初心者
ぽーりー
ラウンド前の準備が大切!本気の100切り達成計画
現在の目標を100切りとされている方は多いかと思いますが、なかなか達成できないという方や、100切りを達成してもその後コンスタントに100を切ることができないという方も多いでしょう。
私の友人にも100切りを目標としながらもなかなか達成できない人も多いですし、「100切り選手権」なるイベントも開催されるほどですので、悩まれている方がいかに多いのかが分かります。
そのような方々に、なかなか100を切れない友人とのラウンドを通して何が足りていないのか、どんな練習が必要であるか、最終的にどのように達成できたのか等々のアドバイスをお伝えしていきます。
早く100切りを達成して、いつでもコンスタントに100を切れる次のステージへステップアップしましょう!
ラウンド前にコース戦略を考える
まずは数字で見ていきましょう。
100切りを達成するためには27オーバーまでOKですので、18ホール中9ホールをボギー、残り9ホールをダブルボギーにすれば見事達成です。
数字を並べるだけなら簡単ですが、パーなしでも半分のホールをダボ(ダブルボギー)でOKだと分かると、ちょっとだけ気が楽になりませんか?
ただここで気が楽になっているだけではダメですので、次は9ボギーと9ダボをどのホールに割り振るのかを考えましょう。
何度か行ったことがあり、どういうホールがあるか覚えていればイメージがつきやすいのですが、初めて訪れるコースについては事前にコースのホームページにあるコース図を印刷しておくと良いですよ。
距離やホールハンディキャップ(HDCP)で各ホールの難易度を見ていき、このホールはボギーでOK、このホールはダボでOK、というように決めていき、コース図に書き込んでいきましょう。
各ホール、ボギーもしくはダボがパーになるようなイメージでしょうか。
またここでコース図を使って、各ホールの戦略を立ててみてください。
どこからOB・1ペナルティ(ペナ)になるのか、バンカーや池等のハザード、林はどこにあるのか、どのようにハザードを避けるのか考えてみてください。
各ホールの1打目を何で打つのか、どのように狙っていくのかのように、さらに深堀してくとなお良しです。
よくここで「実際にラウンドすると何が起こるか分からないから、ラウンド前にあれこれ考えても意味ないでしょ?」と言わることがあります。
しかし、コースの大まかなイメージやどこからがOBでどこにどのようなハザードがあるか情報を事前に持ち、各ホールの目標・戦略を立ててラウンドに臨んだほうが、何も知らずに行き当たりばったりのゴルフでOBやバン入(バンカーに入れること)連発よりもスコアが良くなる可能性が高いのは明白です。
マン振り・OB・ハザードを徹底的に避ける
実際のラウンドで最低限注意すべき点を挙げていきます。
1.マン振りしない
これはある意味アマチュアゴルファーにとって永遠のテーマかもしれませんが、スコアアップのため、特に100切り達成のためには外せない点です。
マン振りはいろいろな“事件”を起こす1番の原因ですので、達成を目指す時には絶対に避けるべきです。
アイアンはもちろんのこと、ドライバーでもハーフスイングぐらいの意識で十分だと思います。
コントロールショットって何となくプロっぽい雰囲気で、傍から見るとけっこうかっこいいものですよ。
2.OB・ハザードを徹底的に避ける
こちらももちろんですよね。
OBや池は打数を大きく稼いでしまいますし、バンカーも苦手にしている方が多いですし、アゴに近い時など難しい状況になった際はトラブル必至です。
OBについてですが、特にスタートしてから3ホールは気を引き締めて臨むようにしてみてください。
朝一ショットでOBを打ちスタートからダブルパーを叩いたりすると、各ホールの目標の練り直しが早くも必要となりますし、何よりもメンタルがやられます。
スタートホールから100切りをあきらめて1ホールで試合終了というのは、あまりにも切ないですから。
また3ホールで27オーバーという貯金の多くを使用すると、完全にやる気をなくしてしまい、残り15ホールがただの練習になってしまいます。
ラフでも良いので、とにかくハザードを避けて芝の上から打てる状況にしてください。
事前の打ちっ放しでの練習にて
ここまでは戦略であったり注意点のようなメンタルの部分をお伝えしましたが、やはりフィジカルな部分も外せません。
練習なくして目標達成はあり得ません。
中には打ちっ放しのような平らなライはコースではあり得ないから、練習場はあまり意味がない、と言う方もおられます。
確かに打ちっ放しとコースの本物の芝はまったく違いますし、いろいろなアンジュレーションがありますが、それは中上級者の方向けであって、100切りを目標にされている方はまだそこまで考えなくて良いです。
要は、平らな所で打てなければ傾斜地では当たりもしない、ということです。
とある超初心者ゴルファーでまったく打ちっ放しに行かずにコースばかりに行く友人がいるのですが、まったく上手くなりません。
未だにフェアウェイど真ん中で空振りするという悲惨なレベルなので、今では「3回打ちっ放しでみっちり練習するまでコースへ一緒に行かない」としていますし、100切りなんてまだまだ遠い夢です。
打ちっ放しでは自分のスイングスピードの限界値を上げるためにマン振りするのも良いですが、ラウンドが控えている時の練習ではバランスが崩れることなく振れる程度の力加減で、方向性を大切にすることを心がけてください。
とにかくきちんとミートさせることが最重要です。
アプローチを含めた短い番手での練習が肝ですよ。
おわりに
「100の壁」という言葉がありますが、今考えると100の壁はけっこう低いです。
ちょっとした工夫と考え方だけで達成できます。
難しいのはコンスタントに100を切ることだと思います。
ガチンコで100切りを目指すラウンドを設定すれば良いのでしょうが、コンペや接待のようなエンジョイ要素が多い時のラウンドでは、スコアに固執したプレーを続けることは難しいでしょう。
そのためにも、事前の戦略を練ったりラウンドを意識した練習により、気持ちに余裕を持った上でのプレーであれば、100切りの可能性は高まります。
また、今回ご紹介した戦略を練ることは、今後の90切り以上のステップアップにも役立ちますので、今の内にクセを付けておくことをおススメします。
私も、練習時間とラウンドする機会は6回と少なかったのですが、昨年の平均スコアは80台でした。
1年を通してショットは悪かったのですが、そのショットがトラブルとならないように戦略立てていたことが功を奏したと考えています。
ぜひやってみてください。
次回はラウンド中についてです。