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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

練習場シングルを卒業するためにはどんな練習をすればいいのか(その2)

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

「練習場シングル」と言われ、練習しているのに報われない……そんなあなたも練習方法次第で練習場シングルを卒業できますよ。

ボールとガムテープの間を1センチ開けます

m様は、初回のダフリと空振りの解説で、ご自分のボールのとらえ方が間違っていることをわかってくれました。

なぜ、コースではダフってしまうのかも良くわかったようでした。

そして行ってもらった練習は、ボールの手前に1センチ幅にちぎったガムテープをボールの手前に貼り、そのガムテープを取らないようにボールを打つという練習方法です。

良く知られた方法ですが、実際に行っている方は練習場で見かけません。

少し手間ですが、コースで打つ緊張感を持てる、とても良い練習方法です。

私「最初はトップでも良いので、ガムテープを取らないように10球ボールを打てれば合格です」

最初のショットは恐々と本当にトップで、その後もトップ気味のショットでボールに当たっていましたが8発目にはガムテープを取ってしまいました。

私「今、ガムテープが取れてしまったのは、頭の上下動が原因ですよ」

m様「そうですか?」

私「今のショットは、コースではグリーン手前のバンカーですね」

良いショットを打つためには、いろいろ守らなければならない事が多いのです。

今の“頭を残す”などは基本中の基本です。

ガムテープを取らないように打つには?

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強く打ちたくて体重移動を多く取ればミート率が下がります。

練習場では許される事もコースでは大きなミスにつながります。

ガムテープを取らない練習もフルショットをすれば何発も打たない内に取れてしまいます。

m様「ガムテープを取らないで打つのは緊張するし、結構難しいですね」

私「いろいろな事を考えなくてはならないでしょう。上級者は毎ショット、一瞬で様々な事を考えているのですよ。今m様は、打つ事だけを考えていますが、現場では、風やライなど頭はフル回転していますよ」

m様「そうなんですね」

私「ガムテープを取らないで10球打つための注意点は、“頭を動かすな”、“体重移動を抑えろ”、“入射角をV字にするな”、“ヘッドの最下点はボールの先”、などです。これらは、コースで安定したショット(ダウンブロー)を打つために必要なのです。

それには、フルショットをしていたらミスショットの確率が高くなってしまいます。

まずは、ガムテープを取らないで10球クリアーする練習を続けてください。

やがて大きな花が咲きますよ

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今練習している、ガムテープを取らないように打つ事も慣れて上手く打てる様になれば、一瞬にしていろいろ重要な事ができるようになりますよ」

m様「できるんですかね」

私「ミスした時に原因を考えながら取り組めばできますよ。このガムテープを取らないように、10球の内8球普通に打てるようになれば80台でラウンドできるショット力ですよ」。

コースでは、たくさんの事を考えなくてはなりません。

毎ショット違う条件で違うライで違うクラブで打つのです。

コースで良いスコアを出そうと思ったら、対応力と我慢だらけです。欲望のままにボールを打っていたら必ず痛い目を見ます。

練習場は、良いショットを打っている人が近くにいると、負けん気が起きついつい力んでしまい良いショットを打つのが目的になってしまいます。

コースでも同伴競技者が飛ばし屋だった場合、自分も力んで飛ばしに走ればスコアになりません。

コースでは、一つ一つのショットに一喜一憂することなく全体を管理しなくてはいけないのです。

それが練習場と違うところです。

次回もコースで役立つ練習方法です。

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。


私の書いた本の中で今回のテーマで参考になる本は、「75%のゴルフで上手くなる」という本です。

できるだけ簡単なスイング理論でゴルフをプレーしたい方はぜひ読んで見てください。