ゴルフクラブ
オリオット
ユーティリティをもっと活用しよう!~クラブセッティングの話(2)
オリオットのクラブセッティングは以前紹介しましたが、5番と6番アイアンを抜いてユーティリティを入れることにしました。
そのクラブ選択の方法などについて紹介いたします。
ユーティリティはミスヒットに強い!
ユーティリティのメリットは、アイアンに比べてミスヒットに強い点が挙げられます。
ユーティリティは、クラブヘッドの重心が深く、スイートスポットが広くなるので、多少芯を外してもある程度ボールは飛んでくれます。
アイアンのダフリは、ほとんど飛距離を稼げずガッカリしてしまいますが、ユーティリティの場合は多少ダフリ気味でもソールが地面を滑ってくれるので、ボールはある程度飛んでくれます。
以前から、5番、6番アイアンでダフリやトップなどのミスショットが時々出てしまい、不安を抱えていました。
ユーティリティに替えたことで、170ヤード前後の距離を比較的不安なく打てるようになりました。
6番アイアンと同程度の飛距離を出せるユーティリティの選び方
ユーティリティは、メーカーによって様々なロフト角・シャフト長さ・番手などがあります。
その中でも飛距離が気になるところですが、以下の様な方法でロフト角とシャフト長さから飛距離を推定することができます。
(1)シャフトが1インチ長くなると、ヘッドスピードは約1メートル/秒(m/s)速くなる。
→これは、ミート率を1.4とすれば、5.6ヤード(=1m/s/秒×1.4×4)の飛距離アップに相当します。
(2)ロフト角1度の違いは約1ヤード飛距離差を生む。
→これは、例えばシャフト長さが同じだとすると、ロフト角が1度大きくなれば、飛距離が約1ヤードダウンすることを意味しています。
(1)と(2)を単純に足し算すると、基準となるクラブとの飛距離差になります。
オリオットの例で言えば、GBB EPIC STAR(キャロウェイ)の7番(37.5インチ、26度)アイアンの飛距離は約150ヤード。
これを基準にすると、GBB EPIC STAR6番ユーティリティ(39インチ、26度)は、(1)+(2)=8.96+0=~9ヤードの飛距離アップ、推定飛距離は159ヤードになります。
入れ替えた6番アイアンの推定飛距離は157ヤードですので、ほぼ同じ飛距離が期待できます。
クラブを選択の際には、(1)と(2)の合算で推定飛距離を計算してみると良いでしょう。
クラブの重さと長さの関係をチェック
5番と6番アイアンを抜いて、5番と6番ユーティリティを入れた場合のクラブセッティングです。
クラブ重量と長さの関係が直線的になるようなクラブセッティングが良いことは以前紹介しましたが、今回の変更で以前より全体のバランスが良くなったような気がします。
160~170ヤードを狙う時の不安が少し解消されたことに大きな意義があります。
ユーティリティをもっと活用してみたいと考えている方がいらっしゃれば、参考にしてみてください。