初心者
オニオンスライス
プレー時間6%のショットのためにできること?!【後編】
“プレー時間6%のショットのためにできること?!”の後編です。
前編では移動の時にできることをご紹介いたしました。
しかし、スイングのリズムを狂わすのは実は移動の時に「してはいけないこと」のほうなのです。
移動の時にしてはいけないこととは?
それでは、本コラムのメインテーマ“移動の時にしてはいけないこと”をご案内いたします。
ゴルフはスイング中のリズムが大切で、速過ぎたり、逆に遅過ぎたりすると、良い結果が出にくくなることは皆さまもご存知の通り。
では、スイングのリズムが乱れる原因はなんなのでしょうか?
ズバリ!“走ること”です!
ゴルフを始めて間もない頃は、皆さんも良く走っていませんでしたか?
最初の頃は“スコア”よりも“時間”が優先されることも多いのでしかたがありませんが、たいして急ぐ必要もない時でもつい走っていましたよね?
なぜ、走らないほうが良いのか?
ゴルフはミスショットが出ます。
正確に言うと、思ったショットができないことがあります。
と、いうよりほとんどのショットが思い通りにはいきません。
それはプロも同様です。
そして思い通りのショットができなかった時に、プレーヤーは反省をします。
「なぜミスショットになったのか?」
この分析をする時に一番重要なことは「いつも通りに打った」というしっかりとした基準があるかどうかなのです。
いわゆるルーティーンです。
ルーティーンの細かい説明は割愛いたしますが、次のショット地点までダッシュで駆け寄り、肩で息をしながらロクに素振りもしないで打ったショットがミスショットになったとしても、反省のしようがありませんよね。
だって、いつものルーティーンをすっ飛ばして、息を切らして打ったボールが、なんでミスショットになったかなんて知りようがありませんから。
まとめ
前の組がどんどん先に行ってしまったり、同伴者にスロープレーの人がいたりすると自分のプレーがフォーサム(4人組)の足を引っ張らないように、ついつい走ってしまいがちです。
マナーを重視するプレーヤーであればなおさらです。
周りに迷惑を掛けてまで“ゆっくり歩いてプレーしましょう!”とは言いませんが、それほど焦らなくてもいい場面で、自分のリズムを崩すような小走りを発動させてはいけません。
急がば回れ。
プロのように、ゆったりと次のショット地点まで移動して、いつも通りにルーティーンを行い、いいリズムでショットをしてみましょう。
たとえそれがミスショットになっても、ルーティーンをしっかり行っていれば、反省もしやすくなり次のショットの修正につながります。
ショットをしていない96%の時間をゆったり過ごすことが、良いスイングリズムを生み出し、結果的にプレー時間の短縮やスコアアップにつながるということを頭の片隅に入れておいてください。