ゴルフスイング
Nick Jagger
絶好のライからチャックリ、トップが出ちゃうのは芝質のせいかも!?
グリーン手前のフェアウェイ、ライも平らだし、ピッタリ寄せワンで上がりたい状況ですよね。
ところが、ボールの手前を大きくダフったり、トップしてグリーン奥まで行ってしまうことって、結構ありますよね。
簡単なアプローチと決めつけない
たとえ、グリーンまで届かなかっとしても、フェアウェイの平らなライにボールがあれば、アプローチショットで寄せることはそれほど難しくはありません…、と言いますが、現実はどうでしょうか?
簡単だと思い、自信を持って打ったショットが、大きくダフったり、トップしたり、グリーンに乗せることさえままならないという経験は、意外と多いのではないでしょうか。
なぜ、簡単なはずのアプローチが上手くできないか、それはフェアウェイにあるということだけで、簡単だと決めつけてしまうところに問題があるのです。
同じフェアウェイでも、微妙なライの違いによって、実はショットの難易度も大きく変わるのです。
同じ暖地型の芝でも難易度が変わる
プロゴルファーが特に気を付けているのが、芝質の違いです。
日本国内で使われている芝は、大別すると2種類あります。
北関東以北で主に使われるケンタッキーブルーグラスなどの寒地型芝(洋芝)と、それ以南で使われるコーライ、ヒメコーライなどの暖地型芝(和芝)です。
暖地型の芝は茎や葉が太く硬いため、ボールが芝の上にきれいに浮いた状態となり、比較的打ちやすいのです。
芝の密集度が高いヒメコーライの場合は、管理のいいコースだと、まるで練習場のマットのようにクラブのソールが滑ってくれます。
それに比べてコーライは密集度が低く、育成状態がよくないと、フェアウェイであっても芝の根が露出し、打ちにくいライとなることもあるので要注意です。
洋芝はクリーンにヒットする意識を持つ
洋芝は、1本1本の茎や葉が柔らかく、ボールは少し沈んだ状態になるのが特徴です。
コーライなどに比べて、よりクラブヘッドを上から入れ、クリーンにボールをヒットする意識で打たないと、簡単にダフってしまいます。
芝の種類、ライの状況によって、クラブや打ち方を変える周到さが、アプローチショットには必要なのです。
冬場はもちろん、夏でも、たとえフェアウェイでも細心の注意を払ってライを観察して、芝の種類に関わらずナイスアプローチできるようにしたいですね。