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【仕事としてのゴルフ(2)】現在の市場規模は?

好きなゴルフを仕事にしたい!

しかしゴルフ業界というと不景気な話題が度々話題に上がります。

そんな業界に転職してもいいんだろうか? もちろん迷いますね。

ビジネス視点から見るゴルフ市場は、実は1兆円を超える超巨大市場です。

記事中の数字の出典:ゴルフ特信 6117号、ゴルフ場セミナー2018年4月号

縮小傾向の市場規模

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バブル崩壊後、ゴルフ業界は、ゴルフ人口、ゴルフ場数などが年々減少傾向が強まっています。

1994年に1200万人いたゴルフ人口は、2016年にはなんと550万人まで減少したとの発表もあります。

ゴルフ人口がこれだけ減少しているなか、ゴルフ関係の市場規模はどのような変化を見せているのでしょうか?

ゴルフ場市場

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1992年:1兆9610億円→2013年:9010億円

ゴルフ場市場もピーク時の約半分の市場規模となっています。

ゴルフ人口の減少に加えて、ゴルフ場のプレー単価の下落が要因として挙げられます。

バブル期のゴルフ場は“断るのが仕事”と言われるぐらい連日満員で平日でも2万円、土日になると4万円超えも当たり前でした。

しかし現在は土日でも1万円を切ってプレーできるゴルフ場もあります。

ゴルフ練習場市場

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1993年:3140億円→2013年:1290億円

練習場の市場規模も約半分に縮小しています。

ゴルフ人口の減少が進めば練習場に行く人が減るのは当然です。

練習場でも設備投資ができる人気の練習場と、設備投資ができず低価格路線にシフトしていく練習場とで二極化が進んでいます。

ゴルフ用品市場

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1991年:6260億円→2013年:3400億円

ゴルフ用品市場も近年縮小傾向です。年間ゴルフ用品に支出する費用の割合を見てみると、これも70歳以上の高齢者の割合が高くなっています。

ただ、うれしい傾向もあります。

ここ最近の調査で20代の若者のゴルフ用品への支出(特に女性)が増加傾向にあります。

最近では“インスタ映え”などゴルフが写真映えすることが注目され、若い世代でゴルフを始めてみようという流れが強まっているようです。

まとめ

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ゴルフ業界は、各分野がピーク時の規模から約半分になっている状態です。

ただ、半分になったと言っても各数字を合計して見ると、1兆円を優に超える巨大市場です。

今後も全体的な減少傾向は続くと思われますが、まだまだ潜在的なゴルファーが日本国内にはたくさんいると言われているので、その潜在ゴルファーにアタックすることができればゴルフ業界にはまだまだビジネスチャンスがたくさんあるはずです。