『スリクソン ZX フェアウェイウッド』『スリクソン ZX ハイブリッド』は飛距離とツアー仕様で期待させる!
『スリクソン ZX フェアウェイウッド』『スリクソン ZX ハイブリッド』は、ダンロップが2020年10月17日に発売したクラブです。
“大きなたわみで高初速”というコピーのフェアウェイウッドの3番と、“高初速、高弾道で大きな飛び”というコピーのハイブリッドです。
【試打クラブスペック】 『スリクソン ZX フェアウェイウッド』(#3)
ヘッド素材 マレージング鋼
クラウン CFRPコンポジット
フェース HT1770鋼
ヘッド体積 176cc
シャフト Diamana ZX50(S)
ロフト 15度
長さ 43インチ
ライ角 57.5度
価格(税別) 4万円
【試打クラブスペック】 『スリクソン ZX ハイブリッド』(#4)
ヘッド素材 マレージング鋼
クラウン CFRPコンポジット
フェース HT1770鋼
ヘッド体積 108cc
シャフト Diamana ZX for HYBRID(S)
ロフト 22度
長さ 39.75インチ
ライ角 58度
価格(税別) 3万4000円
『スリクソン ZX フェアウェイウッド と ハイブリッド』は、ツアープロとスタッフの力を集結して開発されました。
最も注目されるテクノロジーは、両方で採用されている、たわみの4重構造「REBOUND FRAME」です。
ちょっと面白いのは、ドライバーではカップフェースを採用しないことで「REBOUND FRAME」になったような説明でしたが、『スリクソン ZX フェアウェイウッド』の3番は、カップフェースなのです。ヘッドの大きさが違うので、参考にならないのかもしれませんが、効果にどんな違いが出るのか? 興味を持ちました。
いずれにしても、ドライバーでは、このテクノロジーで大きなたわみを生み出し、反発性能が大幅に向上させた実績がありますので、楽しみになります。
『スリクソン ZX フェアウェイウッド』の3番は、クラウンを薄肉化し、カーボンの複合面積を16%拡大したことで、3.5gの余剰重量を発生させて、低重心化と、前重心化を達成したのが二つ目のテクノロジーです。
前モデルと形状やシェイプはほとんど変わらない印象を持ちましたが、中身は別のクラブのようです。
ミニドライバーのような飛距離性能を最優先させたスプーンは、大好物です。
ちなみに、試打はしませんでしたが、フェアウェイウッドの5番と7番は、グリーンを狙えるFWがコンセプトなので、シャローでボールが上がりそうな感じです。
『スリクソン ZX ハイブリッド』は、前モデルと見た目も大きく変わりました。
まず、シェイプなのですが、トウ側が丸い曲線ではなく、少し潰れたような直線をイメージさせる形状になったのです。これは、海外ブランドのメーカーのハイブリッドを使用していたゴルファーには見慣れていて構えやすくなると思われます。良い変更だと感心しました。
続いて、フェースが少しシャフトの軸線側に寄りました。ボールが上がりにくくなったように見えるマイナスもあるかもしれませんが、これも、ツアープロが使用しているハイブリッドに多く採用されているのです。
個人的には、これもプラス要素だと考えます。
ハイブリッドは、飛距離性能が優先されるべきだと、いつも書いていますが、『スリクソン ZX ハイブリッド』は飛びそうな予感がするクラブです。
『スリクソン ZX フェアウェイウッド』『スリクソン ZX ハイブリッド』は、どちらも、飛距離性能という部分でワクワクさせます。