Gride

gettyimages/1188161510
getty

プロゴルファー

もーりー

鈴木愛が破竹の3連勝で賞金女王に前進!【伊藤園レディス】

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

今年のLPGAツアーもいよいよあと3試合。

『伊藤園レディスゴルフトーナメント』は賞金女王を争う3人のペアリングに注目が集まりました。

初日から豪華なペアリング

getty

千葉県のグレートアイランド倶楽部で開催された『伊藤園レディスゴルフトーナメント』。

平日にも関わらず初日から4000人以上のギャラリーが詰めかけましたが、そのお目当ては賞金女王を争う申ジエ、鈴木愛、渋野日向子の3人の豪華なペアリング。

前週の時点での獲得賞金は申ジエ選手133,477,195円、鈴木選手126,225,665円、そして渋野選手が119,914,314円と、まだ3人ともに賞金女王のチャンスがある熾烈な争いを繰り広げていますから、がぜん注目が集まりますよね(残念ながら、渋野選手の全英女子オープンの優勝賞金約7200万円は加算されません)。

そんな中での初日のスタートでしたが、3人の中で最も良いスタートを切ったのが鈴木愛選手。

首位と2打差の-4で6位タイにつけました。

先週、先々週と2週連続優勝の勢いそのままに、4バーディーの安定したゴルフ。

それになんといってもノーボギーというのがショット、パットの調子の良さを物語ります。

前の試合から61ホール連続でのボギーなしラウンドは圧巻です。

そして-3の15位タイにつけたのが賞金ランキングトップを走る申ジエ選手。

まずまずのスタートではあるのですが、鈴木選手が好調なだけに、初日からもう少し伸ばしておきたかったところでしょうか。

そして渋野選手は少し出遅れて-1で36位タイでのスタートとなりました。

あまりの活躍ぶりに忘れてしまいそうになりますが、彼女はツアールーキーなわけで、鈴木愛、申ジエという大物2人を相手によく戦っていると考えるべきでしょう。

実はこの日が21歳の誕生日。

ラウンド後はプレゼントされたバースデーケーキを前にニッコリしていた渋野選手。

賞金女王争いのプレッシャーからか、最近はラウンド中も厳しい顔つきになることも多かったですが、やっぱり彼女には笑顔が似合います。

渋野選手はまさかの……

getty

大会2日目。

賞金女王を争う3人にとって“明”と“暗”がはっきり別れる結果となりました。

まず“明”のラウンドとなったのは鈴木愛選手と申ジエ選手。

鈴木選手は前半はパ-3でボギーを喫するなど、スコアを1つしか伸ばせませんでしたが、後半は3連続を含む4バーディーを奪います。

結局スコアを5つ伸ばして通算-9、首位と1打差の3位タイとしました。

ショート(パー3)、ミドル(パー4)、ロング(パー5)でまんべんなくバーディーが取れているあたりも調子の良さがうかがえます。

そしてさらにすごかったのが申ジエ選手でした。

前半だけで6つのバーディーを量産する猛チャージ!

後半はバーディー1つに終わりましたが、ノーボギーでまとめて、この日だけで7つもスコアを伸ばしました。

通算-10はトップタイ。

さすが賞金女王レースでトップを走っているだけのことはあります。

この日はスコアが動くようにとの思惑からか、比較的やさしいピン位置が多かったそうなのですが、そういったところを見逃さずに一気にスコアを伸ばしてくるあたりは、百戦錬磨のベテランならではですね。

そんな申選手と鈴木選手の優勝争いのいっぽうで“暗”のラウンドになってしまったのが渋野日向子選手。

序盤に3連続バーディーを奪い、シブコチャージが来るかと思われましたが、7番で
ボギーを喫すると11番では痛恨のダブルボギー。

このあともスコアを伸ばせず、この日はイーブンバー。

通算-1の51位タイとなり、まさかまさかの予選落ちとなってしまいました。

実に8ヶ月ぶり、そして賞金女王争いの中での大事な試合での予選落ちということもあり、ラウンド後は悔し涙が止まらなかった渋野選手。

賞金女王はかなり厳しい状況になったのは否めませんが、気を取り直して残り2試合で大活躍してほしいところですね。

記録ずくめの逆転勝利!

getty

そして大会最終日。

この日もスコアの伸ばし合いとなり、一時は首位に4人が並ぶ大混戦となりました。

そんな中で力の差を見せつけたのが鈴木愛選手でした。

最終日も『67』でまとめて通算-14。

最終18番ホールは外してしまうとプレーオフとなってしまうバーディーパット。

ピン左2メートルからの微妙な距離でしたが、これを落ち着いて決め、勝利を手繰り寄せました。

これでツアー3週連続優勝。

これはツアー史上2人目の快挙です。

さらにシーズン7勝は不動裕理(10勝)、イ ボミ両選手以来となるツアー3人目となる大記録となりました。

優勝賞金1800万円を加算した鈴木選手。

ついに申ジエ選手を逆転して、ついに賞金女王争いトップに立ちました。

それにしても鈴木選手……すごい、すご過ぎます。

このままツアー残り2試合とも優勝するのではないか、というくらいの強さですね。

2年ぶり2度目の賞金女王に向けて鈴木選手の勢いは増すばかりです!


といったところでまた次回お会いしましょう。


★スコア100切りを目指す皆さん向けの情報をブログにまとめてみました (^ ^*)/ ★
(よかったらこちらも読んでみてください。)

『たった3分でスコアアップ!ゴルフ100切り研究所』