初心者こそ気をつけたい！アプローチはまず転がせるかどうかを考えよう！

アプローチの場面になると、何も考えずウェッジを選択していませんか？

いろんなクラブでいろんな球を打ち分ければ、もっとゴルフの幅が広がるし、もっと良いスコアを出せるはずです。

そんなアプローチのバリエーションをいくつか紹介します。

とにもかくにも、まずはパター

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なんだか初心者っぽくて嫌かもしれませんが、アプローチは積極的にパターを使うべきだと思っています。

パターだと、変なミスが起きる確率が低いからです。

ボールの近くに行ったらまずボールのライをチェックし、パターが使えるかどうかを確認しましょう。

他のクラブを使うのは、パターが使えない状況だと判断してから、と言っても良いくらいです。

ラウンド前のパター練習でも、積極的にグリーン外のラフからパターを使ってどのくらいボールが転がるのかを確認しておきましょう。

スコアのことだけを考えるなら、第一優先はパターで間違いありません。

ショートアイアンをパターの要領で転がす

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グリーンまでちょっと距離がある（パターが使えない）花道、ラフで目の前に障害物がない場所、ピンがグリーン奥や2段グリーンの上にある場所などは、ウェッジよりも、ショートアイアンで寄せるほうが有効です。

これは砲台グリーンで斜面にワンクッション入れて寄せる場面でも使えます。

ウェッジでポーンと上げて寄せるのも悪くはないのですが、ランが使えないためグリーン手前に乗ってしまうリスクがあり、そうなると3パット必至の長いパットが残ってしまいます。

また、花道は意外と芝が薄いところが多く、ウェッジだとバウンスが邪魔してしまう場合もあります。

その点、ショートアイアン（7番アイアン～9番アイアン）はウェッジよりもロフトが立っていてボールとのコンタクトポイントが広く、小さい振り幅でもある程度の距離が出せるため、大きなミスが出にくいです。

打ち方はパターとまったく同じ要領で大丈夫です。

距離感をつかむためには少し練習が必要ですが、ウェッジよりも2パット圏内に寄せられる確率は上がると思います。

実は難しくない、ピッチショット・ロブショット

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バンカー越えや、砲台グリーン脇などの場面では必要です。この場合に使うクラブはもちろんサンドウェッジです。

ボールがラフにある時はボールが浮いていることが多いので、その分クラブの通り道がボールの下にできて、フェアウェイにある時よりも難易度が下がります。

アドレスの事前準備は、

・フェースを時計の1時半の位置まで開く
・スタンスは目標に対して45度左を向く
・ボールは左足かかとの前
・ハンドレートに構える

これだけです。

いつもよりも積極的にコックを使って、ヘッドを走らせながらスタンスなりに目標の左側へクラブを振りましょう。

ボールがフェース面を斜めに駆け上がり、フワッと目標方向に寄っていきます。

成功すると、めちゃくちゃ気持ち良いです。

振り幅は通常のショットの3倍程度です。

サンドウェッジでオープンスタンスに構えているので、残り20ヤードでも、ほぼフルショットに近いスイングになります。

逆に言えば、30ヤード以上のキャリーが必要な時にロブショットは必要ありません。

確かに飛び過ぎそうで怖いですが、絶対に途中でスイングを緩めないでください。

飛ばないクラブで、飛ばないアドレス・スイングをしている訳ですから、勇気を持って振り抜きましょう。

フェアウェイウッド、ユーティリティでのアプローチ

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砲台グリーンになっている下の段からボールを上らせて寄せにいく場面や、2グリーンの間（谷になっている場所）、雨などで下が濡れている場面など、意外と使える場面が多いです。

パターよりもフェース面の反発が大きく、小さな振り幅である程度の距離を強い球で打てるため、距離感さえつかめば、ラウンドでは強い味方になります。

ソールも広く滑らせて打つので、ダフることは絶対にありません。

ロブショットが飛ばないクラブを大きく振って飛ばさない打ち方だとすると、ユーティリティは飛ぶクラブを小さな振り幅で飛ばさない打ち方です。

打ち方は極めてシンプルで、パターのように腕も手首もある程度固定して、距離感を出していきます。

手のコックも使いません。グリーンのどこから寄せるのかを決めたら、そこに向かってパチンとボールを転がすだけです。

思っているよりも距離が出るので、練習場で試しましょう。

写真は、トッド・ハミルトン選手です。

2004年の全英オープン、プレーオフの4ホール目の18番ホールで残り35ヤードのアプローチをユーティリティで転がして80センチに寄せ、優勝した場面です。

ウェッジを持つのは最終手段

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アプローチでウェッジを持つ場面は、最終手段と言えるかもしれません。

選択肢として考えるのは、まずはパター。それから転がせるのかどうか。

良いスコアを出すことを考えれば、100点満点のアプローチよりも、大きなミスをしないことのほうが重要です。

いろんなバリエーション身に着けて、グリーンを外しても大丈夫と思いながらプレーしたいですね。