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ライフスタイル

PAR RUSH 01

良い球を打つ取引先の上手い人と、コンペの同組でマッチレースを展開!〜“新ラウンド日記”第11回

月例会などの競技では、年の差は関係なく、ハンディキャップもある程度わかっているので、自分のゴルフを展開できます。

しかし、これが仕事上のコンペとなると、事情は違ってきます!

取引先の少し若い人と同組でラウンドして、最後までデッドヒートを展開しました!

どちらが勝ってもおかしくない状況で、最後の勝敗を分けたポイントは何だったのかを考えます!

ドライビングレンジで、「良いスイングをしている! ドライバーも飛んでいる!」と感じて思ったこと!

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ドライビングレンジで、彼と顔を合わせて、「一度ご一緒したいですね!」と話をしていたことを、思い出しました。

練習を少し見た限りでは、スイングもしっかりしていて良い球を打ち、ドライバーは重い球を打っていました!

その日は同じ組で回ることになっていたので、手強い相手で、彼とはグロス勝負でベスグロをかけた戦いになる! 最後までマッチレースになるかも? という予感がありました。

予想通り、一進一退の展開で前半を終了したが、その差は1打!

練習場で確認したとおり、彼は堅実なプレーを展開して、予想通りの立ち上がりとなりました。

時折ミスは出ますが、その後のリカバリーがしっかりしていて、しのぐゴルフも展開していました!

途中で彼が珍しく連続ダボ(ダブルボギー)を叩き、6番を終わって私も彼も5オーバーで並んでいました。

その後、彼は1ボギー、私は2ボギーという状況で、最終ロングホール(パー5)を迎えました。

上図、私の軌跡は赤線、彼の軌跡は黒線で表しています。

双方、グリーン手前100ヤード以内から3打目です。

私は残り84ヤードでラフ、彼はそれより残り距離の少ないフェアウェイからでした。

私の3打目は完璧な距離感でピンそばにつきOKバーディー!

彼はややオーバーして、バーディーパットが惜しくも入らずのパーで、ここで1打差がついて前半を終えました!

前半を終わって、42対43の1打差ですので、まさに互角の戦いで予想通りと言える内容でした!

昼食の会話を挟んで、後半はさらにマッチレースの状況が激化!

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昼食で、彼に一言ジャブを入れました。

「上手なんですね! 朝の練習のボールを見て、これは手強いので、一生懸命ついて行こうと思って、ラウンドしています!」と言うと、「えっ、何ということを! 今日は一緒のラウンドを楽しみにして来ました!」と切り返してきました。

そして、後半が始まりました。コースガイドのGPS機器にスコアが入力されていて、この時点でベスグロの戦いは、私と彼にほぼ絞られました。

後半もホールバイホールで、一進一退が繰り返されました。

6番のハンディキャップ(HD)1のロングホールも両者パーで通過して、上がり3ホールを迎えて6オーバーで並ぶという激戦です!

しかも、目の前に相手がいるということですから、いやが上にも力も入ります!

上がり3ホールとなる7番ミドルでドラマが待っていました!

このティーグランドで、「マッチレースで、完全に二人に絞られましたね!」と彼に話かけました。

彼は、「そうですね!」と答えましたが、その表情は相当意識していて、硬いように感じました!

オナーの彼のティーショットは、それまで見たことのないスライスで、右のOBゾーンへ飛んで行きました。

彼はこのホールを含め上がり3ホールで、スコアを3つ落として、最終的に3打差がついてプレーを終えました。

★マッチレースを制したものは、淡々とプレーする「精神力」だったと思います。

★自分よりも若いのだから、飛んで当たり前! 飛距離にこだわらずにしのぐゴルフに徹しよう! という謙虚さが重要です。

★ゴルフは最後まで何が起こるかわからないということで、流れを無理に引き寄せない、流れに任せること!

最後は3打差がついたが、最終ホールでホールアウトした瞬間、本人には悔しさが滲み出ていた!

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ホールアウト後、彼の顔には悔しさが溢れ出ていました!

勝負に負けたことはもちろん、自分の不甲斐ないショットで、スコアを崩してしまったことなどが頭に去来したのでしょう!

「良い勉強になりました!」という言葉を、押し殺すように絞り出すのが精一杯でした。