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Gridge編集部

三浦技研から新アイアン&新フィッティングの提案!

11月13日、埼玉県内の練習場、越谷ゴルフリンクス内の三浦技研フィッティングスタジオにて、新製品となるアイアン「TC-101 フォージドアイアン」の発表と、新しいフィッティング方法「9ポジションフィッティング」の説明会が行われました。

ベストセラーモデル「CB-1008」の後継モデル

ところで、読者の皆さまは三浦技研という会社をご存じでしょうか。

主に工房などでパーツ販売を中心に行っているメーカー(いわゆる“地クラブ”)の大手で、知る人ぞ知る、上級者に特に人気の高いメーカーが、この三浦技研です。

特に「ミウラのアイアン」の評判は高く、OEMで有名メーカーのアイアン製作も多数手がけており、「あそこの○○ってモデル、ミウラ製だぜ?」なんて話もよく耳にします。

そんな同社のアイアンの中で、過去最も売れたモデルが2016年に発売された「CB-1008」となりますが、今回発売される「TC-101」はその後継モデルに当たります。

「TC」は「ツアーキャビティ」の略で、プロや上級者を志向したモデルながらも、シリーズ最大となるソール幅やデント(凹み)設計によるミウラ初となる番手別重心設計も施した、ミスに対する許容度を高めたツアーモデルとなります。

たった2ミリで1番手飛距離が変わる!?

さて、「そんな優れたアイアンならぜひとも使ってみたい」と思ったなら、ぜひ受けていただきたいのが、今回説明された「9ポジションフィッティング」です(もちろん、同社の別モデルもフィッティング可能です)。

9ポジションとは、一つの番手でノーマルライ、アップライト(+2度)、フラット(-2度)の3種類のライと、ノーマルFP(フェースプログレッション)、プラスFP(+2ミリ)、マイナスFP(-2ミリ)の3種類のFPタイプ、3×3で計9つのポジションという意味です(写真)。

この中から、自分に一番合うものをフィッティングで選んでいくのが、「9ポイントフィッティング」になります。

“出っ歯”のほうが適正ダウンブローになる!?

フィッティングの順序としては、まず、ヘッドスピードや握力、ゴルフのスキルなどを調べ、マイクラブのロフトやライ角を測定したうえで、5球試打します。

それから、その結果を受け、最初にシャフトやライ角を確定し、試打クラブを打ちます。

そこで、入射角やインパクトロフトなどを測定して、FP違いを試打し、最適モデルを決定します。

約2年前から、2000人を超えるフィッティングを試打した結果、従来の常識とは異なる事実が判明したそうです。

それは、「グースの小さい(FP値の大きい)アイアンのほうが、ダウンブローが深くなり、インパクトロフトが立つ人が約75%いる」ということ。

これまでは、「グースネックのアイアンのほうが、インパクトロフトが立って、ダウンブローに打ちやすい」と言われてきていたので、まったく正反対です。

筆者も実際に体験してみましたが、FP+2ミリの、いわゆる「ストレートネック」に見えるモデルのほうが、インパクトロフトが立って、飛距離も伸びました。

ただし、約25%の人には当てはまらないので、必ず両方打って確認するとのことです。

気になったあなた、ぜひ三浦技研のフィッティングスタジオかお近くの工房で、9ポジションフィッティングを受けてみてはいかがでしょうか?

(9ポジションフィッティングをその工房が実施しているかどうかは、三浦技研か当該の工房にお問い合わせください)