Gride

gettyimages/73232432

ライフスタイル

オオカミ

社会の疑問を調査!ゴルフって会社の経費になるのか?

好きなゴルフをして、さらにはそれが会社の経費で落ちてくれる。

そんな素晴らしいことはありませんよね。遊びのお金を会社が持ってくれるということになるんですからね。

しかしゴルフって会社の経費で本当に落ちるんでしょうか。その考え方についてここで勉強していきましょう。

ゴルフは接待に向いているから経費で落ちる

まずゴルフというスポーツの特徴について見てみましょう。

早朝から4人、またはそれ以上でゴルフ場に行き、前半をプレーします。昼食を挟んで、また後半をプレーしますね。

そして風呂に入って汗を流す。ここまでざっと6時間から7時間程かかります。
実際自分がプレーをする時間はショットの時のみですよね。

残りの時間は移動や他の人の打つのを待っている時間になります。また周囲には仲間以外誰もいませんので、移動中など会社関係で聞かれてはマズい話しまで気軽にできてしまいます。

そのためゴルフは「一緒にいる時間」が長く、また「ここだけの話し」もできてしまう接待にとっても向いているスポーツと言えそうです。

ゴルフは基本4人!仕事関係が1人は混じっている

基本的に4人集めてゴルフに行くことが多いでしょう。またコンペともなると大人数にもなります。

そんな中、会社の得意先に務める友人だったり、取引先と関係ある人物だったり、何かしら仕事に絡む仲間がいるはずです。

そうすると仕事の話しはもちろん、ちょっとした裏話や営業の新規開拓など様々な情報交換をする場にもなるわけです。

結果的にそれは会社に何かしらの形で関わってきますので、経費で落とすことができる、ということになるわけですね。

会社の支出名目はどうなってるんだろう

会社の支出名目としては「交際費」として支出をされます。
この交際費とは一体どんなものかのかというと

・以下国税庁HPから抜粋
交際費等とは、交際費、接待費、機密費その他の費用で、法人が、その得意先、仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為(以下「接待等」といいます。)のために支出する費用をいいます。

このように記載されていますので「事業に関係のある者に対する接待に類する行為」としてゴルフが経費として認められるわけです。

会社の仲間でゴルフに行った場合は?

ここで4人全員が会社の同僚だったとしましょう。
このようなケースではあくまで事業所の中のことになりますので、交際費としては計上できません。
交際費ではなく福利厚生費としても経理から処理してもらえないでしょう。

福利厚生費の場合、会社の従業員全員に不公平がないように使われる必要があるからです。

ここまで会社として見てきましたが、個人事業主でも基本的な考え方は変わりません。
自らの事業と関係のある者を接待する目的であれば、問題なく経費として計上することができますよ。

いかがでしたか?
会社の経費でゴルフを楽しむこともできてしまうことがわかりましたね。
でも気をつけてください。会社の資本金額の大きさによっては交際費に上限がある場合もあります。
興味のある方は、会社の経理部門の方にそれとなく聞いてみてはいかがでしょうか。