ライフスタイル
亜月
松山英樹プロをも悩ませた!左手親指痛はなぜ起こる?
ゴルファーの「職業病」とも呼ばれているこの痛み。何が要因で起こるのでしょうか? 見てみましょう。
松山英樹プロ、3連覇のかかるフェニックス・オープンを棄権
左手親指痛に悩んだ選手は、松山プロだけではありません。
過去には丸山茂樹プロ、田中秀道プロも、同様のケガを負っています。
この痛み、ゴルファーの「職業病」とも呼ばれ、プロに限らずアマチュアの中にも、悩みを持つ人がいるようです。
2018年2月、松山プロは、3連覇のかかる「フェニックス・オープン」の第2ラウンドスタート前、左手親指付け根付近の痛みが引かないことを理由に、大会を棄権しました。
2つの要因
①グリップがインターロッキングであること
インターロッキングは非常に強い圧力で、左手母指球の関節を圧迫してしまうものです。
圧力により、組織が限界を感じ、警告として痛みを発します。
②トップからダウンスイングへの切り返しが速い
飛距離を出すのに欠かせない要素ではありますが、一気に指に圧力がかかり、痛みを発します。
ひどいときには、間接の変形が見られたり、軟骨がすり減ったりしてしまう人もいますので、痛みを感じた場合、自己判断はやめて病院で診てもらうようにしましょう。
解決方法はあるの?
インターロッキングにより、左手親指はシャフトに対して直角になっています。
これを、直角ではなく、巻きつけるようにグリップすることで、左手親指痛は改善されます。
「テンフィンガーグリップ」と呼ばれているグリップですね。
最初は違和感があるかもしれませんが、テンフィンガーグリップにすることにより、フェースコントロールがしやすくなるといったメリットも挙げられています。
松山英樹プロも無事復帰!
「フェニックス・オープン」の棄権により、心配された松山英樹プロですが、約1か月半の治療・休養期間を経て、「アーノルド・パーマー招待」で、無事に復帰しました。
左手親指痛に悩んでいる方も多いかもしれませんが、対策を取り、長くゴルフを続けていってくださいね。