ゴルフスイング
もーりー
タイガーがお手本!?番手なりの球筋を意識しよう!
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
ドライバーが真っすぐ飛んだ時に限って2打目のショートアイアンで手痛い引っかけのミス。
しかしこの引っかけのミスは起こるべくして起きたミス、もっと言えばスイング自体は決して悪かったわけではない可能性が高いかもしれないのです。
どういうことなのかを、タイガー・ウッズがマスターズを制覇した時の球筋を例に見ていきましょう!
ドライバーショートは『フェード』でショートアイアンは『ドロー』
2019年4月、マスターズで劇的な復活優勝を飾ったタイガー・ウッズ。
ドライバーは軽いフェード系の球筋で攻め、ショートアイアンはドローボールで面白いようにピンに絡むスーパーショットを連発していましたね。
しかし、さすがはタイガー! と思いつつも、よくよく考えてみるとタイガーのこの球筋に少しばかり違和感を感じた私。
ドライバーはフェードはわかりますが、グリーンを直接狙いボールを止めたいショートアイアンのショットもフェードで攻めるのがセオリーじゃないかと思ったわけなんですね。
理由はいたってシンプル
マスターズの興奮がようやく冷めた後もこの“違和感”が引っかかった私でしたが、2ヶ月後に雑誌で目にした某有名コーチの見解を目にして、なるほど納得させられました。
結論から言うと、タイガーはクラブの番手が変わってもスイング自体を変えなかったということなのです。
ゴルフクラブは番手によって長さとロフト角が変わります。
そしてミドルアイアンが真っすぐ飛ぶとして、そのスイングを変えずに長くてロフト角の少ないドライバーを打てばフェード(スライス)、短くてロフト角のあるショートアイアンで打てばドロー(フック)の球筋が出るのが、クラブの構造からして自然なことなのです。
タイガーは腰に負担がかからずにドライバーショットが安定するスイング改造に取り組み、ドライバーはフェード系の球筋になりました。
そしてそのスイングを変えずにショートアイアンを打てば、球筋は自然とドローになるわけですから、マスターズでもショートアイアンでは積極的にドローでピンを狙いにいったのではないでしょうか。
体の負担を考えてスイングを一定にすることを優先して、球筋はクラブの番手の特性に従うという、基本に忠実でシンプルな考え方をタイガーも実践しているんですね(ちなみにマスターズ最終日の中盤でのタイガーのミスショットは、ドライバーショットでドローで攻めたり、ショートアイアンでフェードを打たざるを得なかった場面でした)。
番手なりの球筋を意識しよう!
いかがでしたか?
タイガーのような世界のトップでも、基本的にはスイング自体を変えることなく番手なりの球筋に逆らわないマネジメントをしているわけです。
ちなみに冒頭にあった『ドライバーが真っすぐ飛んだ時に限って2打目のショートアイアンで手痛い引っかけのミス』ですが、もし元々ドライバーがスライス系の人がラウンド中に真っすぐやドロー系のボールが出た場合、それはいつもよりボールがつかまるスイングになっているということ。
そのままのスイングでショートアイアンを打ったなら……。
もうおわかりですよね。
ショートアイアンの特性と相まって引っかけのミスが出やすくなるということです。
こんな時こそ番手なりの球筋を理解し、意識できれば、もったいないミスとはサヨナラできるようになるはずですよ!
というわけで今回はこのへんで。
それでは、また!