ジョン・ラームに世界が“あ然”~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#180

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先週の米ツアー競技「BMW選手権」の主役は、何と言っても優勝したジョン・ラームです。

勝負は世界ナンバー1ランカーのダスティン・ジョンソンとのプレーオフへ。

1ホール目、ともに2オンですが、ラームのボールはピン奥、約20メートル。そこからは右に大きく曲がりながら下り傾斜に移る、タフなライン。

本人でさえ「3フィート(約90センチ)以内に寄せられればいい」と思って打ったボールは、意外やピンに吸い寄せられ、よもやのカップイン!

世界がどよめく超ミラクルパットとなりました(下掲のツイッター動画)。

でも、今回取り上げる話題はこれではなく、その前日(第3ラウンド)の、これも世界がどよめいた“超凡ミス”です。

その瞬間、固まるジョン・ラーム

トッププロにはあり得ないミスで大きな話題になりましたから、これも多くのゴルフファンがご存じでしょう。

第3ラウンドの5番パー4でのこと。第2打をグリーン上、ピン手前約13メートルに乗せたラームは、ボールに向かって真っすぐ歩を進めながら、右手はポケット内のボールマーカーを探る仕種。

ところが、ボールのもとに近寄ると、ラームはマークをせずにボールをピックアップ。

そして、キャディに差し出したところで、自分の誤りに気づき、固まったのでした。
もちろん、これは規則9.4b違反で1ペナ(1罰打の付加)です。

ここで笑えるのが、動きが固まった後のラームのリアクション。

ラームはその場にじっとしたまま、オフィシャルの到着を待ち、そしてやって来たオフィシャルに、「ボールは右足の先、ここにあった」と説明したのです。

そこまでしなくても、もとあったと思われる位置を示せばいいのに。

トッププロといえど、経験したことのないしくじりに、どう処理すればいいのかわからなかったのでしょう。

シン・ヒョンジュは先を急いで

同様のミスは、日本ツアーでも2003年の日本女子プロゴルフ選手権の最終日に起きています。

しくじったのは、この大会を制した宮里藍に次ぐ2位になったシン・ヒョンジュ(辛炫周)。

彼女は折り返しの9番で、グリーンに乗ったボールをマークをせずにピックアップしてしまいました。

そんなことになったワケを彼女はこう語っています。

「7番あたりからトイレに行きたくなって、早くプレーをしたかった。9番が終わったらすぐにトイレに行こうと思い、“お先に”のパットをしようと考えていた。そうしたら、なぜかボールを拾い上げてしまった。同じ組のジョン・ミジョン(全美貞)のキャディに指摘され、頭の中が真っ白になってしまった」

しくじりの原因は“トイレ”でした。

てっきり、リフト&クリーン

てっきり、リフト&クリーン

getty

最後はおまけ。

今年の全米プロの2日目、若手のホープ、ビクトル・ホブランドは14番ホールのフェアウェイに止まったボールを、何らためらうことなくマークを置いて拾い上げてしまいます。

彼は、米ツアーでしばしば採用される「リフト&クリーン」(無罰でボールを拾い上げ拭き、1クラブレングス以内にプレースできる)の特別ルールがここでも採用されているものと勘違いしたそうです。

ホブランドは拾い上げたところで自分のミスに気が付き、オフィシャルを呼びました。
もちろんこれも規則9.4b違反。1ペナです。

ということで、ボールを拾い上げる時には、いま一度、注意を払ってください。
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こせきよういち

かれこれ30年もフリーランスのライター稼業をやっています。活動のフィールドはゴルフ雑誌がメインですが、ゴーストライターとして単行本を執筆したり、某出版社の運営を手伝ったり、テレビ・ラジオのスポーツ番組の構成を手掛けたり……。昨年(2016年)はトランプ大統領をテーマにした単行本の一部執筆もしました(笑)。でも、目下一番忙しいのは、日々SNSにアップしているゴルフ関連の話題を収集する作業かな。ゴルフ界、スポーツ界がもっと元気になれるように、との視点から有益な、あるいは面白い情報を集め、発信しています。 Twitter: https://twitter.com/kohe46

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