初心者
もーりー
もうザックリやトップとはサヨナラ!長めのアプローチショットは胸をターン!
ラウンド中にOBやパット、バンカーと並んで大叩きの原因となりやすいのが、アプローチミスの連発です。
そこで今回は、“勝負どころでの長めのアプローチは胸を意識して欲しい”というお話です!
スコアを崩す大叩きの原因
ラウンドでスコアをまとめるために避けなければならないのが大叩きです。
100切りをするには+3以上は3回くらいで抑える必要がありますし、80台を目指すならダボ(ダブルボギー)はOKでも+3以上は1回でも出してしまうとかなりキツいですね。
その大叩きの一番の原因として挙げられるのはOBです。
プラス1打のペナルティーがついてしまいますから、その後にノーミスでもダボ以上がほぼ確定してしまいます。
次に多いのはパットですね。3パット以上が続いているようですとスコアはまとまらなくなります。
下りのパットがそのままグリーンからこぼれてラフやバンカーに入ってしまい、さらにそこから大叩きという経験は誰もが一回は経験したことがあるんじゃないでしょうか。
初中級者にとってはバンカーも要注意です。
ライや砂質の見極めを間違って脱出に何打も費やすパターンは初心者あるあるですよね。
そしてOBとパット、バンカー以外にも大叩きの原因になりやすいものがあります。
それはアプローチのミスを連発してしまうことです。
アプローチのミスはボディブローのようにジワジワ効いてくる
OBやパットのミスは大叩きに直結するのがわかりやすいのに対し、アプローチのミスはボディブローのようにジワジワ効いてきます。
ボディブローとはどういうことか? 実際に私が大叩きをしたシチュエーションを紹介します。
現場は350ヤードのパー4。グリーン手前に池はあるものの、上手くいけばパーも取りやすいチャンスホールです。
まず力みからティーショットをひっかけてしまい、深めのラフへ入れてしまいます。
2打目は、ラフにつかまったボールのライとグリーンそばの池を意識して手前に刻むという大人の対応。
そして3打目、40ヤードのアプローチ。
池越えだがアプローチウェッジでちょうどハーフショットの距離なんで大丈夫! と打った結果はザックリの池ポチャ……。
その後も打ち直しの5打目がトップしてグリーンの奥のバンカーに入ってしまいます。
バンカーは一発で脱出したものの、ロングパットを残してしまい3パットの9打で+5の大叩きになってしまったのでした。
ザックリとトップのアプローチミスを連発してしまった結果、ペナルティー1打に3パット、バンカー分の1打と大叩きに直結するパターンをすべて網羅してしまいました……。
長めのアプローチショットは胸をターンさせよう!
アプローチの中でもキャリーで20~60ヤードくらいのアプローチが特に大叩きにつながりやすいのではないでしょうか。
ラフから打つことも多いですし、これにバンカーや池も絡んでくることが多いですしね。
グリーン周りのアプローチでは、寄せワンを容易にとれる人でも難易度が上がるのは間違いありません。
30~60ヤードはフルショットができない距離ですので、振り幅をある程度調整する必要があります。
さらに緊張や欲が絡んでザックリやトップのミスが出やすくなるわけです。
そこでこの難易度の高い状況でザックリやトップを出さずにアプローチするにははどうすればいいのか、ということになります。
まず、ザックリやトップになる一番の原因を取り除く必要があります。
それは手打ちです。
振り幅を手を使って調整するとインパクトで緩めばザックリしやすいですし、ザックリしないように意識し過ぎると逆にトップも出てしまいます。
では、手打ちは絶対NGということはわかったところでどうするかってことになりますね。
手打ちがダメならやっぱりボディターンでしょ! って言いたいところですが、個人的にはこれもちょっと違うと思うんです。
フルショットではないので、ボディターンという言葉を意識し過ぎると逆にガチガチに力が入り過ぎたり下半身が動き過ぎて、これまたダフリやトップをしやすい気がするんですね。
そこで私がオススメしたいのはズバリ、胸をターンさせることです。
バックスイングから切り返しまではあまり意識せずに、インパクト直前からフォローで胸をクルッとターンさせます。
最後は胸がターゲット方向を向くまでターンさせます。
イメージとしては胸でクラブを振るつもりでいいと思います。
そうすることで手打ちでありがちな緩みが出づらくなり、インパクトが安定します。
ボディターンを意識し過ぎると下半身まで必要以上に動かしてしまいがちですが、胸をターンすることで下半身は余計な動きをしなくなりますよ。
私も最近のアプローチ練習で胸のターンを意識しているのですが、効果はテキメンです。
とくにザックリは本当に少なくなりましたよ!
あとは30~60ヤードのアプローチだけでなく、ピンから10~30ヤードくらいの距離でのピッチ&ランでも使えますね。
注意点としてはランニングアプローチは胸のターンよりはパッティングの動きに合わせたほうが上手くいくというところくらいですかね。
……ということで、長めのアプローチでのザックリやトップにお悩みの皆さん、胸のターンを意識するだけでアプローチ名人に変身できるかもしれませんよ!
興味を持たれたら次の練習やラウンドで試してみてください!
それでは。