ゴルフスイング
あやの
近年大注目のスイング理論【シャロー】をわかりやすくご紹介!From アメリカ その1
みなさんお待たせしました。
今回は、わたしのインスタグラムに1番多く寄せられる質問「シャローイング」「シャローアウト」について、超わたし的見解でご紹介したいと思います。
長くなるので「その1」です。
まず始めにシャローって何?
シャローとは、英語で「Shallow(浅い)」という意味で、入射角やトップからのスイングプレーンを鈍角にする意味で使われています。
アメリカを含む海外では昔からあるゴルフ用語です。
近年トラックマンやフライトスコープなど、精密な弾道計測器がゴルフ業界にデビューして以来、より科学的かつ理論的にゴルフスイングを分析できるようになったのは、みなさんもご存知ですよね。
最近では、多くの海外の若手有名ティーチングプロが、ヘッドスピードを上げ飛距離を伸ばせることや、安定した方向性も出せるという理由で「シャローイング」を取り入れていることから、ここ数年で爆発的に注目を集めています。
海外のインスタグラムやYouTubeの動画で目にしたことがある方は多いんじゃないでしょうか?
シャローアウト、シャローイングって何?
シャローアウト(Shallow Out)とは、インパクトの入射角を鈍角にする動きのことで、その昔、ベン・ホーガンもこの方法を彼のスイングに取り入れていました。
シャローイング(Shallowing)はボビー・ジョーンズのスイングの特徴の1つで、トップからダウンスイングにかけての体重移動時にクラブヘッドを垂直に落下させ、クラブ軌道を鈍角にするアクションのことです。
実はすごく昔からある理論なんですね~。
なぜ多くのティーチングプロがシャロー推しなのか?
まず第一に、多くのアマチュアプレーヤーの入射角やスイングプレーンがスティープ(鋭角)ということが理由の1つです。
2つ目の理由は、クラブヘッドスピードを劇的に上げられることにあります。
なぜなら、クラブヘッドがトップからインパクトを迎えるまでの時間が鋭角なスイングに比べ長くあるので、ボディーターンを効率よく使え、クラブヘッドを加速できる時間が十分にあるのです。
3つ目は、コンプレッション(圧縮)です。
ボールを押しつぶすようにインパクトを迎えることができます。
4つ目は、方向性の向上です。
なぜならボディーターンを使ってインパクトでクラブフェースをスクエアにできるので、方向性のブレが少なくなるのです。
下のポスト(投稿)でシャローについてもう少し説明しています。
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じゃあ逆にスティープはいけないのか?
わたし的に、スティープは一概に悪い動きとは言い切れませんが、デメリットの方が圧倒的に多いと感じます。
トップからのスイングプレーンが鋭角だと、以前わたしの記事で紹介した「オーバーザトップ」という状態になり、「スイングパスがアウトサイドイン」+「入射角が鋭角」になってしまいます。
これでは、トップから最短距離でインパクトを迎えることになり、効率よくボディーターンを使ってヘッドスピードを上げる十分な時間がありません。
プッシュ、バナナスライスや引っ掛けの原因になってしまう良くない状態です。
これに加え、入射角がスティープだとスピン量が増えたり、非効率なボディーターンが必要になることや、インパクトでの起き上がり、手元の浮き上がりが起こりやすくなります。
また、インパクトでクラブフェイスをスクエアにするために、手と手首をより使うので方向性のブレが大きくなります。
こちらで字幕付き動画でわかりやすくご説明中
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最後に❤
PGAプレーヤーのセルジオ・ガルシアのスイングを、シャローイングの利点を生かしているスイングとしてご説明したいと思います。
彼のスイングの特徴は、トップで大きくシャローイングしているとこにあります。
ですが、その後インパクト付近ではかなり鋭角な入射角になっています。
もし彼がトップでシャローイングを行わなかったら、彼のスイングはスーパースティープになって、今のようにショットメーカーと呼ばれることは絶対になかったでしょう(´-`)
このトップでのシャローイングが彼のスティープな入射角をバランス良く緩和しているのです。
個人的結論としては、シャローイングやシャローアウトすることのメリットが断然多いので、強くお勧めしたいということになりました。
まとめ
いかがでしたか?
シャローアウト試してみたくなりましたよね?
スイング改造を試みる際は、わたしの「スイング改造/マッチング」の記事もぜひ合わせて読んでください(๑>◡