ゴルフスイング
もーりー
あなたは偶数派?奇数派?~よく練習するアイアンの番手~
この前テレビでゴルフ番組を観ていたら、練習場でよく練習するアイアンの番手についての話をしていました。
そういえば自分も偏っている気がします……。
あなたは奇数派? 偶数派?
練習場でよく練習するアイアンの番手って、自然と偏りますよね。
テレビ番組内の結果は、6番、8番の「偶数番手派」と7番、9番の「奇数番手派」に見事に二分されました。
面白いものだなあ、とテレビを観ながら思ったのは私だけでしょうか。
確かに奇数番手と偶数番手に別れるのはわかる気がします。
私も、ラウンド前の練習では打てる球数も限られるから、短いクラブから番手を1つ飛ばしで順番に打っていきなさい、と教えられました。
例えばAW(アプローチウェッジ)、9番、7番、5番、ユーティリティー、5番ウッド、ドライバーの順番で何球かずつですね。
一般的にアイアンの番手ごとの飛距離差は10~15ヤードくらいです。
普段の練習でも限られた球数で練習するなら番手1つ飛ばしで、つまり偶数番手か奇数番手だけで練習を終えるのは自然なことかもしれませんね。
あとは、練習場にフルセットを持ち込めないならなおさらですよね。
キーになるのは8番アイアン
それではアイアンは偶数番手と奇数番手のどちらで練習するのがいいのか。
結論を出す前に偶数番手と奇数番手、それぞれのメリットというか特徴を少しお話したいと思います。
まず偶数番手で練習するメリットからです。
それは8番アイアンがポイントです。
というのもアイアンセットは5番~9番とPWの6本セットで販売されているのが一般的です。
そしてほとんどのメーカーは5~7番アイアンは距離をしっかり出す、8番以下のクラブはグリーンを狙うクラブと位置付けているので、5~7番と8番以下でアイアンの構造を微妙に変えている場合が多いのです。
8番アイアンで構えると、5~7番アイアンと比べて急に安心感が出るのはそのためです。
ですので、“飛距離を出す”アイアンと“狙うクラブ”アイアンの境目にある8番アイアンを練習するのは、特に初心者には非常に理に適っています。
反対に、ある程度飛距離が出せる皆さんは、奇数番手派が多いかもしれません。
これは私の場合ですが、キャリーが7番アイアンで150ヤード、9番が130ヤード、AWが100ヤードです。
ちょうど基準にしやすい飛距離なんで、練習でも調子を計るためにどうしても打ちたくなるんですね。
まんべんなく練習するのがベスト
(今度こそ)偶数番手と奇数番手のどちらで練習するのがいいのか。
結論は……まんべんなく練習するのがベストです!
ありきたりな答えで申し訳ありません。
しかし実際のラウンドでは、パターを含めて14本のクラブを持ち込み、どのクラブを使うかは状況によって打ち分けるので、日頃からすべての番手を練習しておくべきです。
もし、「偶数番手か奇数番手のどちらかしか練習しないよ」というのであれば、ウッド系と、偶数か奇数のアイアン、ドライバー、パターの10本セットくらいでラウンドしたほうが良いスコアが出るんじゃないかと(ひねくれていてスミマセン……)。
限られた時間と球数で全番手を練習するのが難しいのであれば、ある日の練習では偶数番手で、次の練習では奇数番手にするなどしてみてはいかがでしょうか。
そうすれば、練習のたびにフルセットを持っていく必要もありませんから。
あとは、自身の状況でアレンジを加える必要もあります。
例えば初心者であれば、スイングづくりのために8番アイアンを毎回多めに打つとか、今まで偶数番手中心に練習してきたのなら、奇数番手の練習の日を多めに設定するなど……。
自分の好き(得意)なことばかり練習したがるのが人間の性ですが、そこをグッとこらえて練習をしていきましょう。
きっと苦手な番手も好きになる時が来るはずですから!