初心者
Golf72
【初心者向け】グリーンの傾斜の読み方の基本!
皆さんはグリーン上でライン(傾斜)を読むのが得意ですか?
自信を持って『得意です!』と言える人はなかなかな少ないですよね。上級者になっても自信を持って得意と言えるゴルファーはそうそういないので安心してください。
今回は、グリーン上で傾斜を読むのが苦手と感じている初心者ゴルファー向けに、傾斜を読む方法をいくつか紹介させていただきます。
ぜひ実際のラウンドで試し、自分に合う方法を選んでみてください。
※ただし、グリーン上でラインを読むことに時間をかけ過ぎてスロープレーにならないように十分注意してくださいね。
目次
忘れてはいけない! パターは距離感が最も重要!
最初にグリーン上でラインを読む話をする前に、お伝えしたいことがあります。
それはパッティングで最も重要なのは距離感ということです。
極端に方向がずれてさえいなければ、パッティングにおいて最重要となるのは距離感です。
特に、今回紹介させていただくようにラインがよくわからないということは、ごくわずかな微妙な傾斜ということですよね?
ごくわずかな傾斜の場合は、スライスラインか、フックラインかを一生懸命読むよりも、距離感を最優先に考えてパッティングしたほうが結果的にカップインする可能性が上がります。
傾斜を一生懸命読んで、距離感があてずっぽうでは本末転倒ということをしっかりと頭に入れておいてください。
傾斜が入り組んでいる時は距離感だけ!
日本国内のゴルフ場は割と素直な傾斜が多いですが、稀にとても複雑な傾斜のグリーンを持つゴルフ場があります(特に外国人の設計家が設計を担当したコースは傾斜が複雑になっている傾向があります)。
俗にいうスネークラインというものですが、このようなラインを読み切ることは、アマチュアゴルファーにとってはほぼ無理に等しいといってもいいでしょう。
むしろ直接入ったり、OKの距離につけることができたとしても、ほとんどたまたまでしょう(笑)。
初心者の方はスネークラインに出くわしたら、「真っすぐカップを狙って距離感だけ合わせる」と開き直ったほうがいいと思います。
スネークラインがある難しいグリーンでは、2パットで入れる必要もないので初めから3パットを想定しておいたほうが気持ち的にも楽ですね!
さて、ラインの読み方の紹介と言いながら、ここまで距離感が重要という話をさせていただきました。
微妙な傾斜の場合は左か右どちらに曲がるかよりも、距離感を最優先に考えたほうがいいということはご理解いただけたかと思います。
でもやっぱり「ラインをきっちり読んでカップインを狙いたい」「OKをもらいたい」という方のために、ラインの読み方を以下で紹介させていただきます。
ピンを挟んでボールの反対側から見てみる
グリーン上で自分のボールの位置からカップまでの傾斜を見る方法が基本ですが、もしその方法で左右や上り下りの傾斜がわからない場合は、ピンを挟んでボールの反対側まで行って、自分のボールのある位置と反対側から傾斜を見てみましょう。
ゴルフ場はプレーヤーを視覚的、心理的にだますように作られているのが基本です。
そのためグリーン上でも自分の方向からラインを読むと全然わからなかった傾斜も、反対方向へ行ってみるとすごくわかりやすいということは多々あります。
場所を変えて、自分の状況を客観的に見るというのもゴルフの実力の1つですね。
実際にボールを置いた時に傾きを見てみる
わかりづらい傾斜の場合は、グリーンマーカーをした状態でボールを一度置いてみた時のボールの挙動を観察してみましょう。
まっすぐな状態でボールを置いてボールがわずかに左に傾いたらフックラインです。反対に右側へ傾いたらスライスラインです。
ただし、傾斜やグリーンの速さを確かめる目的でボールを置いたり転がしたりする行為はマナー違反なので気を付けましょう。
裏技! グリーン周りの排水蓋を探す!
最後にどうしても微妙な傾斜でわからない時は、裏技があります。
これは私もキャディーさんに教えていただき『なるほど!』と思った傾斜の読み方です。
グリーン上で微妙な傾斜でどっちに曲がるのか迷ってしまった場合は、排水溝や池の位置を探しましょう。
ゴルフ場では雨が降った時、グリーン上やコース内に水が溜まらないように、コースの下には排水するための溝が作られています。
その溝を通して排水するため、排水蓋や池がある方向へコース全体を傾斜させています。
ということはグリーン上でも排水蓋の方向に向かってグリーンが傾斜しているため、基本的には排水蓋の方向へボールも曲がっていく計算です。
ライン読みに迷ったらグリーン周りの排水蓋や池を探してみましょう!
ちなみに排水蓋と似ているものに、散水用のスプリンクラーの蓋があります。それらを間違えないように注意してくださいね(笑)。
まとめ
グリーン上でのラインの読み方について解説させていただきましたが、微妙で迷うようなラインの場合は、大きく傾斜していないことがほとんどです(例外はあります)。
そんな時は迷わず距離感だけ合わせて真っすぐパッティングしたほうが、プレーのテンポもよくなり結果的にスコアがまとまるかもしれません。
また、ラインを読む時は同伴者がプレーしている間に済ませておくこと。同伴者のプレーの邪魔をしないことの2点を心がけましょう。