ゴルフクラブ
Da-Bird
大手メーカーより飛ぶ!?地クラブの魅力を教えます!
へたっぴゴルフ研究所へようこそ。
私が所長のDa-Birdだ。
しばらくご無沙汰してましたが…この度、Gridgeの専属ライターとなりました。
これからバンバン記事を書いていくのでヨロシク!
さて、本日は「地クラブ」についてのお話…。
地クラブって何?
そもそも「地クラブって何?」という読者もいるであろう。まずはそこから説明しよう。
地クラブってのは、「大手メーカーではない会社が作っているクラブ」という風に覚えておけば概ね間違いない。
音楽業界で例えるなら「インディーズ」だ。
各地方の工房で作られていることから、総じて地クラブと呼ばれている。
みんなが良く知ってる、キャロウェイ、テーラーメイド、タイトリスト等は大手メーカーだね。
ロッディオ、バディー、日幸物産(ニッコウブッサン)…これらは地クラブメーカーだが、聞いたことある?
反発係数について
では、地クラブの何が優れているのかというお話だが…。ちょっとお勉強の時間だ。
ゴルフクラブはルール上、反発係数の上限が決められているんだ。
※反発係数=ヘッドがボールを弾く力。
このルールがなかったら、ドライバーで500ヤード飛ばせるクラブでも簡単に作れちゃう。それだとスポーツにならないだろう?
その反発係数の上限は「0.830」。
あまり馴じみのない数字だが、とにかく、この数字を超えると競技性を損なうとして公式の大会では使えなくなるんだ。
ちなみに、公式の大会で使えない前提で0.830を超えているクラブもあるぞ!
それらは“違反クラブ”とか“ルール非適合クラブ”なんて呼ばれている。
大手メーカーの生産
基本的に大手ーメーカーってのは、クラブを大量生産するよね?
すると、生産過程でちょっとした誤差が生じることがある。
個体によって、設計値から若干ズレた製品ができるんだ。まぁ微々たるものではあるが。
その誤差によって万が一、反発係数0.830を超えるクラブができてしまったらどうなるのか?
そのクラブは公式の大会では使えなくなってしまう。発売後に発覚しようものなら、回収騒ぎだ。
考えただけでも恐ろしい。
だから大手メーカーってのは誤差が起きても問題が起こらないように、余裕をもって設計してるんだな。
地クラブの魅力
では、地クラブはどうかというと。
地クラブは基本的に大量生産をしていない。少数精鋭で、1本1本手作りをしていたりするんだ。
だから誤差があまり生まれない。
職人さん達が反発係数0.830ギリギリを狙って作ってるんだ。
正に匠の技だ。『陸王』、『下町ロケット』を彷彿とさせるね。
故に地クラブは大手ーメーカーの製品よりも飛距離が優れていることが多い。一度地クラブの魅力に取りつかれたらもう戻れないって訳なんだ!
まとめ
これを読んだ諸君らは、すっかり地クラブの虜になっていることであろう。
今まで大手メーカーのクラブばかり使っていたという人が多いと思うが、これを機に地クラブに手を出してみてはいかが?
珍しいデザインをしているものも多いので、ゴルフ場、練習場でも目立つこと間違いなし!
因みに、私のドライバーは日幸物産の「VIVALα」だ!
では、また会いましょう…。
編集部注……とはいえ、大手ゴルフメーカーもその資本力をバックに多額の研究開発費を使って日夜いい商品を目指して開発・製造しているので、一概に大手メーカーが飛ばないなんてことはないですよ!