ゴルフコース・練習場
宮下芳雄@プロゴルファー
大洗ゴルフ倶楽部には趣と余裕がありました
こんにちはゴルフコーチの宮下芳雄です。
先日、大洗ゴルフ倶楽部さんへ初めてお邪魔してきました。
2018年関東クラブ対抗戦予選競技が同コースで開催されるのですが、対抗戦に出場するJGMセベバレステロスGCの代表選手と一緒に練習ラウンドでお邪魔してきました。
今回はコース以外のことにも目を向けて、大洗ゴルフ倶楽部を私の目線でお伝えしたいと思っています。
目次
ゴルフ場の入り口の様子
門構えはとてもシンプル。
きらびやかな装飾はありませんが、重厚感と存在感を強く感じました。
そしてゴルフ場の敷地に入ると少し緊張してきました!
駐車場から既に趣が漂っています!
写真は駐車場からクラブハウス方向を見た風景です。
場内の松が左に曲がっていることに気づきますね!
立派な松が倒れそうなくらいに曲がっている様子は圧巻です。
海からの強い風が年間を通して吹いていることが分かりますね。
まさにこの景色に名門コースの趣を感じられます。
シンプルなロッカー
フロントで受付を済ませてロッカーへ移動しました。
会社のロッカーみたいだと言う方もいますが、シンプルイズベストです!
そしてロッカー内はしっかり清掃が行われていました。
さすが名門コースですね!
大洗ゴルフ倶楽部のマスコット
大洗ゴルフ倶楽部のマスコット猫ちゃんです。
キャディさんにお聞きしたら、じつは野良猫とのこと。
当日は気持ち良さそうに日向ぼっこしていました。
ゴルフ場スタッフだけでなく大洗ゴルフ倶楽部のメンバーさんからも可愛がられているとのことです。
とても人懐っこくて、その仕草に癒される猫ちゃんでした。
久しぶりの歩きラウンド!
大洗ゴルフ倶楽部さんは、名門コースとあって18ホール、すべて歩きです。
乗用カートでのラウンドに慣れているゴルファーさんは歩き疲れちゃうかもしれませんね。
じつはゴルフコーチの私ですが、ここ最近は乗用カートでのラウンドが多く、少し体力を心配しながらプレイをしていました。
大洗ゴルフ倶楽部名物?!
ドライビングレンジでの練習から戻ってくるとパッティンググリーンの脇に雨傘が干してありました。
じつはこの光景、雨あがり後の大洗ゴルフ倶楽部名物とのこと。
インスタ映え間違いなしの光景です。
雨上がりの翌日はぜひパッティンググリーン脇にご注目ください!
大洗ゴルフ倶楽部ヒストリー
ここで少し大洗ゴルフ倶楽部についてお話をさせてください。
大洗ゴルフ倶楽部は、茨城県東茨城郡大洗町にあるゴルフ場。
開場は1953年、茨城県内有数の名門コースとして知られています。
コースレートは74.4(バックティー)、日本屈指の難易度を誇っています。
設計者は名匠井上誠一さん。
鹿島灘に面しているシーサイド・リンクスであることもあり、一年を通して海風が吹き、多くのゴルファー悩ませています。
全体的なコースの特徴はフラットでストレート。
一見すると簡単に感じますが、12番や15番ホールに代表される自然の松林を使ったハザード(空中ハザード)があり、元々の自然を活かした戦略性の高いデザインのゴルフ場です。
くわえてアゴの高いバンカーがグリーンの周りに多くデザインされていることも大きな特徴です。
過去に行われた男子ツアーは、1998年に行われた日本オープン(優勝は田中秀道)、さらにダイヤモンドカップゴルフは10年間、開催されていました。
空中ハザード
右上に見える松は大洗ゴルフ倶楽部特有の罠、「空中ハザード」です。
松の枝がフェアウェイ側に伸びてゴルファーの邪魔をしています。
ティーショットではフェードボールを打つ技術を必要とするホールです。
さもないと左のラフや林へボールを打ちこんでしまったり、松の枝にボールを落とされてしまうトラブルになってしまうのです。
バンカーにも空中ハザードが!
空中ハザードはグリーン周りにもあります。
そんなこともありグリーンを狙ったセカンドショットでも十分に注意をする必要があります。
ピンの位置に関わらず安全にグリーンオンを狙うのか、テクニックを駆使し上手く空中ハザードを回避するのか?
写真の松はバンカーを覆い隠すようにデザインされています。
もしボールがバンカーに入ってしまったときは、神に祈りましょう(T▽T;)
フェアウェイの真ん中にも空中ハザードが!
フェアウェイの真ん中にも大きな松が植わっています。
木の上はもちろん、枝が低い場所からも横に伸びているので枝の下を打ち抜くことも難しくなっています。
ゴルファーの技術を試される状況ですね!
木の真後ろにボールが行ってしまった場合は、インテンショナルボール(わざと曲げて打つ)しかないかもです(*´Д`*)
以上、大洗ゴルフ倶楽部ラウンドレポート前編でした。
後編へ続きます!