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知っていますか?リオオリンピックで復活したゴルフの試合の方式

リオオリンピックでは、112年ぶりにゴルフがオリンピックの種目に追加されました。

そのことよりも相次いだ男子のトッププロの出場辞退が話題になりすぎてしまいましたが、次の東京開催に向けても、その試合の方式を一度おさらいしておきましょう。

リオオリンピックに出場できる選手は男女ともに60名

リオオリンピックには当然誰でも出られるわけではありません。世界のトッププレーヤーのみ、男女ともに60名となっています。

基本的に世界ランキングをベースにオリンピックランキングが作られ、その上位60名が、オリンピックに出場できます。

世界ランキングが15位までの選手は自動的に出場できることになっていますが、ひとつの国で出られる選手は最大で4名までというルールがあります。

女子は韓国勢がトップ15人の中に4名入っているため、4人の韓国人選手が、オリンピックの試合の方式に従いプレーすることになります。

試合の方式は4日間72ホールのストロークプレー

リオオリンピックのゴルフには団体戦がないため、あくまでも個人として国を背負っての出場となります。

試合の方式は4日間72ホールのストロークプレー。4日間ですが選ばれた60名ということで予選落ちなどはありません。

ラウンドは3人1組でラウンドすることになります。3日目と最終日の組み合わせは成績順で決まります。

最初の2日間は、同じ国同士が同じ組にならないよう、なおかつ各国のテレビ放送の時間帯を考慮して決められました。

1位から3位タイまでがプレーオフの可能性

普段のツアーですと優勝者を決めるためのプレーオフが行われますが、リオオリンピックの試合の方式でも同じくプレーオフが行われます。

ただし、普段のツアーと違うのは2位も3位も基本的には1人しか選ばれないということです。

オリンピックで用意されるのは金・銀・銅の3つのメダルだけですので、1〜3位までの順位をはっきりさせる必要があります。

そのため3位タイに2名以上の選手がいるような場合も、その選手たちで3ホールのプレーオフを行います。

2020年の東京では団体戦の可能性も

リオオリンピックでは準備期間の都合で、ゴルフは個人戦だけの開催となりましたが、他の競技と同様に、今後は団体戦についても検討されるでしょう。

今回は112年ぶりの開催ということで、テストケースという意味合いもありました。ここから改善点を見つけ2020年につなげていくことになります。

おそらく試合の方式としても団体戦も検討されることが予想され、2020年の東京では個人名での応援だけでなく「頑張れ日本」の言葉も、コース上のギャラリーから聞こえてくるかもしれません。

今回の結果を受けて、オリンピックのゴルフがどう変わっていくのかも注目されています。

出場辞退をした男子選手が多かったことも、今後の課題になることでしょう。

ツアーで勝つことの意味が大きい男子のトッププロが、いかにして東京に集まるのか、そのためのどのような試合の方式になるのか、2020年に向けてオリンピックのゴルフは目が離せません。