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ゴルフコース・練習場

PAR RUSH 01

"隠れ名門コース"を紹介するシリーズ第7回「千葉CC梅郷コース」

今回は、千葉県のコース紹介です。2014年には日本オープンを開催し、今年も昨年に引き続き4月20日からパナソニックオープンを開催する「千葉CC・梅郷コース」です。

開場は1959年です。「梅郷コース」は名前だけでもトーナメント中継などを見てご存知の方が多いと思います。

数々のビックトーナメントを開催しているコースですから、隠れ名門コースではなく立派な名門コースです。

林間コース特有の難しさ!砲台グリーンをどのように攻略するか?

梅郷コースの設計は1905年生まれの「安田幸吉」です。

安田幸吉は日本プロゴルフ協会初代会長で、群馬県の甘楽CCなどを設計しています。

梅郷コースは、ほぼフラットな地形に造られた典型的な林間コースです。

しかし、林間コースながら各コースが隣接していない独立したレイアウトのホールも多くあり、林は隣ホールと隣接している側はまばらですが、OBゾーン側は林が密集しており、脱出が難しくなります。

各ホールはストレートに見えるホールでも、フェアウェイを見ると微妙に緩やかにドッグレッグしていることが多く、狙いは絞られて難しさが倍増しています。

また、林間コースの特徴ですがグリーンが砲台となっており、正確な距離感でのショットが求められます。

グリーンもアンジュレーションがきついホールが多々あり、速いグリーンで手こずります。

とにかく難しいレイアウト!ゴルフを楽しむことが必要かも??

OUT、INとも難しさは変わらない印象で、距離の長さもロングヒッターは感じないかもしれませんが、気の抜けるホールが全くなく、またパーが楽に取れそうなホールもありません。

とにかく難しい!

まず、OUTでは特にハンディキャップ(HD)通りに6番のロングホール(パー5)が難しと思います。

そこまで難しいホールを凌いできても、このロングホールは距離も540ヤードを超えており、途中のフェアウェイバンカーが効いています。

さらに、グリーンの花道がグリーン手前左横に設定され、グリーンの手前の2/3はバンカーで、しかもグリーンは横長で右側に高くなっており、この部分にピンが立つと難しさは格段に上ります。

次に、HD4の8番ミドルホール(パー4)よりも、9番のミドルホールが難しいと思います。

ドライバーは正面に見えるフェアウェイバンカーに注意しながらフェアウェイに運んでも、グリーンが中央から左が高く右が低くなっており、下の速さは尋常ではありません。

ピン位置では手前に乗ると3パットの危険性大です。

INでは、14番のロングホールと、最終18番のロングホールが難しいです。

14番ホールは、昨年のTV中継で池田勇太の林の上を越えるショットを見た方もいるでしょう。

普通の飛距離の方はコーナーまで運んで行きますが、ここから、グリーンまでフェアウェイバンカー、マウンドなど様々なトラップが待ち受けており、さらにグリーンが傾斜でとても難しくなっています。

最終のロングホールは距離はあまりないものの、風によってはアゲンストになり、特に冬の北風はもろアゲンストの厳しいホールで、緩い右ドッグレッグです。

グリーンがとても難しくバンカーも効いているので最後に大叩きの可能性がある危険なホールです。

昼食は野田の老舗の味!

レストランは地元野田の老舗で、鰻で有名な大正13年創業の「千歳家」が運営しています。

鰻はここで焼いており、ゴルフ場のレストランとは思えない美味の鰻がいただけます。

クラブハウスが古い作りなのでレストランも決して新しい建物ではありませんが、伝統を感じさせる佇まいで落ち着いた雰囲気のレストランです。

窓際の席からは、スタートホールの1番や10番のティーグラウンドが見えますし、昼食時には前半のラウンドを振り返り後半のラウンドに気持ちを馳せるものになると思います。

もちろん、鰻以外のメニューもありますが全国100選にも選ばれた有名な鰻を食するのも梅郷コースの良い想い出になるかもしれません。

練習場はこうあるべきという理想的な練習場!

クラブハウスを出て左に広大なドライビングレンジがあります。

ドライバーを豪快に振っても全く問題がない広さを備えていますが、注意点は、冬期の晴天の朝は真正面から陽が昇るので眩しく球が見づらい状況になることです。

野田コースと同様に、梅郷コースのアプローチ練習場の充実度はまさに驚きの一言です!

芝の上から最長70ヤード程度打つこともでき、アプローチ練習グリーンは3面あり、それぞれ違う形での練習が可能です。