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世界ランク50位を巡る攻防!マスターズ出場権をめぐる悲喜こもごも
“ストーブリーグ”といえばプロ野球のオフシーズンが有名ですが、プロゴルフもこの時期にストーブリーグが展開されました。
それは4月にアメリカで行われるメジャー大会、マスターズの『招待状』をめぐる悲喜こもごもなのです。
“喜”を引き寄せたのは…
まず土壇場で『招待状』を手にすることができたのは宮里優作プロ。
言わずとしれた2017年のJGTO賞金王です。
宮里プロは2017年の最終週の世界ランキングで50位となり、ギリギリ滑り込みでのマスターズ出場決定となりました。
このマスターズ、前年最終週時点の世界ランキング50位までに自動的に招待状(出場権)が与えられます。
実は宮里プロは賞金王を決めた国内最終戦(JTカップ)終了後の世界ランキングは52位でした。
例年だと前年の日本ツアー賞金王には世界ランキング50位以下でもマスターズの招待状が届く可能性はあるのです。
ただ次回のマスターズには松山英樹(2017年12月時点・世界ランキング5位)と池田勇太(同35位)の二人の出場が決まっており、賞金王の資格だけでの出場権獲得は微妙な状況と言われていました。
そこで宮里プロは出場を確実にするために、12月中旬にアジアンツアー(インドネシア・マスターズ)に出場しました。
結果は4位。世界ランキング50位に入り、見事にマスターズの出場を決めたのでした。
“悲”を招いたのは…
いっぽうでマスターズの出場権を逃してしまったのは小平智プロ。
小平プロは日本最終戦を終えた時点での世界ランキングは49位でした。
この結果を踏まえて、年末最終週の世界ランキング50位以内は確実だろうということで、インドネシア・マスターズの出場を取りやめました。
結果は…。
インドネシア・マスターズで上位に入った宮里プロとタイの選手にかわされ、最終週の世界ランキング51位となってしまいました。
賞金王を最終戦で逃したのに続いて、ここでも涙を飲んだ格好です。
マスターズのチャンスはまだまだあります
今回は惜しくも出場切符を逃した小平プロですが、まだチャンスは残されています。
1月に開幕するアメリカPGAツアーの試合で勝利するか、マスターズ開幕前週の世界ランキングで50位以内に入れば『招待状』を手にすることができます。
現在の世界ランキングが51位ですので、まだまだ十分に出場できる可能性はありますね。
小平プロは世界でも十分通用するレベルの選手だと思うので、ぜひ出場切符を手にしてほしいです。
マスターズは例年90名くらいの出場枠しかありません。
他のメジャー大会(全英OP、全米OP、全米プロ)の150~160名と比べても狭き門です。
メジャー大会の中でも最高峰と言われる夢舞台に、少しでも多くの日本人選手に出場してほしいですし、その中から優勝してグリーンジャケットを手にするヒーローが誕生することを願っています!
それでは、また!