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初心者

ふぃりっぷ

なぜ上手くならないの?!その理由と対処法

「練習はたくさんするのに上手くならない~!」

という、われわれアマチュアゴルファーの悩みは尽きませんよね。

2、3時間も練習場で球を打っても、なかなか上手くならないものですよね。

ならば練習の仕方を変えてみませんか?

上達しない人はドライバー練習が大好き

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目的をしっかり持った練習はとても大事です。

目的がなければ、どんな練習をしても時間を無駄に使ってしまうことになります。

練習場では限られた時間を有意義に使いたいものです。お金も時間も割いて、せっかくの休日にわざわざ来ているのですから。

練習場で周りを見渡してみると、たいていの方がドライバーを目いっぱい振っています。

そして言います。

「250ヤードの的まで届いた!」

広い練習場でドライバーを振ると、どこまで飛んだかどうしても気になってしまいます。

また、隣の打席の人より遠くへ飛ばせると、気持ち良くなってしまいますよね。

統計を取ったことはありませんが、ドライバーはたぶん練習場での使用率ナンバーワンクラブでしょう。

私もゴルフを始めたての頃は、タイガー・ウッズや石川遼のキレキレのスイングに憧れて、ドライバーでフルスイングするばかりの練習でした。

自分のスイングの動画を撮り、彼らのスイングと比べたりしました。

しかしそのような練習をしていても、一向に上達しませんでした。

練習場で目を見張るようなショットが打てても、コースへ出ればブレまくります。

「練習場では上手くいくのに!」

アマチュアゴルファーであれば、誰もが抱いたことがある感情ではないでしょうか。

ドライバーの練習が悪いとは思いません。

しかし、目的を持たなければ意味のない練習になってしまいます。

たとえばドライバーを使うなら、

・片手で打ってみる
・100ヤードを打ってみる
・フックやスライスを故意に打ってみる

というような練習をしてみるのです。

マン振りだけの練習では、毎ショット球筋も変わりますし、距離もバラつきます。

ゴルフで大切なのは、狙った方向に狙った距離を打つことです。

ハンマー投げのように、より遠くへ飛ばしてもいいスコアは出ません。

初心者にとってもっともOBを打ちやすいドライバーは、たくさん練習をしたくなりますが、上達のためにはその気持ちをこらえることが大切です。

同じショットばかり練習しても……

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狙った方向に狙った距離を打つことが大切だと言いましたが、同じショットばかりの練習をしていてもいけません。

たとえばアプローチウェッジで、50ヤードを同じ球筋でひたすら打つような練習です。

練習で何度も打っていれば距離感は合ってくるもの。

でも、コースでは一発で合わさなければなりません。

練習場では本番のシチュエーションをイメージし――たとえばガードバンカーがあって、エッジからピンまで10ヤードしかない、など――、一球一球集中してショットすることが上達するコツです。

しかも、いつも練習場のマットのようにきれいなライからショットできるとは限りません。

コースはうねっていますし、目の前に障害物があることもありますよね。

ですから距離を決めて打つことも大切ですが、左右に曲げてみたり、球の高さを変えてみたりする練習もしておくといいです。

初心者はスイング作りから

とはいえ初心者(私が思うにスコア85くらいまで)のうちは、スイング作りを優先させるほうが上達は早いのではないかと思います。

安定したスイングができれば、信じられないようなミスを避けられますので。

スイング作りには、動作に制限をかけた練習がオススメです。

たとえば器具を使ったり、片手1本やハーフスイングで打ったり。

初心者によくある悪いクセ――たとえば体の開きが早かったり、右足体重のフィニッシュだったり――は、身体が自由に動けるために起こるミスです。

だから悪いクセの動きができないように、体に制限をかけて練習するのです。

身体が開くなら片手でスイングするとか、スエーするなら両足を閉じてスイングするとか。

ためしにYouTubeで「ゴルフ+体が開く(あなたが治したいクセ)+ドリル」などで検索してみるといいですよ。

多くのレッスンプロなどが、練習方法を公開しています。

その中からあなたに合う練習方法を見つけて、当分の間はそればかり練習するのが悪いクセを治すための近道だと思います。

理想の動作を体(脳?)に覚え込ませるためには、反復練習しかありません。

箸の持ち方を矯正したり、自転車に乗れるようになるのと同じです。

ひたすらナイスショットを求めるような練習はやめて、具体的な目的をもって練習してみましょう。

また、部屋の中でもできる効果のある練習方法もあります。

興味があればリンクの記事「球も打たずに、お金もかからない。でも効果抜群な練習方法があるんです!」も、合わせて読んでみてください。