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モハメドアリモト
【180〜190ヤードの距離をシッカリ打てるクラブお持ちですか?】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。
ラウンド中、2打目やショートホールで180~190ヤード距離がある場合や200ヤード打ち下ろし・・・なんて場面に遭遇した場合、皆さんはどんなクラブをその時手に取りますか? 結構、悩む所ではないでしょうか?
7番アイアンで150ヤード飛ぶ方なら180ヤードは3番手上げて4番アイアン、もしくはユーティリティ(UT)という感じでしょうか?
でも、『ミス結構多くないですか?』一般アマチュアの場合6番アイアンより上の番手は、ミート率が格段に下がるといわれています。
そこで、今回は『180ヤード~190ヤード』限定でこの距離をミスが少なく、しかもやさしく使えるようフィッティングするにはどんなセッティングが良いのか?等、明日のラウンドで即戦力になるうような情報をお伝えしたいと思いますので、ぜひ、最後迄お付き合いくださいませ。
では、はじまりはじまり・・・。
目次
其の①、まず、180ヤード狙うには何番アイアンの距離になるか?考える
では、180ヤードを打つにはミス等を度外視して何番アイアンならその飛距離になるか? 考えます。
例えば、7番アイアンで150ヤード打てる場合単純に考えると1番手上がる毎に10ヤード伸びる(ロフトの関係もありますが約これくらい)と言われておりますので、上記にも書いたように4番アイアンに相当します。
では、その150ヤードを打つ7番アイアンのロフトは何度でしょうか? 最近のアイアンは7番で大体が31~32度だと思います。
1番手の間隔が3~4度ありますので、おおよそ9度立って4番は22〜23度と言ったところじゃないでしょうか。
そうです、計算値でいうと22〜23度のロフトが付いているクラブで打てば任意とする飛距離を打つ事は可能であるという計算です。
しかしあくまでももミスヒットを度外視しての計算ですので、これからこのロフトを基準にご自身が打ちやすい『形状』・・・アイアンなのかUT? それともフェアウェイウッド(FW)? とスイングに合ったクラブ及びシャフトをチョイスしていきます。
まずは、自分の体力や技量なら計算上、何度(ロフト)でその距離に届くのか? を理解しましょう。
それが、成功への第一歩です!
其の②、得意な形状は何か?アイアン?UT?FW?
ご自身が180ヤードを狙えるロフトが把握できたところで、次にヘッドの形状を選択していきます。
簡単に特性を説明すると、アイアンタイプの形状は操作性に優れており見た目にもアイアンからの流れで違和感なく使う事ができます。
しかし、ミスヒットに寛容ではなく、飛距離ロスや左右のバラツキが出やすいです。
UTは、FWとアイアンの中間的形状で、アイアンよりも少し大きめで形状もアイアンに近いため違和感なく持ち替えられ、アイアンより確実に扱いやすく球が捕まります。
しかし、メリットがデメリットにも成りやすく、捕まりやすいので引っ掛けのミスが出る場合があります。
FWはアイアンとは形状の違いから球が上がりやすくなります。
しかし、ヘッドを打ち込み過ぎたりすると吹け上がりの原因になり風に弱い球になりやすいです。
よって、シッカリボールを打ち込む方にはアイアン系、非力で球が上がりづらいかたにはFW系、その中間がUTという風にタイプ別でヘッドは選ばれると良いでしょう!
一番構えやすく、方向をイメージしやすい形状を選んで下さい。
そして、次に細かいスペックの調整に入っていきます!
其の③、どんなスペックで組むのがベストか?
ロフト・形状が決まったら、次はスペック!『全体重量の重さ・シャフトの硬さ』を考えていきます。
まず、基本にあるコンセプトは『180~190ヤードを狙う』ですから、きっちりとこの距離をミスなく打てなくてはなりません。飛び過ぎ・飛ばな過ぎどちらもNGです!
おススメは、アイアンの延長線上と考えアイアンのスペックよりに合わせていきます。
まず重さですが、5番アイアン(アイアンセットの中で一番長い番手)よりも軽めにしてください。
目安は30〜40グラム程軽くします。
なぜかというと、ロング番手になるほどヘッドスピードを上げていかないとシッカリとボールを捕らえる事は困難だからです!
全体重量が軽くなれば、ヘッドスピードも自然に上がって来ますので“軽め”が効果的な訳です。
次に硬さですが、やはり、アイアンよりは柔らかめがおススメ!
シャフトのスペックにトルクという数値がありますので、これを参考に数値のやや大きいものを選びます。
これは、丈が長いシャフトをしならせる事にもヘッドスピードを要するからです。
シャフト自体がしなって球を捕まえてくれる物を選びましょう!
バランスはアイアンに合わせましょう。
其の④、長さの設定も重要です
最後に、セッティングの際の微調整です。
まず、長さ。
これは、最初からでき上がっているクラブを見つけるなら問題はありませんが、もし、新たに工房等でオーダーする場合の目安です。
今ご使用のアイアンで一番長い番手(4番や5番の人が多いでしょう)よりも1インチ~2インチは長めに設定します。
これは、楽に飛距離を出せるという面もありますが、シャフトのしなりを生かせるように長めに設定します!
ヘッドの重さ・バランスの都合もありますが、少しでも、ヘッドスピードが上がる設定にしたいですからね。これ位の長さがベストです!
また、リシャフトされる場合に一つ注意点としてご承知いただきたいのが、ネックホーゼルの寸法の違いから挿し替えできるシャフトとできないモノが存在するという事です。
良くあるのが、FWやUTでアイアン用のシャフトが挿せないという事態。
これはFW用のシャフトサイズとアイアン用のサイズではホーゼルに収まるチップ(先端)径に違いがあり、装着できないからです。
装着したいシャフトが見つかったのに、ヘッドに合わない・・・なんて結果は悲しいですからね。
この辺も、知識として覚えておくと良いでしょう。
其の⑤、今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は、コースで一番『ミスなく打てると、スコアアップに繋がる』“180~190ヤードをシッカリと狙えるクラブ”について内容を絞ってご紹介させていただきました。
自分もコースでこの距離を打つ場面が訪れた場合、結構苦労する事が多いので内容に取り上げた経緯もありますが、日々皆さんのクラブを調整していてこの辺のご相談をよくいただくので、ご覧頂いた方にもきっとお役に立てる内容だったと思います。
結局、ロングアイアンをシッカリ正確に打てればコースマネージメントにおいて、おおいに役立つという事からUTが登場し、ショートウッド・アイアン型UTが産まれた訳ですものね!
今回の内容をご参考にいただければきっと、『頼れる1本』が見つかるはずですので、お試し下さいませ。
では、今回も最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
〜最高の1打とその次のステップの為に〜
また次回まで。。。
押忍・感謝