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ゴルフスイング

飛太郎

ゴルフスイング、あなたは「ガニ股派」?それとも「内股派」?

こんにちは、飛太郎です。

ゴルフのスタンスはガニ股がいいのか、あるいはスクエア、はたまた内股がいいのか・・・。

今回は、そんなアドレスおよびスイング時における「スタンスの角度」について、考察を深めていきたいと思います。

ちなみに何度かお話しさせていただいておりますが、「皆さん、ドラコン選手みたいに飛ばしましょう!」と推奨して記事を書かせていただいている訳ではありませんので、そこはどうぞご理解ください。

また、別に僕は日本一のドラコンプレイヤーでもありませんし、僕なんかより飛ぶ人は師匠を含めて、ドラコンの世界にはまだまだたくさんいらっしゃいます。

ただ、その「飛ばしのスペシャリストたち」とまみえてきた中で僕が得た気付きを、少しでも多くの一般ゴルファーの皆さんにお役立てできればと思って、こうして記事をしたためています。

それとこれだけは申し上げておきます。

ただぶっ飛ばすだけなら誰にでもできます。

フェアウェイに収めてはじめて「飛ばした」と言えるのは、ゴルフのルールを知っている方なら当然ご理解いただける、初歩の初歩と言えるのではないでしょうかね。

じゃ、簡潔にいきます。

もともと人間の骨格って・・・

昔お世話になっていた有名な整体師の先生がおっしゃるには、人間の骨格は元々やや「ガニ股」になっているそうです。

個人差はあれど、両足のカカトをくっつけて起立した際、足先が30度~45度開くのが普通だとか。

そう考えた時、あるがままの姿勢でアドレスを取ったならば、写真のように両足が「逆八の字」になるのが自然と言えます。

これだと、股関節を始めとする身体への負担も、最小限に抑えられるとも言えます。

ただそうは言っても個人差もあるし、ゴルフもスポーツな訳ですから、時には負荷を厭(いと)わず、リスクを選択する場合もある訳です。

あくまでも、上記した写真を「フラットな状態」と踏まえた上で、他のスタンスも考えていきます。

両足まっすぐ! これってスクエアなの?

では次にこの写真、両足をほぼまっすぐ揃えた状態でスタンスを取ったものです。

これって「スクエア」って言えるのでしょうか?

僕は評論家でも何でもありませんから、良いとも悪いとも申しません。

ただ、人体生理学の観点から言えば、実はこの状態は「内股」なのだそうです。

僕も昔から学校の教師に(今は知りませんよ)、この状態で行進することこそが「正しい、あるべき姿だ!」と教え込まれてきましたから、何年か前までずっとこれがノーマルの姿勢だと信じ、維持してきました。

真面目なもので(笑)。

ところが大人になり、ゴルフをするにあたって整体の先生から告げられたのは「お前、これ内股だからね」という言葉。

「男のクセにカッコ悪い」って言われた時はショックでしたね(笑)。

女性の方には特に多いそうですが、この内股を長年続けてしかも窮屈なヒールなどを履き続けていると、「変形性膝関節症」の原因へとつながるそうです。

ならばゴルフにおいても、あまり好ましいとは言えませんね。

TPOに応じて、そしてゴルフの後はケアを忘れずに。

では一体どうすればいいのか、どのスタンスが理想的と言えるのか。

その答えになるかは分かりませんが、「僕はこうしています」というものを最後にご紹介します。

*ドライバーショットに限定します。

ちょっと極端に分かりやすく撮ってみましたが、写真のように、右足はまっすぐ前を向かせ、左足はややオープン気味に構えています。

理由としては、僕のドライバーショットの悪癖の一つに「マンブリする際に右膝が伸びやすい」というものがあります。

それを抑えるために、右足に無駄な可動域を与えないように、このように構えています。

また左足に関しては、特別オープンにしているという訳ではなく、フラットな状態に近いままだけど右足に比べて見るとオープンと呼べる、といった具合でしょうか。

こうすることの恩恵は、僕には大きかったです。

右足の無駄なアクションは省きやすくなり、さらに地面反力も右腿に感じやすくなります。

ゴルフスイングのパワートレインが下半身であるということが、より理解しやすいかと思いますよ。

もちろん、これが万全・完璧な備えだなんて申しません。

ゴルフは平坦な場所でショットする方が少ないのですから。

TPOに応じて、スタンスを使い分ける必要があるのは言うまでもありませんね。

そして、ゴルフはただでさえ左右非対称の動きを長時間強いるスポーツですから、事後のケアをしっかり行い、身体をまた「フラットな状態」に戻してあげてください。

偏った姿勢というものが引き起こす弊害は、日常生活をも脅かすものだからです。

そうなると、ゴルフどころではなくなりますものね。

それではまた、飛太郎でした。