Gride

gettyimages/1191169180
getty

プロゴルファー

もーりー

国内女子ツアーは開幕から2大会中止、タイガー欠場、受難続きのゴルフ界

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーリーです。

3月5日(木)開幕の国内女子ツアー『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』は異例の無観客試合での開催……となるはずでしたが、さらに苦渋の決断で中止となってしまいました。

さらに今週末の3月13日(金)から開催予定だった『明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント』も中止が決まりましたね。

新型コロナウイルスの猛威はゴルフ界にも暗い影を落としています。

このまま開催中止が続くのか……

getty

わずか数カ月前には誰がこんなことを予想したでしょうか。

東京オリンピックを直前に控える中、スポーツ界に異変が起きています。

新型コロナウイルスの影響を受けて、この春開催のマラソン大会や大相撲といったスポーツイベントが次々と無観客試合となっています。

そしてリーグ戦中断中のサッカーのJリーグに続き、日本プロ野球も3月20日(金)の開幕を4月以降に延期することが決まりました。

新型コロナウイルスの感染拡大と終息の見通しがつかない今の状況では仕方のないことではありますが、非常に残念でなりませんね。

そして開催中止の波はゴルフ界にも押し寄せています。

3月5日(木)から開幕予定だった『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』は、当初は無観客試合での開催で調整されていましたが、直前で中止が決まってしまいました。

さらに今週末の3月13日(金)から開催予定だった『明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント』も中止が決定。

日本プロ野球やJリーグの開催延期を目の当たりにすると、国内女子ツアーも今後の大会の開催は難しいのかなと思ってしまいます。

ゴルフの場合は屋外の広いスペースでプレーするので、選手同士やギャラリーの濃厚接触は少ないようにも感じますが、会場の仮設トイレなどの衛生面などを考えると、主催者からするとリスクが伴います。

さらにゴルフツアーは全国各地で開催されます。

当然選手たちは飛行機や新幹線などの公共交通期間を利用する機会が多いわけですので、選手ファーストを考えると中止にすべきなのかなというのが率直な感想ですね。

選手たちのモチベーションと体調管理が心配される

getty

相次ぐ試合中止で主催者やスポンサーにとっては大打撃、各社にかかる負担がかなり大きなものとなってしまうことに心からお見舞いを申し上げます。

そしてさらに心配なのは選手たちのコンディションですよね。

3月初旬の開幕に合わせて調整をしてきた中での、2試合連続での試合中止ですから、コンディションの維持はかなり大変ですよね。

さらにプロゴルファーの場合は試合会場の宿泊や移動はすべて自前で行わなければなりません。

今のような試合直前まで開催がわからない状況が続くと、体力的な問題以外にもモチベーションの維持や心労も重なってきますので、本来の調子を崩す選手が出てこないかが心配なところです。

そして気になるのが東京オリンピックに向けた世界ランキングへの影響。

東京オリンピックの出場を目指す渋野日向子、鈴木愛両選手は6月末まで世界ランキング15位以内をキープできていれば揃って出場権を獲得できるのですが、試合に出場できなければ世界ランキングポイントを獲得することができません。

国内女子ツアーはただでさえアメリカ女子ツアーより世界ランキングポイントが低いわけですから、今後も試合中止が続けば、世界ランキングも下がってしまう可能性があります。

せっかくの自国開催のオリンピックですから、少しでも多くの日本人選手に出場してもらいたいわけで、渋野・鈴木両選手には海外の試合への参戦を含め、なんとか世界ランキングの維持(15位以内)をしてもらいたいところですね。

タイガーは腰の違和感で試合を欠場

getty

日本国内とは違い、海の向こうのアメリカPGAツアーは試合が順調に開催されています。

しかし気になるのは、みんな大好きタイガー・ウッズ選手の状態があまり良くないことです。

腰の違和感で試合に出場する準備が万全ではないということで、3月5日(木)開催の『アーノルド・パーマー招待』を欠場したウッズ選手ですが、続く『ザ・プレーヤーズ選手権』も欠場することが発表されました。

過去8回制したことのある『アーノルド・パーマー招待』や第5のメジャーとも呼ばれるビッグトーナメント『ザ・プレーヤーズ選手権』をスキップするということは、腰の状態はかなり良くないのかもしれません。

出場に意欲を見せていた東京オリンピックへのモチベーションも低下しているとうわさされるウッズ選手。

なんとか調子を上げてもらって、これから始まる四大メジャー大会やオリンピックの舞台でタイガーフィーバーを巻き起こしてもらいたいですね。

昨年はタイガー・ウッズ選手のマスターズ制覇に渋野日向子選手を中心とした国内女子ツアーの空前の盛り上がりに沸いた1年だったのに、今年はシーズン早々から受難続きのゴルフ界。

特に国内ツアーに関しては感染症という抗えない事案が相手なので、どうしようもない部分はありますが、なんとかこの困難を乗り越えて、今年も昨年以上にツアーが盛り上がってくれることを期待しています。

そしてアメリカPGAツアーでは、タイガー・ウッズ選手、そして最近また調子が下降気味の松山英樹選手の巻き返しに期待したいですね(この二人の活躍がないとやっぱりゴルフツアーは盛り上がりませんよね!)。


というわけで、一刻も早く国内女子ツアーが開幕することを祈念しつつ、今回はこのへんで失礼したいと思います。

それでは、また!