Gride

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初心者

もーりー

残り240ヤードの2打目、3Wで狙ったAさんと9番アイアンで刻んだBさん

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

飛ぶと評判のボールに飛距離性能に優れたドライバー……。

確かに飛距離のアドバンテージがあるに越したことはありません。

しかしゴルフは、ボールを“遠くに飛ばす”ことを競うのではないと思うのは私だけ!?

飛距離は確かに魅力ですが……

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今や男子プロのドライバーの飛距離は300ヤードも当たり前、250ヤード以上飛ばす若い女子プロなんかも珍しくないという時代。

アマチュアにとっても飛距離はかなりのアドバンテージになりますから、少しでも飛距離の出るクラブやボールに飛びつきます。

確かに飛距離が出せればグリーン(ピン)により近づくわけですからね。

しかしちょっと待って!

飛距離を出すことにこだわり過ぎて逆にスコアを崩している人が数多くいるのも紛れもない事実なのです。

少しでもグリーンに近づけようと……

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先日のラウンドでのこと。

パー5の2打目地点で、AさんとBさんのボールはともにグリーンエッジまで220ヤード、ピンまでは240ヤード地点にありました。

ここでAさんが握ったのは3W(3番ウッド、スプーン)。

飛距離が出るほうではないAさんでは3Wでもまずグリーンには届きません。

それでも少しでも飛距離を稼いでグリーンに近づけようということでしょうが、フェアウェイからとは言え少し前足上がりの微妙なライです。

大丈夫かなと思っていたら……やはり上手くボールを拾えずのチョロ。

3打目もピンまで200ヤード近く残してしまいました。

いっぽうのBさんはパワーヒッター。

フェアウェイウッドだとグリーンに届く距離です。

しかしBさんが握ったのは9番アイアン。

深いラフと前足上がりにボールがあるので、無理をせずに3打目勝負ができるフェアウェイまでボールを運ぶことにしたのです。

その結果、3打目はピッチングウェッジ(PW)を使って楽々パーオン!

このホールをパーでホールアウトです(ちなみにAさんはその後もミスが続きトリプルボギーです)。

『ボールを運ぶ』意識が大切!

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Aさんはボールを飛ばして少しでもピンに近づけようとして失敗しました。

Bさんはパワーがあるにも関わらず、無理せずボールを運ぶことでパーオンに成功しました。

Aさんのように、とにかくボールをピンに近づけようと、長い番手を振り回して失敗を繰り返していてはスコアはまとまりづらいです。

ゴルフは“ボールを遠くに飛ばす”競技ではありません。

むしろ狙ったところに『ボールを運ぶ』ことが重要なのです。

皆さんもぜひBさんのように上手にボールを運んでスコアを縮めてくださいね!


というわけで今回はこのへんで。

それでは、また!