役のプロゴルファーたちにも大きな刺激となったことは言うまでもありません。

早藤キャディの取った行動が世界中で話題に!

日本中を感動させた松山選手の優勝でしたが、松山選手の優勝以上に世界中で話題となり、感動を呼んだのが、キャディの早藤将太さん。

ホールアウト後、帽子を取ってコースに一礼した姿(上掲動画)が世界中から称賛を浴びました。

実は日本では、スタート時とホールアウト時にコースに対して一礼する人は、それほど珍しくありません。渋野日向子プロを始め、多くの女子プロゴルファーやアマチュアゴルファーが実際に日頃からそうした行動を取っています。

しかし、そんな「礼の国」の日本人らしい振る舞いにあらためて世界が注目し、称揚を受けることはうれしいものです。

早藤キャディは、松山選手の東北福祉大学の2年後輩。自身もプロゴルファーを目指し、中国ツアーなどで奮戦していましたが、松山選手からのキャディの依頼を受け、自身のプロ生活をあきらめ、松山選手とともに戦う決意をしたという経緯があります。

しかし、早藤キャディが松山選手のバッグを担ぐようになった2019年以降、松山選手は勝つことができないでいました。

そんな苦しい時期を2人で乗り越えてきたことが、今回の快挙につながったのでしょう。

最後に松山選手、そして早藤さん、陳腐な言葉ですが、朝から大きな感動をありがとうございました!

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