初心者
sakura72
ゴルフ打ちっぱなしデビューガイド|服装・持ち物・システムを完全解説
ゴルフは、ドレスコードやマナーが厳しいなど、様々な制約があるスポーツとして認識されています。
初めて打ちっぱなし(ゴルフ練習場)に行く人は、「打ちっぱなしにもいろいろなルールやマナーがあるかも……」と、不安になるかもしれません。
けれど、打ちっぱなしはコースに比べても服装の規定などがゆるく、仕事帰りやお休みの日にも、気軽に行けるところです。
とは言っても様々な注意点がありますので、ここでは初めて打ちっぱなしに行く人のために、打ちっぱなしについて詳しくご紹介していきます。
1.打ちっぱなしとは?
「打ちっぱなし」とはゴルフの練習施設のことです。
ゴルフの練習場には、屋外練習場と屋内練習場がありますが、打ちっぱなしと呼ばれる施設は、屋外練習場のことを指します。
スイングを身に付ける打席だけではなく、パター練習場やバンカー練習場が併設されている施設もあり、弱点の克服にもってこいの場所です。
ゴルフ初心者の方は、まず打ちっぱなしで練習をして、ボールを前に飛ばせるよう練習しましょう。
2.打ちっぱなしの服装は基本的に自由
ゴルフコースでプレーする際は、ドレスコードと言って服装に一定のルールがありますが、練習場での服装には特に指定や規制はありません。
各々自由な服装で練習に来ています。
仕事帰りのスーツ、動きやすいジャージやジーパンの服装など、みなさん様々な格好で練習をしています。
なんとなくゴルフと聞くと「襟付きシャツ」が義務のように感じている方もいるかもしれませんが、打ちっぱなしでは、Tシャツなど襟付きでない服装でも大丈夫です。
気兼ねせず、自由な服装(体を動かしやすい服装)で出掛けましょう。
3.靴はゴルフシューズやスニーカーを着用
打ちっぱなしでは服装は自由ですが、足元も自由かと言うとそうではなく、靴はゴルフシューズやスニーカーを必ず着用するようにしてください。
まれに革靴やパンプスで練習をしている人も見かけますが、どちらも足がホールドされにくく、軸がぶれてしまうとミスショットにつながりますし、足を痛める可能性もあります。
ヒールでの練習などはもってのほかです。
ゴルフシューズやスニーカーを着用する際は、靴下を履いていたほうがいいでしょう。
4.打ちっぱなしでの基本的な服装
男性・女性別に、打ちっぱなしでの基本的な服装をご紹介します。
男女ともに、最も好ましい服装は、上下ともに動きやすいものです。
伸縮性のないぴったりと体に密着する服装は、動きづらいので避けるようにしましょう。ゴルフではスイングする際に体をひねるため、密着する服装だと体の動きを邪魔してしまいます。
どのような格好をしていけばわからないという人は、参考にしてみてください。
男性の場合
男性の場合は、仕事帰りであってもジャケットを着てプレーをするのではなく、ワイシャツやTシャツなど、動きやすい服装になってから練習することをおすすめします。
靴は革靴を履いている人もいると思いますが、必ずゴルフシューズやスニーカーを着用しましょう。
人によってはスニーカーなどで練習場へ来て、ゴルフシューズへ履き替えて練習する方もいます。
女性の場合
女性も男性と同じで、上下ともに動きやすいものを身に付けるようにしてください。
ただし、いくら動きやすいと言っても、胸元が開いた服装や、極端なミニスカート、丈の長いスカートやフレアスカートなどは、ゴルフ練習をする上では不適切でしょう。
靴に関しても、男性と同じで、ゴルフシューズやスニーカーを使用しましょう。
もしゴルフの練習がデートの一幕だったとしても、間違ってもサンダルやヒールのある靴を履いてのプレーはやめましょう。
打ちにくいですし、脱げる、足をひねってケガをするなどの原因になりかねません。
ゴルフはスポーツなので、ウェア、シューズともにスポーツができる服装を心がけることが大事です。
5.夏に打ちっぱなしを利用する時の注意点
打ちっぱなしは、基本的に屋外に設置されている場合が多く、気温の変化をダイレクトに受けやすい場所です。
夏はTシャツやポロシャツ、ハーフパンツなど、動いても熱がこもらない服装で熱中症対策を心がけましょう。
かつ、防虫スプレーで蚊やハエの対策、タオルなどで汗をかいた時にもサッと拭ける準備をしておくと安心です。
練習時間と打席によっては日光を直接受けることも考えられますので、帽子やサンバイザーをがあると良いですね。
特にサングラスや帽子、サンバイザーなど、実際にラウンドをすることを想定して、ラウンド時と同じような格好で練習して慣れておくことも大事です。
6.冬に打ちっぱなしを利用する時の注意点
冬は、特に朝方や夜は冷え込むため、寒さ対策が必要です。
しかし、あまり厚着をしても動きづらいため、長袖シャツやニットなど動きやすい服装の上に、ウインドブレーカーやダウンベストなど、その時に応じたものを重ね着することをおすすめします。
寒い中とはいえ、熱心に練習を行うと、熱くなって汗をかいてきます。
重ね着しておけば、その時々にちょうど良い温度に調整可能です。
練習場によっては、冬はヒーターを設置してくれているところもあります。
7.打ちっぱなしに行く際の持ち物
初めて打ちっぱなしに行く時は、何を持っていけば良いのでしょう?
最低限必要なもの、あると良いものをお伝えします。
ゴルフクラブは各施設でレンタルできるところも多いため、ゴルフを始めてすぐに手に入れる必要はないでしょう。
ゴルフグローブ
初めて練習場を利用する際に準備しておくべきものが、ゴルフ用グローブです。
素手でクラブを握ってボールを打つと、インパクトの瞬間にグリップと手がずれて摩擦が起きることで手の皮がめくれたり、マメができたりしてしまいます。
それを防止する目的として、ゴルフ用グローブは必須です。
また、素手でグリップを握ると、手に汗をかいた時などに滑りやすくなるため、グローブをして一定のグリップ力を得るという目的もあります。
ゴルフ用のグローブは事前に準備できなくても、練習場で販売していることが多いので、もし忘れてしまった場合には購入しましょう。
試着をしてみて、少しきついなと思うくらいのサイズのものが合っています。
ネイルをしている女性用に指先が露出しているグローブや、冬の寒い時期に暖かくなる生地で作られたグローブもありますので、機能性を確認してグローブを選びましょう。
ゴルフシューズ
上記の基本的な服装でもご紹介しましたが、打ちっぱなしでは、ゴルフシューズでなく、手持ちのスニーカーでも問題はありません。
もし、コースデビューをする予定で打ちっぱなしに行くという人は、街のゴルフショップや練習場に併設されているショップで手頃な値段のゴルフシューズが売っていますので、一足購入しておきましょう。
練習場と違い、実際のコースでは、スニーカーは着用不可で、ゴルフシューズが必須となります。
ケガなどの恐れがあるため、必ず自分の足のサイズに合ったゴルフシューズを選びましょう。
財布
打ちっぱなしでは、場所によって料金体系は異なりますが、1球いくら、1時間いくらというように、ボールを購入する必要があります。
そのため、財布は必ず持っていきましょう。
現在ではキャッシュレスが広がっていますが、現金しか使えない打ちっぱなしもありますので、初めて行く打ちっぱなしの場合は、念の為現金を持っていくようにしてください。
打ちっぱなしは場所によってシステムが違う
実は打ちっぱなし練習場のシステムは、場所によって様々で、ベテランでさえ初めて行く練習場では支払いやボールの買い方などに戸惑うケースがあります。
そのため、初めて利用する場合は恥ずかしがらず、「初めて来たので利用方法がよくわからない」と受付で一言伝えてみてください。
以下に一般的なゴルフ練習場のシステムをまとめてみました。
打ち放題(時間制) or 1球打ち(従量課金制)
打ちっぱなしには、時間内ならば無制限でボールが打てる「時間制」というシステムと、打ったボールの分だけ料金が加算されていく「従量課金制」というシステムがあります。
多くの練習場ではどちらかのシステムを採用していて、練習場によっては好きなほうを選べる場所もあります。
時間内に球数を気にせずたくさん打ちたい方には時間制、体力的にそこまで打てない方・打つ必要がない方には、従量課金制をおすすめします。
ボールはプリペイドカードを購入 or コインを購入
ボールの購入方法も場所によって変わります。
プリペイド方式の練習場の場合、まず一定額のカードを購入して、打席についているカード挿入口へカードを入れて利用するシステムのところがあります。
カードは受付で購入するか、最近多いのが、設置された券売機で購入するかの方法どちらかです。
昔ながらの練習場では、受付時に数枚のコインを渡され、ボールの自動貸し出し機へコインを入れるとボールが料金分出てきて、コインを使った分だけの料金を精算するという場所が多いようです
こうしたところでは貸し出し機の近くにカゴが設置してありますので、ボールが落ちてくるところにカゴを置いてボールを受け、自分の打席に持っていきます。
自動ティーアップ or 手動
ティーアップの方法もゴルフ練習場によって変わります。
まず地面の下にボールが出てくる穴が開いており、そこから自動的にティーアップされるシステム(ティーの上にレールなどを使ってボールが下りてくるところもあります)。
地面からティーが出てきているところでは、ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティクラブなどがそのまま打てるようになっており、ティーの高さも自分で調整できます。
レールなどを使ってティーアップするところや、手動式の場合は、ゴムティーが置いてあって自分でボールを乗せて打ちます。
ティーは、打席に違う高さのものが何種類か用意されていることが多く、自分の好みの高さに交換して練習します。
ホームページなどでシステムを公開している打ちっぱなしも多いので、事前にチェックしてから行くといいでしょう。
打ちっぱなしでの禁止行為
打ちっぱなしを安全に利用するために、禁止行為を頭に入れておきましょう。
毎日多くの人が出入りする打ちっぱなしには、お年寄りや、まだ力の弱いキッズゴルファーたちも訪れます。
必ず安全に利用するよう心がけてください。
他人の打席に立ち入る
友人や知り合いと一緒にいるとなんとなく近くで見たくなる時もあります。
しかし、一度スイングに入ってしまうと、すぐには止められません。
ゴルフクラブが人に当たれば大ケガにつながる可能性が高いです。
自分だけでなく、ケガをさせてしまった人や練習場の方にも迷惑がかかりますので、ゴルフクラブが届く範囲内に近づくことは絶対にやめましょう。
パター練習場でアプローチ練習をする
練習場の中にはパター練習場が併設されているところもあります。
パター練習場は、パターのみを練習する場所であり、アプローチ練習や、付近で素振りをすることは禁止されています。
パター練習をしている時、気付かずアプローチのボールや素振りが当たってしまう事故につながるからです。
アプローチのミスにより、打ちっぱなしの施設を破損させてしまったケースもあります。
施設への賠償や傷害の補償をしなければいけなくなる可能性が高いので、禁止行為はしないようにしましょう。
これは、実際のゴルフコースでも同様で、練習グリーンの周辺でアプローチや素振りをしてはいけないことを覚えておきましょう。
大声で話す
打ちっぱなしは他のお客さんも利用していますので、大声で話をしていると、周りの打席の人たちがうるさいと感じるでしょう。
意外と本人たちは気にしないものですが、長時間大声で話していると、トラブルに発展することも少なくありません。
知人同士で練習をする場合でも、周りの人たちへの配慮を忘れないようにしましょう。
知らない人にレッスンを始める
頼んでもいないのに、知らない人に向かってレッスンを始める行為を見かけるケースがあります。
打ちっぱなしデビューで「人に教える」という行為はなかなかしないとは思いますが、上達した時に、他の初心者を見かねて思わず口を出してしまうこともあるかもしれません。
こういった行為は多くの打ちっぱなしで禁止されていることが多く、禁止されていなくても“教え魔”と呼ばれる立派な迷惑行為です。
もし自分が見知らぬ人に頼んでもいないレッスンをされた場合は、打ちっぱなしのフロントなどに相談するといいでしょう。
まとめ
打ちっぱなしは一般的なマナーさえ知っておけば、怖いところではありません。
初めて行く場所は不安に感じるものですが、そこまで心配しなくても大丈夫。
むしろ打ちっぱなしはボールを好きなように打てる、とっても楽しいところです。
この「打ちっぱなしデビューガイド」を読んで、ぜひ打ちっぱなしへ行ってみてください。
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