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【30代以下】世代別!ゴルフ人口の減少理由
ゴルフ人口の減少に歯止めがかからない昨今、どのように打開すべきでしょうか。
ゴルフ人口の減少を食い止めるには、世代別に原因を把握する必要があります。
ゴルフ人口が減少している理由を世代別に探ってみましょう。
ゴルフ人口の現状と影響
ゴルフ人口が減少していることは誰しもが既知な事実でしょう。2016年に発表された日本国内のゴルフ人口の数は550万人と発表されました(レジャー白書2017年度版による)。
ゴルフ人口が減ったことで、日本国内ではゴルフ場の供給過多の状況が続いています。
立地に恵まれ多くの来場者が見込めるゴルフ場はいいですが、アクセスが悪く近隣との価格競争が激しいエリアのゴルフ場はプレー代を下げざるを得ません。
ピーク時には日本国内に約2400コース(世界第2位)あったゴルフ場ですが、現在は約2100コース(世界第3位)にまで減少しています。
今後もゴルフ人口の減少が続けば、それに伴ってゴルフ場の数も減少していくことは間違いないでしょう。
次章では30代以下のゴルフ人口が減少している要因と、これから始めようと思っている人(新規参入ゴルファー)の障壁となっている問題を取り上げていきます。
時間感覚が短い30代以下の若者
まずは1番若い世代のゴルフ離れの原因から紹介します。
以前は社会人になると会社の付き合いなどでゴルフを始める人が多かったのですが、現在は仕事の付き合いでゴルフを始めたという人がほとんど皆無に近い状態です。
若者がゴルフをやらなくなった理由は以下の通りです。
・車を持ってないのでゴルフに行けない
・時間がかかりすぎる
・マナーがよく分からない
・仕事とプライベートを区別したい
課題と解決策
もっとも障壁となっているのが、移動手段と時間です。
若い世代において車離れが進んでいます。車離れが進むと必然的にゴルフ場に行くことができないため、ゴルフをやろうという発想になりません。
また若い世代の人々は“時間感覚”が短くなっています。
それはスマートフォンやパソコンから素早く、簡単に情報を得る習慣によるものだと思われます。
手っ取り早く情報や物を手に入れる感覚が染み付いているので、わざわざゴルフ場にいって1日費やすというのはいまの若い世代の人達には合っていないのかもしれません。
またゴルフにおけるマナーもゴルフを始めてみようという人の障壁となっています。
以前は会社の付き合いがきっかけでゴルフを始めるのが一般的でした。そのため、会社の先輩がラウンド中のマナーについても指導してくれていました。
そうした背景がない今の若い世代の人には、マナーやルールを教えてくれる人がいません。
その状態でゴルフ場や、練習場に行って注意されてしまう。せっかくゴルフを始めてくれたのに、それではなかなか定着しません。
ゴルフにマナーがあることを知らないだけなので、若い世代を育成する受け皿となる既存のゴルファーやゴルフ場が必要です。