ライフスタイル
レッスンプロ・クラフトマン 河野
固定観念に囚われるか否かが、ジュニアゴルファーと大人の違いです
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、ジュニアゴルファーと大人の違いについて、友人プロと会話したというお話です。
大人は、一度スイングの常識という物ができ上がると、その殻を破れません。
その点ジュニアゴルファーは、経験が少なく、まだスイングの常識と言われている物に囚われていませんので、良いことは何でも取り入れてくれます。
ジュニアゴルファー
仲間のレッスンプロにジュニアの育成に熱心なプロがいて、以前ジュニアの育成について聞いたことがあります。
友人プロ「ジュニアは、一人上手い子を確保すれば簡単だよ」
私「ほー」
友人プロ「ジュニアは、上手い子を見習ってどんどん上手くなるよ」
私「子供は、あの子にできるなら自分もできると思うのかな?」
友人プロ「正にその通りだね。その点大人は、散々失敗をして来ているので、上手い人を見ても『あの人は特別な人だ』と思っちゃうんだよ」
私「自分で自分にリミッターをかけちゃう」
友人プロ「そう。それにジュニアは、素直で言うことを聞いてくれるから、慣れれば大人を教えるより楽だよ」
ゴルフ教室
友人プロは、私にもジュニアのレッスンを勧めてくれましたが、私の環境ではジュニア教室は考えたこともありません。
すぐ近くに設備の整った大きな練習場があり、そこがジュニア育成にも力を入れています。
私のショップ(ビッグキャリーゴルフショップ)では、試打室の1打席しかありませんので、ジュニアに教えるにしてもマンツーマン指導です。
以前、出張レッスンで5人の教室を持ったことがありますが、自分としては、一人20分の制限時間内では教え足りない感じをいつも持っていました。
私の個人レッスンは、1回40分が基本ですので、じっくりと生徒様の悩みと成長に向き合えますし、成果も出ていますので、私は、この形を続けていくつもりです。
アンダースローでボールを投げるように打つ
私が今までレッスンをしていて感じるのは、ゴルフのスイングに固定観念が生まれてしまうと、その常識に囚われてしまいます。
一度それが正しいと思うと、その理論がその方に合わなくても続けてしまいます(長い間ご自分の壁が破れない方はその可能性が高いです)。
確かにその方の思っている理論は正しいのでしょう。
しかし、人間がそれを実行する場合、再現性が低く(難しい動き)、リピータブルなスイングができなければ絵に描いた餅です。
私が、アマチュア時代知り合いとスイング理論のことで論争になったことがあります。
私「アンダースローで、ボールを投げるようにフォロースルーを取れば、狙った場所に打てる」
知り合い「プロは、インサイドに振り抜けと言っているし、事実ターフは左に飛んでいる」
結局水掛け論で、お互いの主張を言い合うだけでその場は終わりました。
たぶん、これを読んでいただいた大勢の方は、知り合いの主張に賛同する方が多いと思いますが……。
ジュニアゴルファーなら「アンダースローで、ボールを投げるようにフォロースルーを取れば、狙った場所に打てる」という方法にチャレンジしてくれる人が多くいるのではないかと思います。
私の書いた「スマートなゴルフスイング」という本があります。
ぜひ読んで参考にしてみてください。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。