高い?それとも低い?トップの位置はどっちがいいの?

お気に入り
高いトップからクラブを一閃、フックもスライスも自在にコントロールしながらも300ヤードの彼方にボールを運ぶバッバ・ワトソン。

では、バッバのような高いトップは、あらゆるゴルファーが目指すべきものなのでしょうか?

※データは2020年8月26日現在

千差万別のトップの高さ!

千差万別のトップの高さ!

getty

タイトルのバッバ・ワトソンと比較すると、明らかにロリー・マキロイのトップは低い位置に収まっています。

では、マキロイはバッバより飛距離は出ないのでしょうか? ボールを自在に曲げられないでしょうか?

答えは『ノー!』ですよね。

今回は、顕著な例として挙げましたが、2人のPGAツアーにおけるスタッツを比較してみましょう。

バッバ・ワトソン
賞金ランク:60位
平均ストローク:41位
平均飛距離:10位(311.0ヤード)
FWキープ率:150位(57.87%)
ショット貢献度:40位

ロリー・マキロイ
賞金ランク:9位
平均ストローク:5位
平均飛距離:6位(312.5ヤード)
FWキープ率:158位(57.32%)
ショット貢献度:4位

『飛ばし屋」の宿命で、どちらもフェアウェイキープ率は高くはありません。しかし、その飛距離は優劣つけ難い数値です。

ここまでは、トップの高さは飛距離やショットの正確性に影響するとは言えない状況ですね。

体格比較!

体格比較!

getty

では、二人の体格を比較してみましょう。

バッバ・ワトソン(41歳)身長191センチ 体重82キロ
ロリー・マキロイ(31歳)身長178センチ 体重73キロ

身長の高いバッバがアップライトで、一般男性と変わらないマキロイはフラット! と割り切ってしまっても良いのでしょうか?

確かに、背が高い方はアドレスの際のグリップ位置も高く、クラブは地面に対して大きな角度がつきます。一方、小柄な方はグリップ位置も地面に近く、クラブと地面が作る角度は浅くなります。

これがトップの位置を決める原因でしょうか?

フラットなスイングの典型例!

フラットなスイングの典型例!

getty

身長193センチ、体重88キロと、堂々たる体格のマット・クーチャーですが、ご覧の通り極端に低いトップです。

飛ばし屋揃いのPGAツアーの中では、平均飛距離282.3ヤードで198位と決して飛ぶほうではありません。

フェアウェイキープ率は33位(66.21%)と、今シーズンは本領発揮という数値ではありませんが、正確無比なショットと勝負強いパットでスコアを作るスタイルです。

では、あまり高いトップを作らないマキロイとクーチャーの共通点はどこにあるのでしょうか?

回転と体重移動!

回転と体重移動!

getty

目下賞金ランク1位今シーズン好調のジャスティン・トーマス。

178センチ、73キロと決して大柄ではありませんが、高いトップから平均飛距離で300ヤードを超える飛距離を誇っています。

今シーズン好調の理由は、以前よりも飛距離を抑えてコントロール重視のスイングをしていることにある! と『おっ3』はとらえています。

トップの位置が高いバッバとジャスティンの身長がそれぞれ191センチと178センチ。トップがあまり高くないマキロイが178センチ、極端にトップの低いクーチャーが193センチ。

となると、トップの位置は身長によるものではない! ということになりますね。

『おっ3』の目で見ると、バッバとジャスティンは体重移動と地面反力重視のスイング、マキロイとクーチャーは回転重視のスイングと言えるように思います(マキロイは地面反力も使い、スピードがあるので飛距離も出る!)。

目指すスイングは?

目指すスイングは?

getty

では、あなたが目指しているゴルフ、あなたが目指すスイングはどんなものですか?

Q1.ガツンと飛ばしてなんぼ! のゴルフですか?
Q2.正確なショットを武器にしたいですか?
Q3.柔軟性は十分ですか?
Q4.大きな体重移動に耐えられる筋力はありますか?
Q5.腕力ではなく、身体の回転スピードでクラブを振れますか?
Q6.スライス地獄から脱出したいですか?
Q7.自然なアドレスを取ると前傾姿勢は深いですか?
Q8.脇の締めはゆったりが好きですか?
Q9.フライングエルボー気味なトップが楽ですか?
Q10.手打ちと指摘されることが多いですか?

Q1、Q3、Q4、Q7、Q9に「イエス」の方は高いトップ、Q2、Q5、Q6、Q8、Q10に「イエス」の方は低めのトップが合っているかもしれません。

クラブの影響!

クラブの影響!

getty

重くてつかまりの悪いクラブから、軽量化されてつかまりの良いクラブに変わったことでスイング理論も大きく変わったと思います。

かつては、高いトップからの位置エネルギーと体重移動を利用してスピードを上げ、両手の返しによってボールをつかまえていました。

今はその『仕事』はクラブが補ってくれるようになりました。

強迫的に高いトップを身に着ける必要はなく、体格の大小に左右された合わないトップの位置を習得する必要もありません。

目指すゴルフスタイル、目指すスイングによって、ピタリと収まるトップの高さを決めましょう。

あなたのゴルフにとっての一番の敵は、『迷い』です。

一度決めたら、自信を持って反復練習して自分の自然な動きを身に着けましょう!
お気に入り
おっ3

野球、バレーボール、スキー、陸上競技などなどスポーツ歴だけは豊富ですが、全てそこそこレベルで引退。仕事としてゴルフに関わった時期もありますが、今は素人のゴルフ愛好家です。 現在もトレーニングを怠らずに行っているものの、全身の経年劣化が著しく、常に痛みと戦っている『おっ3』です。

このライターについてもっと見る >
SRIXON ZX201007-1107

カートに追加されました。