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ゴルフスイング

PAR RUSH 01

冬のアプローチは、ボールのライの状況判断が大事!~上達シリーズ第21回

アマチュアのゴルフではパーオン率が低いので、寄せワンでしのぐのが基本です。

ですから、Gridgeの投稿でもアプローチに関する内容が比較的多いと思います。

グリーンシーズンでもなかなか上手くいかないのに、とりわけ、冬の時期は芝も薄くベアグランドに近いライも多いので、夏場と比較してアプローチはとても難しくなります。

その難しい冬場のアプローチでは、何よりもボールのライを見極め、どのようなアプローチをするのか、どのようなアプローチしかできないのか! の判断が大事です!

状況判断をする際の注意点とは?

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冬のゴルフ場では、朝方は氷点下からそれに近い気温まで下がります。

グリーンはカチンカチンに凍り、手こずった経験がある人も多いと思います!

このような氷点下まで下がる気温の時には、グリーンばかりでなくフェアウェイや芝が薄いラフなども凍っていることが多々あります。

そして、朝方凍っていた場所が気温の上昇とともに、溶けて柔らかくなります。

これがクセモノです!

冬のアプローチで注意しなければならない状況判断は、まさにこの芝とその下の土の状態なのです!

朝早いスタートの時で、快晴無風のような天気の日は、スタートしてからのハーフの前半と後半ではグリーン周りの芝の状態は明らかに違ってきます。

特に、ラフで芝が薄いなぁ! と感じるような時は要注意です。

凍っていた土が溶けて、柔らかくなっていることが多く、泥状態でアプローチをしたら、泥だけが飛びボールはまったく飛ばないという経験もあると思います。

まず、ボールの後方の離れたところを踏んでみてください。柔らかいのか? しっかり硬いのか? これを確認しましょう!

※この時には、ライの改善と指摘されないように少し離れたところでやるように注意しましょう。

状況別判断1~花道やグリーン周りの刈り込んであるライは?

花道は、グリーンシーズンには芝も生え揃っていて、比較的アプローチしやすい場所ですよね。

しかし、冬の花道は、芝も極端に薄く大変難しい状況だと判断すべきです。

この写真は、比較的芝があるところですが、こんな場所ばかりではありません。

さらに、厄介なのは、グリーン周りも凍っている場合が多く、それが日中に溶け出したら、極めて厄介な状況だということです。

朝早い時間でまだ凍っている場合には、間違いなくパターを持つことが正解だと思います。

グリーンからの距離にもよりますが、このような場合にはグリーンも凍っており、普通のアプローチをすることは、大変危険です。

どのくらいに寄るか、そのためにはどんなクラブを持つことがリスクが少ないかを考えましょう!

しかし、ここでパターを持ったら、グリーン手前にどのくらい食われるかを考える必要があります。

一般的に、グリーン周りからパターを持つと、強く打ち過ぎてピンを大きくオーバーすることが少なくないからです。

土が溶け出していたらパター以外のアプローチで打つことを考えますが、この場合でも転がしを念頭におきましょう。8番アイアンなどを使用することを考えます。

状況別判断2~浮いているラフ

グリーン周りのラフで、球が浮いている状態にある場合は、芝が薄い花道やフェアウェイの場所よりも、比較的やさしくアプローチできます。

この時には、いつもピッチエンドランでアプローチする際に使用しているアプローチウェッジ、ピッチングウェッジ、9番アイアンなどの使用を考えます!

しかし、芝の上に浮いているために、クラブフェースがボールの下に潜ることを注意しなければなりません。

また、この草の下の状態はどうなっているのかを確認しておきましょう。

万一、深く入って下が柔らかい土だったら、大きな“わらじ”を飛ばすだけになってしまう危険があります。

状況別判断3~土が溶けている柔らかい薄い芝のラフ!

このケース3が、冬のグリーン周りのアプローチで、最も神経を使う状況です。

写真はまだ、朝の凍っている状態です。これなら、まだ転がしができます。ロフトの立ったアイアンやユーティリティなどを使うことも可能です。

しかし、これが日中になり、土が溶けてきたら要注意です。

クラブのリーディングエッジが少しでも深く入ったら、土だけが飛び、ボールはまったく距離が出ないという状況になります。

このようなベアグラウンドに近い状態で溶け出している場合は、普段転がしで使うクラブを(私なら8番アイアンなどを)使用して少しトップ気味にアプローチします。

この状況で完璧なアプローチは期待しません。

その期待は、無残な結果になるリスクが高いからです!


今年の冬の寒さは、半端じゃありませんね。

ゴルフには本当に難しいです。しかし、どんな気候でも、自然を相手に自分の最善を尽くしてベストを目指しましょう。

でも、それは、リスクを最小限にするように判断することだと思います。

私もさまざまな失敗を教訓にしながら、対策を立てながら、プレーしています。