『スリクソン ZX5 ドライバー』は飛びが満載のように見える!
『スリクソン ZX5 ドライバー』は、ダンロップが2020年10月17日に発売したクラブです。
「大きな飛距離と寛容性」というコピーのドライバーです。
【試打クラブスペック】
ヘッド素材 8AL-2Vチタン合金
クラウン CFRPコンポジット
フェース Super-TIX 51AFチタン合金
ヘッド体積 460cc
シャフト Diamana ZX50(S)
ロフト 9.5度(10.5度もあり)
長さ 45.25インチ
ライ角 59.0度
価格(税別) 6万6000円
『スリクソン ZX5 ドライバー』は、ツアープロとスタッフの力を集結して開発されました。
最も注目されるテクノロジーは、「REBOUND FRAME(リバウンドフレーム)」です。初速にこだわって、開発していく中で生まれたそうです。
カップフェースというフライパンのような形状のフェースを作って、ヘッドと圧着することで最適な反発を生み出すのが、現在、主流のテクノロジーなのですが、『スリクソン ZX5 ドライバー』では、カップ状の枠に楕円のフェースを圧着する方法を採りました。
その結果、フェースは軟らかく、枠は硬く、枠との接合部は軟らかく、ヘッドは硬いという4重構造になり、これが飛距離に直結したそうです。
見える部分でも『スリクソン ZX5 ドライバー』は気合いが入っています。
米ツアーを意識したというシェイプは、トウ側の膨らみ具合や、ヒールサイドのシャープさ、高さがあるクラウンなのにシャローバックになっている所など、現在のトレンドを上手に取り入れています。
現在市場を席巻している外国ブランドのドライバーユーザーの好みを意識したのだと勝手に感じましたが、それ以上に好印象でした。
フェース上部のエッジの処理が丁寧で、きれいなラインをシャフトからつながるように描いています。
これは本当にお見事です。構えやすいドライバーに仕上がっています。
クラウンはカーボンで、低重心化していることも一目瞭然です。
ソールを見ると、後方にウェイトがあることから、重心を深くして、下げているというアピールもわかりやすいです。
スリクソンの『5』シリーズのドライバーは、やさしい、というイメージがあります。
『スリクソン ZX5 ドライバー』の商品説明でも、最初に「しっかりつかまる高い弾道」と紹介されていますので、多くのゴルファーを助けてくれるドライバーなのだと思いました。
何より、松山英樹プロが、実戦投入して、380ヤード以上飛ばしたドライバーが、『スリクソン ZX5 ドライバー』です(厳密には、プロトタイプを使用)。
期待をしながら、打ってみました。