プロゴルファー
オリオット
前半戦のスタッツで見る!今年のマスターズを大胆予想!
今年もマスターズの季節がやってきました。
今回は、直近のPGAスタッツを使って、プレーヤーの期待順位(アンダーパーの期待値)を算出してみました。
バーディを多く取れる選手は期待値も大きい!
マスターズに出場予定の選手で、PGAにスタッツが登録されている選手について、アンダーパー数の期待値を算出してみました。
算出方法は、平均アンダーパー数=-(平均バーディ数)+(平均ボギー数)を4倍(4ラウンド合計)したものです(小数点以下は切り捨て)。
スタッツはあくまで統計的(確率的)な数字なので、そこから算出される数字はあくまで期待値として考えます。
その結果、ジャスティン・トーマスが10アンダーで1位、リッキー・ファウラー、ジャスティン・ローズら4選手が2位タイ、ロリー・マキロイ、フィル・ミケルソン、ジョンソン・デイら6選手が6位タイとなりました。
松山英樹プロは、5アンダーの24位タイ、ジョーダン・スピースは4アンダーの33位タイです。
ジャスティン・トーマスの1ラウンド当たりの平均バーディ数は4.7(トップ)で、やはり、バーディをたくさん取れる選手は期待値も大きくなります。
ブライソン・デシャンボーの集中力に期待!
若手で活躍を期待したいのは、ブライソン・デシャンボー。
デシャンボーの期待値は、トップと3打差の7アンダー、12位タイですが、3打差ぐらいはちょっとしたことでひっくり返ります。
デシャンボーの強みは、集中力でゾーンに入り、ギャラリーや周りの環境を味方につけて、パワースポットのようになれることではないかと思います。
そうなれば、オーガスタの女神も微笑むでしょう。グリーンジャケットも近づいてきます。
Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメントで優勝した上田桃子プロは、「優勝は迎えにいかない。必ず来ると思って焦らずにやる」とコメントしていました。
プレーに集中し、好プレーを生み出せば周りの環境が反応し、それがまた集中力を高め、さらなる好プレーを生み出すという好循環、結果として優勝が近寄ってくる、ということなのでしょう。
松山英樹プロの爆発力に期待!
松山英樹プロのスタッツは、2017年をピークに下降気味なところが気になります。
1ラウンド当たりの平均ボギー数は、2017年の2.26、2019年の2.25とあまり変わりませんが、平均バーディ数は2017年の4.29から2019年には3.67に下がっています。
それでも、ショットとパットが上手くかみ合えば、驚異的なスコアを生み出す爆発力があります。
現在のスタッツから見れば明らかに不利な状況ですが、今年の松山英樹プロには、その爆発力に期待したいです。
今年のオーガスタでどんなドラマが展開されるのでしょうか?
世界中のゴルフファンに夢と感動を与える、闘志あふれるプレーを期待したいです。