Gride

gettyimages/904418894
getty

ゴルフスイング

オリオット

科学的データの活用法~ゴルフスイングの話(2)

こんにちは~、オリオットです。

これまでとらえることが難しかったスポーツ競技の動きを、科学技術の力で「可視化」し、競技力向上に活かす動きが年々強まってきています。

今後、科学技術の進歩とともに、スポーツはますます注目され、発展していくでしょう。

そして、ゴルフの世界も例外ではありません。

そこで今回は、ゴルフ用のジャイロセンサーに的を絞り、これを使って手軽に自分でできるスイング分析方法を紹介したいと思います。

ジャイロセンサーは小型・軽量・ウェアラブルで装着感がほとんどない

getty

スマホ等に使われるようになったジャイロセンサー(角速度センサー)ですが、このセンサーは物体が回転している速度を計測することができます。

詳しいジャイロセンサーの仕組みとトレンドについては、以下のリンク先を参照してください。

このセンサー技術が、ゴルフ、野球、テニス、などさまざまなスポーツの分野に応用されるようになりました。

次に紹介する各社の製品は、ジャイロセンサーを使ってスマホ等と連携する点では同じですが、その装着部とスイング解析ソフトに違いがあります。

【CASIO】センサーを腰に装着し、体の動きを可視化(ゴルフ用ウェアラブルセンサー CMT-S10G)

ゴルフは腰の回転を使うことが重要ですよね。

このセンサーは、腰に装着し、アドレス時の前傾角やスイングした時の腰の回転角・速度などを計測・可視化できます。

スマホやカメラと連動し、専用ソフトでスイング分析できます。

【EPSON】センサーをゴルフシャフトに装着し、スイングデータを可視化(M-Tracer)

クラブプレーンやスイングプレーンは、スイングのビデオを見てもなかなかわかりにくいですよね。

このセンサーは、ゴルフのシャフト部(パターもOK)に装着(~15グラム)し、スイング中のさまざまなデータを計測・可視化します。

スマホと連動し、その場でスイングを診断・解説してくれます。

【ヤベツジャパン】センサーをグリップエンドに装着し、スイングデータの可視化とシミュレーションゴルフが可能(PHIGOLF)

このシステムは、以前Gridge編集部さんからもご紹介がありました。

~10グラム程度のセンサーをグリップエンドに差し込んで使用します。

さまざまなスイングデータを計測・可視化することができます。

と同時に、TV画面などを使ってバーチャルなゴルフ場でシミュレーションゴルフが楽しめます。

このシステムは、(株)ヤベツジャパンのクラウドファンディングで注目され、現在開発中です。

【ZEPP】センサーをグローブに装着し、種々のスイングデータを可視化(Zepp Golf 2)

この製品は、EPSONの「M-Tracer」と似ていますが、「M-Tracer」はシャフトにセンサーを装着するのに対して、「Zepp Golf 2」はグローブに装着します。

この製品は米国のZEPP社製で、日本ではフォーカルポイント(株)から購入できます。

ミッシェル・ウィーのスイングと比較しながら、スイングの改造にチャレンジできます。

いろいろ調べた結果、「Zepp Golf 2」を使ってみることに..........

スイングは体のいろんな部位を使い、それらの微妙な協調動作で成り立っています。

しかし、現在の科学技術では、まだそれらすべてを総合的に解析するまでには至っていません。

ですが、これらのセンサーを使えば、その微妙な協調動作にフィードバックをかけながらスイングのクオリティを上げられるのではないでしょうか。

正しい結果をイメージして、体の協調動作をマネジメントしていくことが大切です。

そして、そのイメージ力をつけるために、センサーのような科学技術を利用することは有効ではないかと思います。

そこで、「Zepp Golf 2」を使って、スイング改造に取り組むことにしました。

センサー本体の重さは~6グラム、装着用アタッチメント~5グラムを含めても、総重量~11グラム程度です。

グローブに装着していても特に違和感は感じません。

このセンサーにした理由は、左手の甲の動きがクラブフェース面の動きに反映されると考えると、より有効なスイングデータが取得できるのではないかと考えたからです。

スイング改造の経過は、これから適宜紹介していきますので、ご参考になれば幸いです。

それでは、また。。。