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カラダのケアが上達への近道!!ケガを予防するストレッチヨガとは?

突然ですが、初心者の方に『ゴルフにおいて上達への近道は?』と聞かれたら、何てお答えしますか。

おそらく『継続して練習することが上達への一番の近道だ!』とお答えする方が多いのではないでしょうか。

確かに「継続は力なり」ということわざがあるように、何事も地道に努力を積み重ねることが大切で、それこそが上達への一番の近道だと私も思いますが、これはあくまでも『健康的な身体』があってこその答えだと思います。

どんなに継続してゴルフの練習をしても、ケガにより長期離脱をしてしまえば、ゴルフ勘は失われてしまいますし、上達の道からは遠ざかってしまいます。

賞金ランキング上位のプロゴルファーでさえ、ケガをすれば、思うようにスイングができなくなりますし、その結果、引退にまで追い込まれてしまった、なんて話はよく耳にします。

そこで今回はケガのしにくい体づくりの一環として、簡単なカラダのケア方法(ケガ防止法)をご紹介していきたいと思いますので、ご参考にしていただければ幸いです。

(1)ゴルファーにとって、ケガをしやすい箇所とは?

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まず最初に、カラダのケア方法(ケガ防止法)をご紹介する前に、ゴルフでよくケガをしてしまう箇所について、少しお話したいと思います。

ゴルフでケガをしやすい箇所としては、(a)首、肩 (b)肘、手首 (c)背中、腰が特に挙げられます。

(a)首、肩を痛めてしてしまう原因としては、頭の動きを無理に固定しスイングをすることや、ビハインドザボールを意識し過ぎることで、首や肩周辺に余分な力が加わり、筋を痛めてしまうということが多々あります。

また、現代人の約8割が発生していると言われるスマホ首(ストレートネックの予備軍)によって、特に首は痛めやすい箇所となっておりますので、注意が必要です。

(b)肘、手首を痛める原因としては、インパクト時の衝撃によるものが多く、トップなどで芯を外して打ってしまったり、ダフって地面を叩いてしまうと、その衝撃は通常の何倍にもなり、さらに痛めやすくなってしまいます。

初心者やあまり上手でない私のようなゴルファーほど、ケガをしやすい箇所となります。

(c)背中、腰に関しては、どうしても飛距離を求めるが故、適切なフォームができていないにも関わらず、目一杯捻転を使ってスイングしてしまったり、必要以上にオーバースイングしてしまうと、背中や腰を痛める原因となってしまいます。

「まだ若いもんには負けん」と過信しているベテランゴルファーや、「スコアより飛距離を」と思っているゴルファー、“今日イチ”を常に求めてマン振りをしているゴルファーは、突然朝起き上がれなくなることがありますので十分ご注意を。

(2)ケガを予防するためのストレッチヨガのご紹介

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では早速、前述に述べたケガに対する、カラダのケア方法(ケガ防止法)をご紹介させていただきますので、ぜひお試しください!

【補足】
今回ご紹介するストレッチヨガは、ヨガのインストラクターである妻の監修のもと、ヨガ初心者の私でも簡単にできる内容をご紹介させていただいておりますので、ご安心ください。

(a)首、肩周辺に効くストレッチヨガ(ウサギのポーズ)

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1.正座の状態から額を床につけ、両手を腰の後ろで組みます。
2.ゆっくりと息を吐きながら頭頂部を床につけ、お尻を持ち上げます。
3.腰を膝の上へ移動し、脚全体で下半身を安定させます。
4.息を吸いながら、組んだ両手を天井方向へ伸ばします。
5.深呼吸を繰り返し、両腕が伸びていることを感じながら30秒キープ。
6.最後に息を吐きながらゆっくりと元の姿勢へ戻してください。

(上の画像を参照ください)

※ただし首に不安のある方は、顔の横に両手をおいて、首のストレッチのみを行ってください。あくまでもストレッチなので無理のないように!

(b)肘、手首に効くストレッチヨガ

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1.両手を前に出し、一方の手の指先をもう一方の手でしっかりつかみます。
2.息を吐きながら、手の甲の方へそらし、ゆっくりと筋肉を伸ばしていきます。
3.10秒ストレッチを行ったら、もう片方の手も同様にストレッチします。
4.3セットずつ行ってください。

(上の画像を参照ください)

※こちらのストレッチはゴルフ肘を改善させる対策としても有効ですので、ぜひ行ってみてください。

(c)腰、背中に効くストレッチヨガ

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1.脚を伸ばしながら座り、左脚を曲げ、右脚にクロスして立てます。
2.背筋を伸ばし、上半身を左にひねって息を吐きながら10秒キープ。
3.上半身をひねる際、肩、首をできるだけ後方に向けるとより効果があります。
4.片方のストレッチが完了したら、もう片方も同じようにストレッチします。
5.3セットずつ行ってください。

(上の画像を参照ください)

※体の余分な力を抜いて、背骨を意識しながら行うことがコツだそうです。

(3)気を付けてもケガをした場合はどうしたら良い?

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ただ、いくら予防をしていても、ふと気が緩んでしまった時に、ケガをしてしまうこともあります。

そこで、ケガした時の対処法も簡単にご紹介しておきますので、ぜひ参考にしてください。

(a)痛みや違和感を感じた際、軽度の症状であれば、しばらく休むと回復しますので、練習を含め、しばらくの間、運動を控えましょう。

また痛みを感じた際は、炎症を起こしている可能性がありますので、その箇所を冷却することをおすすめします。

(b)ひどい痛みがある場合や一定期間休んでも痛みが継続する場合は、すぐに最寄りの整形外科や整骨院にて診断・治療を受けることをおすすめします。

また、ケガから回復した際には、練習量を見直したり、スイングフォームの改善などを行うと再発防止により効果的ですので、ぜひ取り組んでみてください。

(4)最後に

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冒頭でも申し上げましたが、どんなに上手いゴルファーであっても、ケガをしてしまったら十分なパフォーマンスを発揮することができませんし、ケガのため、長期離脱をしてしまったら上達の道からも遠ざかってしまいます。

ケガをしないことがゴルフ人生をより楽しいものとしますし、それが上達への最短ルートとなりますので、ご紹介したストレッチヨガに習慣的に取り組んでいただければと思います。

何事も継続は力なりです!

ゴルファーの夢でもある『エージシュート』を達成するためにも、ぜひ頑張って続けてみてください!