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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

55歳から始めるゴルフ。初ラウンドでの100切りを目指す(その2)

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

前回からの続きで、55歳からのゴルフ、tk様のお話その2、です。

読者様の近くにおられる55歳のゴルファーは、もうかなり悪いクセの付いたスイングをしていませんか。

それに比べtk様は、これからゴルフの基本を習うのです。

楽しそうなゴルフ人生が待っているかもです。

人間の体は歪んでいます。

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2回目のレッスンは、3日後に行いました。

「会社から早く帰れるので」ということで予約をいただきました。

ご自宅でのパターの練習の成果をお聞きして実際に打ってもらい、動画に撮り悪いところをレクチャーさせていただきました。

私「パターの練習をしていて何か質問がありますか」

tk様「アドレスが決まらないのです。どんな風にアドレスしたらいいのでしょうか?」

私「わかりました、ご説明します」 

パターは単純な動作とお思いでしょうが、ゴルフに必要な正確なショットとスイングの再現性をもたらす動作です。

パッティングの動きは小さな動きでユックリですが、インパクトの時にフェースが目標と正対していなければボールは目標に向かいません。

これは、ショットも同じです。

そのためには、いつも同じアドレスで、いつも同じボールの位置ということが必要です。

毎日練習をしていますと、今日は、パターの見え方が変だ、何か違うと感じる日があります。

それは、パターが変なのではなくtk様の体が変になっているのです。

ご自分では、左右5対5の体重配分と思っていても、実際には6対4だったりします。

人間には、230~365個の関節があると言われています。

そのため昨日と今日では、体の歪み方が違うのです。

左足体重です。

その体の歪みをなくすために片足体重にします(左足体重として話を進めます)。

ボールの位置は、左足片足体重にしたアドレスの形を作ったら、目の位置からボールを下に落とします。

落ちたところをボールの位置とします。

そして少しハンドファーストに構えれば、年間を通して同じ形のアドレスを取ることが可能になります。

パッティングのボール位置は目の下です。

次に、ショットの練習でボールを打ちます。

私が前に座り、ティーアップしたボールを小さな振り幅(40から50センチ)で打ってもらいます。

「大切なのはインパクトでフェースが元のアドレスの形に戻っていることですよ」と伝え、打ってもらいます。

たかが40から50センチの振り幅なのですが、上手く打てません。

私「体を動かしてはいけません、体を動かないようにして手打ちです」

プロは、体で打つと言いますが、プロの話をそのまま聞いても初心者の方には雲の上のレベルの話です。

まずは、手を使って打ちましょう(腕を振って打ちましょう)。

今回は、パターのお話が長くなってしまいました。

ショットのお話は、次回にさせていただきます。


私の書いた本の中に「100の壁にさよならをする」という本があります。

100切りを目指している方は、ぜひ読んで見てください。


レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。