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ライフスタイル

亜月

ゴルフ上達のためにスコアカードの付け方を変えてみよう!

ラウンドをする時に、スコアカードに自分と同伴者のスコアを記入していますよね。

いまはスマホアプリを使って、プライベートラウンドのときは手書きでの記入はしない人や、カートにスコア入力機能がついているナビを用いて、1ホールごとに入れている人も多いと思います。

それらのスコアは、ラウンド後、どうしていますか? そのまま破棄してしまうという人もいるのではないでしょうか? 実はそれ、とってももったいないことをしています!

このスコアカードの付け方や見直し方ひとつで、ゴルフの腕が上達するかもしれません。

ぜひ実践してみてください。

スコアカードとは?

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ゴルフ初心者から上級者まで、馴染みのあるスコアカード。

このスコアカードとは、その名のとおり、コースでプレーをする時にスコアの記入をするためのカードのことですね。

自分だけではなく、同伴者のスコアも記入していけるよう、18ホールとも、4人分の枠が作られています。

コースごとに用意されたスコアカードは様々ですが、多くの場合は各ホールのティーごとのヤード数と合計ヤード数、規定打数(パー)がいくつか、各ホールの難易度を示すハンディキャップやコースの難易度を示すコースレートといった情報が一緒に記載されています。

スコア記入の枠外にはプレー年月日、天気、プレーヤーとマーカーそれぞれの署名欄があり、競技の際は、スコアチェックを行った上、署名します。

普段のスコアカードの付け方は?

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スコアカードは基本的に決まった書き方はありません。単純にラウンドを終えた時、アウトが何打、インが何打、それを合わせた合計が何打である、と、皆のスコアがわかればそれで役割を果たします。

スコアをそのまま記入する人もいれば、パーを基準として、ボギー(パー4のホールを5で上がるように、パーより1打多い打数)の場合、「+1」、バーディ(パーより1打少ない打数)の場合は「-1」といったように、オーバー数で記入していく人も存在します。

また、パーを「-」、バーディを「〇」、ボギーを「△」などといった記号で記入する人もいます。

同伴者が目上の人の場合、4枠あるうちの一番右(縦並びに枠がある場合は一番下)に自分の名前を書くと思う人もいるかもしれませんが、ゴルフの通例として、自分の名前はトップ(一番左、縦並びの場合は一番上)に自分の名前を記入し、スコアを付けていきます。

二番目以降は役職順、ハンディキャップ順など、自分の良いように書いていけば大丈夫です。

スコアカードへ記入する情報を増やしていこう

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さて、このスコアカードをどのように使うと上達への道筋になるのでしょうか?

その答えは、スコアカードへの記入情報を増やす、ということです。

あなたはゴルフの後に「今日のラウンドどうだった?」と聞かれ、詳しく説明することができますか?

ドライバーが右に出やすかった、あのホールでOBを打ったなど、印象に残っている場面の説明はできても、あとは薄ぼんやりと覚えている程度、という人も多いと思います。

スコアカードにはスコアだけではなく、各ホールのティーショットが右へ行ったか左へ行ったか、まっすぐ飛んでフェアウェイをキープできたのか、セカンドはどうだったか、アプローチはどうだったか……。

できれば、一打一打に使用したクラブとその結果を記入していってみてください。

後から見返した時に、「そういえばここでアプローチのミスをした」「セカンドで引っ掛けてしまった」など、その日のラウンドを鮮明に思い返すことができていきます。

長いスパンで統計を取るとミスの傾向がわかる

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「この日はたまたまドライバーの調子が悪かった」「引っ掛け癖が治っていなかった」など、「この日限りの不調」が発生することは、ゴルフでは良くあることです。

しかし、それを「今日限り」と思わずに、スコアカードを淡々と溜めていってみてください。

できれば、フェアウェイキープ率や、リカバリー率など、簡単に目で見てわかるよう、数字に表せていくとなお良いです。

「今日限り」と思っていたミスが定期的に出ていたり、いつも失敗する箇所が大したことないと見逃されていたり、3ヶ月や半年くらいの中長期にわたってスコアカードの統計を取っていくことで、自分自身ではわからなかった弱点やミスの傾向が、しっかりと数字となって見えてくるはずです。

得意・不得意が見えたら練習方法が変わる!

ここまでで統計を取ることができれば、あとは簡単です。

自分の弱点やミスの傾向のあるところを、重点的に練習するだけ。

普段練習場に行って、テーマを持って練習していますか?

とりあえずアプローチから始まり、アイアン、フェアウェイウッド、ドライバーと一通り打って、なんとなく良いような気になって、終わりという人も多いはず。

自分の弱いところを克服するために練習場に行けば、その時間と、かけるお金はとても有効なものになります。

アプローチが苦手であれば、極端な話、アプローチだけで練習を終わっても良いのです。何も考えずに一通りゴルフクラブを振るよりも、とても有意義です。

これからスコアカードの付け方を変えて、ゴルフの腕を磨いていきましょう!