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PGAツアーで注目したいスタッツは、平均バーディ数と平均ボギー数!

PGAツアーで賞金ランキングと関係の深いスタッツは何かを調べてみました。

ドライビングディスタンスやパーオン率はそれほど重要ではなく、1ラウンド当たりの平均バーディ数と平均ボギー数が重要であることがわかりました。

チャンスでバーディを取り、ピンチでパーセーブすることが勝利への道!

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昨年(2018年シーズン)のPGAスタッツを使って、賞金ランキングとの相関を調べてみました。

   スタッツ   賞金ランクとの相関係数
・ドライビングディスタンス    0.35
・パーオン率           0.35
・バーディ数(/ラウンド)    0.60
・ボギー数(/ラウンド)     -0.48
・パット数(/ラウンド)     -0.12
(±1に近づくほど相関が強い)

ドライビングディスタンスやパーオン率より、1ラウンド当たりのバーディ数とボギー数に相関があります。

これを言い換えれば、厳しいピンポジションの中でも、チャンスでバーディを取り、フェアウェイやグリーンを外したとしても、パーセーブできる(ボギーを少なくする)ことが勝利への道ともいえるでしょう。

(平均ボギー数)-(平均バーディ数)=アンダーパーの期待値

2019年シーズンの3月11日時点で、平均バーディ数を横軸に、平均ボギー数を縦軸にしてプレーヤーをマッピングしてみました。

Aグループは、平均バーディ数も平均ボギー数もトップクラスです。このグループには現在、ジャスティン・トーマス、ジャスティン・ローズらがいます。

Bグループは、平均バーディ数はトップグループ並みですが、ボギーがAグループより多いグループです。このグループには、リッキー・ファウラー、ジェイソン・デイ、ブライソン・デシャンボーらがいます。

Cグループは、平均ボギー数はトップグループ並みですが、平均バーディ数がトップグループより少ないグループです。このグループには、ダスティン・ジョンソン、チャールズ・ハウエル3世らがいます。

また、平均ボギー数から平均バーディ数を引くと、1ラウンド当たりのアンダー・パーの期待値を計算することができます。

今シーズンの松山英樹プロは調整不足でしょうか、残念ながらDグループにも入れません。

平均バーディ数3.91、平均ボギー数2.38は、決して悪い数字ではないと思いますが、他の選手が良過ぎます。

2019年マスターズの覇者は?

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今年もマスターズの季節がやってきました。

今年はどんなドラマが待っているのでしょうか?

現時点のスタッツから言えば、ジャスティン・トーマスやジャスティン・ローズらがいるAグループが有利に見えますが、何せ独特な雰囲気の中で開催されるメジャートーナメントですから、何が起きるか目が離せません。

期待を込めて若手を挙げるとすれば、ブライソン・デシャンボー、ザンダー・ショーフェレ、パトリック・キャントレーといったところでしょうか。

ワクワクしてきました。

それでは、また。