Gride

gettyimages/679578440
getty

ゴルフスイング

Nick Jagger

引っ掛け注意!ショートアイアンは力配分とテンポを意識して打とう!

ショートアイアンの場合、ウッドやミドルアイアンに比べてスライスボールが出にくい代わりに、引っ掛けやフックボールが多く生じます。

ロフト角が多いため、ボールを左に巻き込む作用が働きやすいのが理由ですが、それ以上に手打ちになってしまうところにミスの原因があるのです。

ショートアイアンでも体のターンを使ったスイングを

getty

ピンまでの距離が近くなればなるほど、ついバックスイングでの上体の捻りが浅くなる傾向が見られます。

すると、ダウンスイング後は下半身が止まり、手先の動きでボールを打ちにいき、その結果クラブフェースが被って左に飛んでいくのです。

ショートアイアンでも、体のターンを使ったスイングをしなければなりません。

ドライバーショットのようにフィニッシュまで振り切った反動で両手が胸の前に戻るようなことはなくてもいいのですが、フォロースルーで両手が左肩の高さに上がるまでは両手の力を緩めず、スイングスピードも落とさずに振り切ることです。

コンパクトなスイングでもシャープに振り切る

getty

ショートアイアンでのショットはコンパクトなスイングが基本です。

といっても、バックスイングが浅くなってはいけません。

トップスイングで、自分で左肩がボールの上に見えるくらいまで上体をしっかり捻り、フィニッシュまでシャープに振り切ります。

スイング軌道は小さめですが、切れ味のいいボールを打つというのが、コンパクトスイングの真髄なのです。

大振り癖のある人は短く握る

getty

大きなスイングで振るのも悪くはありませんが、それも度を越すと単なる大振りになってしまいます。

体の回転と腕の振りが一体にならず、リズムは乱れますし、インパクトのタイミングも合いません。

調子がおかしいなと感じたら、そのようなスイングになっているかもしれません。

対策としては、クラブを短く持つことです。

その分、シャフトがいくらか硬く感じられますが、スイングにシャープさが出てきて、インパクトのタイミングが合ってきます。

飛距離はやや落ちますが、方向性の精度は格段にアップします。

特に、番手どおりの距離を目一杯に打とうとすると左に引っ掛けやすいのがショートアイアンです。

1番手大きなクラブを持ち、少し短く持ってゆったりと振れば、左に引っ掛けることもなくなります。