ゴルフスイング
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タイガー・ウッズのマネをしてもいいのは、4人に1人の割合!?
好きなプロ、かっこいいプロのスイングを真似したいと思うのは自然なことです。
一昔前はタイガー・ウッズの圧倒的な強さに誰もが魅了され、私がいた職場の先輩・上司・同僚たちもこぞって当時タイガーが使っていたドライバー『タイトリスト975D』を購入し、タイガースイングを目指して振り回していたものでした。
さすがにタイガーと同じスチールシャフトを挿している人はいませんでしたが・・・。
恐るべき高速回転
かく言う私も2001年にタイガーウッズが来日参戦したEMCワールドカップで、タイガーが放つとてつもないスピードのトルネードを目の当たりにしてからというもの、カラダを思いっきり回す練習に励んでみましたが、まったくモノにならず。
そもそも力の込め方がわかりません。
やっぱりカラダのバネが違うのかなぁ、と悲しい気持ちで、大きく重心移動したり逆C型フィニッシュだったりの自分の汚いスイングを憂いていました。
そのスイング、真似できなくて当然だった!?
この20年、上達への試行錯誤を楽しむしかないゴルフでしたが、もう余計な回り道をしなくて済むかもしれない! という理論が登場しました。それは、
『4スタンス理論』
人間の運動のしかた・しやすさは4つのタイプに分かれている、という話です。
ご自身のタイプの判別方法は『4スタンス理論』で検索するとたくさん出てきますが、ここでは簡便な方法をご紹介しておきます。
■AタイプかBタイプか
前屈をします。
Aタイプ=両手で脚の表面を撫でながら屈むとスムースに動ける
Bタイプ=両手で脚の裏面を撫でながら屈むとスムースに動ける
■1タイプか2タイプか
次の3本指で輪っかを作りながら両腕を前後左右に動かしたり伸び縮みさせます。
1タイプ=「親指」と「人差指・中指セット」での輪っかだとスムースに動かせる
2タイプ=「親指」と「中指・薬指セット」での輪っかだとスムースに動かせる
このテストにより私は、踵(かかと)重心のB、右肩と左腰を連動させるなど身体の使い方がクロスタイプの2、つまり、B2タイプであると判定されました。
人によっては微妙な差でしかなく、判別しにくい場合もあるとのことですが、私は明らかな違いがありました。
そしてこのB2タイプのプロゴルファーには、なんと逆Cフィニッシュで有名な“帝王”ジャック・ニクラウスがいました。
私は逆Cのままでよかったのです。ちなみにタイガー・ウッズはA2タイプ。
筋力うんぬんの前に、持って生まれた身体の使い方が違う、ということだったのです。
してはいけないこと
たとえばB2タイプが「やってはいけない」とされているのが次の動作です。
■フォローで左腕を伸ばすようなスイングはNG
■両肘の間にボールを挟んで打つドリルはNG
この4スタンス理論の面白いところは「そのレッスン、やめといたほうがいいよ!」と教えてくれている点です。
だってその動き、あなたにはできないから、ぜったい気持ち悪くてモノにならないから、と事前に診断してくれているのです。
そういえば無駄に努力していたことがあります。
左腕を伸ばすフォローに憧れたり、両肘を絞って打つ練習。
いつまでたってもできないばかりか、スイングもスコアも崩す一方でした。
ガッツポーズまでタイプ分けできる
自分と同じタイプのプロを探そう
確率としては4人に1人がタイガーと同じA2タイプになるのでしょうか。
タイガースイングを真似て練習できるだなんて羨ましい限りです。
ちなみに各タイプ別のトッププロとしては、
A1 アダム・スコット
A2 タイガー・ウッズ
B1 ローリー・マキロイ
B2 フィル・ミケルソン
などが挙げられます。
ぜひ自分と同じタイプのプロを探し当てて、上達への近道を歩んでください。
4スタンス理論については、私の個人ブログでもタイプ別に取り上げていますので、よろしければ参考にしてみてください。