Gride

gettyimages/848684230
getty

初心者

しだしんご

80台へのカギは「パーオンさせないこと」!?

こんにちは!

念願の100切りを達成し、脱初心者となった次に立ちはだかるのが、スコア90の壁。筆者も7年程前までは、90~110の間を右往左往してました。

そんな私が、ある考え方をきっかけに楽に80台のスコアを出せる「コツ」をつかんでからは、80台でコンスタントにラウンドすることができるようになり、どんなに悪くても100を叩くことはなくなりました。

今回は、みなさんに少しでもスコアアップをしていただきたいという思いから、その「コツ」を伝授したいと思います!

全部ボギーで90。ここからスタート

getty

みなさんご存知の通り、現在多くのゴルフ場は18ホール、パー72で設定されていますね。

単純計算で、18ホールをすべてボギー(+1)でラウンドすれば、72+18=スコア90となります。

ということは、どこか1ホールでもパーが取れれば、スコア89になりますね。

今回80台を狙うための基本的な考え方は、まず「すべてのホールでボギーを狙う」ことです。パーを狙ってはいけません。

ラウンドの内1つでもパーが取れたら「ラッキー」。こう考え方を変えてみてください。

80台への第一歩として、まずこのことを念頭に置いてください。この考え方に変えるだけで、念願の80台への第一歩が踏み出せます。

全ホールボギーを取る戦略とは?

getty

しかし、ただ漠然と全ホールボギーを狙うという考え方では、弱いです。

目標は明瞭なのですが、過程が不明確なため、たいていは失敗します。というより、プレー中に設定した目標自体を忘れてしまいます。

そこで、全ホールボギーを取るための戦略を立てるのですが、それがタイトルにもある「パーオンさせない」という作戦です。

「パーオン」とは、各ホールの規定打数から2打引いた打数でグリーンオンさせることです。それをやってはいけないと言うのです。

みなさん「ゴルフはパーオンさせなければならないもの」と、どこかで考えていないでしょうか?

プロの試合をテレビ等で観戦しているから、そのイメージが強いのだと思います。

しかし、そのイメージが、スコアメイクしていく上で邪魔者なんです。

いつも無理にパーオンを狙いにいって、大きなミスをしてしまう。パーを狙うなら、当然パーオンさせなければなりません。

しかし、今回はボギーで良い。ということは、パーオンならぬ「ボギーオン」で良いのです。

ボギーオンとは、各ホールの規定打数から1打引いた数でグリーンに乗せること。

つまり、パー4なら3打でグリーンオンさせるということです。そこから2パットでボギーになります。

ボギーオンさせるためには「飛ばさないこと」

getty

私たちが通常プレーするゴルフコースで考えてみましょう。パー4であれば、白ティーからだと300~350ヤードくらいが多いと思います。

仮に330ヤードと仮定します。ボギーオン狙いですから、3打でグリーンの上に乗れば良い。

どうですか? 飛ばす必要があるでしょうか?

3打で乗せれば良いわけですから、330ヤード÷3打=110ヤードを3回打てればグリーンに届くわけですよ。

もしドライバーで200ヤード飛ばせれば、残り130ヤードです。

130ヤードを2回でグリーンに乗せる。何だかできそうな気がしませんか?

私たちアマチュアがやってしまいがちなのが、ボールが前に行けば行くほど有利な気がして、やみくもに飛ばそうとしてしまうこと。

そして結局OBになったり、池に入ったり、林の中でトラブルになったりということをやってしまいがちです。

今回のボギーオン狙いでは、「パーオンさせてはいけません」から、飛ばす必要がまったくないわけですね。

1打目にドライバーで、気楽にポーンと150~200ヤード「運ぶ」。

2打目はアイアンでカツーンとフェアウェイや花道に「転がす」。

3打目はグリーンにコロコロと「乗せる」。

最初のパットはリラックスしてカップに「寄せる」。

お先にでボギーパットを「沈める」。

どうですか? 楽チンに感じませんか?

ちなみに、最初のパットが寄せるつもりで入ってしまえば、パーですよ♪ ラッキー!!

プロのようなスイングやマネジメントは一切不要!!

getty

100前後を叩いているレベルの時に80台と聞くと、どんなスイングやプレーを想像しますか?

ダウンブローで、下半身リードで、ドライバーが280ヤード飛んで、アイアンはベタピンで……そう考えている方が案外多いと思います。

しかしそれは、プロゴルファーや競技レベルのトップアマチュアのお話。

彼らは、私たちが普段プレーしているゴルフ場のセッティングとは比べ物にならないほど距離も長く、タフなコースセッティングでラウンドしなければならないため、こういうスイングを身に付けなければ太刀打ちできないというだけです。

ハッキリ言えることですが、通常の白ティーから80台のスコアを出すのに、ドライバーは150ヤードも飛べば十分です。

アイアンも、ダウンブローなんて必要ありません。

だって、3打目で「チョコン」とグリーンに乗せれば良いだけなんですから。

もし、この作戦中にミスをしても、決して取り返そうとしないでください。

例えば、第2打で大ダフリしても、ボギーオンさせなければとグリーンを狙うのではなく、潔くあきらめて4打目でグリーンオンさせてください。

大丈夫です。最悪でもダブルボギーです。

この作戦を根気よく続けていれば、どこかで必ず「ラッキーパー」が来て取り返せます!

ナイスショットを打つ必要はまったくありませんので、気楽に、散歩でもしている気分で景色を楽しみながら、リラックスしてベストスコアを目指してくださいね♪

応援しています!!