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“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ!第20回・番外編「紫雲ゴルフ倶楽部」

毎回ご覧いただいているこのシリーズも、第1回の平塚富士見CCから数えて節目の20回を迎えました!

また、グリッジへの記事投稿も50本の大台を超えました。

毎回ご覧いただきありがとうございます!

これからも皆さんに役立つ情報をお届けしていきます!

さて、今回の隠れ名門コースシリーズは、番外編として関東を離れて新潟県中越の新発田市にある「紫雲ゴルフ倶楽部」を紹介します!

このコースは、ゴルフ場が比較的少ない新潟県の中では隠れ名門ではなく間違いなく名門コースだと思います。

それでは、コースを見ていきましょう!

そのコースの特徴は…

コース開場は昭和40年(1965年)です。

コースは加治川コースと飯豊コースの36ホールですが、今回ご紹介する加治川コースの設計は井上誠一の師匠的な存在である「藤田欽哉」で、千葉CC野田コースや八幡CCなどを設計しています。

コースは日本海沿いにあるシーサイドコースですが、深い松林に囲まれコース内で海は見えません。

しかし、シーサイドコース特有の松林と曲がりくねった松の枝が空中ハザードとなり、さらに基本的に地面は砂地という他の一般的なコースとは違う特徴があります。

今回ご紹介する加治川コースでは2008年の第41回日本女子オープンが開催されています。

以上、コースの特徴と歴史を見ただけでもそのコースの難しさが伝わってくるでしょう!

全体の距離はレギュラーティーで全長6,271ヤードとさほど長くありませんが、やや砲台のグリーンを取り囲む多数のバンカー群、グリーンもアンジュレーションがきつく乗せただけではまったく安心できません。

また左右の高い松林がフェアウェイを狭く見せプレッシャーとなり、林に入れれば間違いなくハザードとなるなど、コースの難しさを倍増させています。

今回は加治川コースのINコースからスタートしました…

紫雲ゴルフ倶楽部加治川コースはINとOUTで顔がまるで違いました!

INコースは3,220ヤードと、OUTコースと比較すると長めの設定です。

フェアウェイは少し広めですが、それがやさしいという訳ではなく、ほぼハンディキャップ(HD)通りの難しさとなっています。

INコースはロングホール(パー5)がHD2と6、11番のミドルホール(パー4)がHD4で難しい設定となっています。

HD2の13番ロングはS字のホールで、ピンポイントに打っていかないとパーオンは難しいホールで、乗ってもグリーンのアンジュレーションがきつく一筋縄ではいきません!

HD6の18番ロングはティーグラウンドではまっすぐなホールに見えますが、グリーンの手前100ヤードから右にドッグレッグしているため、まっすぐに2打で400ヤードをきっちりやや左に打っていかないとグリーンを狙えません!

グリーンは左から右への傾斜がきついため乗せる位置が鍵となります。

11番のHD4のミドルは右ドッグレッグ、15番HD8のミドルはほぼストレートですが、いずれもフェアウェイに木があり、特にHD8の15番ミドルはフェアウェイに3本の木が手前から交互にあるため、どこへ打って行けばと迷うほどです。

そして、グリーンはここも大きなアンジュレーションで、ピン位置によってはとんでもないパットを強いられます!

とにかく、どのホールも気が抜けず、疲れるホールが続きます!

一方、OUTコースは…

3,051ヤードと短い距離設定ながら、距離だけではない難しさがあります。

まず、スタートホール1番のティーに立つと、フェアウェイの幅が狭いと感じます!

そうです。OUTコースは距離は短いのですが、フェアウェイが狭いホールが続きます。

右ドッグレッグでスタートして、2番のミドルはHD3ですが329ヤードしかありません。

しかし、フェアウェイが極端に狭くさらにフェアウェイの右に大きな木があり、左に逃げるとセカンド(2打目)でグリーン手前の松の枝が障害となり直接狙えません!

グリーンの回りはバンカーがガードしています。

HD1の4番ロングは距離は502ヤードですが、S字で、ドライバーは右の木の上を越えていくのがベストルートです。

また、グリーンの手前に大きな木があり、左にドッグレッグしているためセカンドもきっちりと200ヤード弱をフェアウェイ右に運んで行けば花道からグリーンを狙えます!

さらに乗ってもグリーンのアンジュレーションがこれまたきつく、厳しいパットが待っています。

HD5の8番ミドルはストレートなホールですが、距離が400ヤードあり、セカンドがグリーンへ緩い上りのため長いクラブを持つことになります。

グリーンの左手前には大きな木、右手前にはバンカーが口を開けています。

OUTコースは全ホールともにティーショットとセカンド以降のショットの正確性を試されるホールが続きます!

練習場〈ドライビングレンジ〉は…

クラブハウスを出た左に広々としたドライビングレンジがあります。

ネットは見えませんから普通のアマチュアは気にすることなく打ち放しの練習ができます。

見えるところにアプローチの練習場がなかったのは残念でした。

最後に…ラウンドを終えての感想!

前回、このシリーズ第19回でご紹介した「塩原CC」と同様に、無理をせずにボギーで凌ぎながら上手くいけばパーを取れるというゴルフをしていくことが必要だと思います。

いわゆる、攻める・守るを考えながらしっかりと1ホールずつプレーしていくことが必要です! 絶対に無理は禁物です!

プレーする前は、こんなことを考えていましたが、見事にコースの罠にはまってしまったところもありました。

一緒にラウンドした仲間からもう一度チャレンジしたいという声があがりました。

たまには、東京を離れて新潟の名門コースで、その難しさを体験してみてください。