プロゴルファー
もーりー
渋野日向子選手がサントリーと所属契約を締結!
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
樋口久子さん以来、42年ぶりに海外メジャー大会で優勝するなど、昨年の女子ゴルフ界を席巻した渋野日向子選手。
そんな彼女が新たな所属先として、サントリーと複数年契約を結びました。
新たな所属先はサントリーに!
昨年の女子ツアーの主役となった渋野日向子選手。
樋口久子さん以来、42年ぶりに海外メジャー大会で優勝、そして国内ツアーでもメジャー大会を含む4勝(国内外で計5勝)と、その実力もさることながら、“スマイリング・シンデレラ”と名づけられた爽やかな笑顔と明るいキャラクターで瞬く間に人気者となりました。
そんな彼女ですから、多くの企業が新たな所属契約をオファー。
水面下でし烈な争奪戦が繰り広げられました(ちなみに昨シーズンは地元岡山のテレビ局、RSK山陽放送に所属していましたが、あまりにもビッグになり過ぎたこともあり、円満に所属契約解消)。
そんな引く手あまたのなかで渋野選手が選んだ所属先はサントリーでした。
契約期間は3年で、契約金は3億円だと言われています。
1年あたりで1億円という、破格の金額ですね。
ただ“シブコフィーバー”と呼ばれるほどの人気を考えれば、その宣伝効果は計り知れません。
表現は悪いかもしれませんが、サントリーさんからすれば、すごく“お買い得”な契約内容といえるかもしれませんね。
今のところはキャップとキャディバッグに『SUNTORY』のロゴが入る予定だそうです。
所属はサントリーに決まりましたが、前の所属先のRSK山陽放送をはじめ、多くの企業がスポンサー契約を結ぶと予想されています。
キャップにウェアにキャディバッグと、今シーズンの渋野選手はいったい何社のロゴマークを身に着けるのか、今から非常に気になるところです。
宮里藍さんの後継者として
我々からすると破格の所属契約を結んだ渋野選手ですが、今の渋野選手の人気と実力を考えると、おそらく(あくまも私の個人的な推測ですが)もっと好条件でオファーした企業があったはずだと思うんです。
それでも渋野選手がサントリーとの契約にこだわったのは、やはり宮里藍さんの存在が大きいと思うんです。
宮里さんは日米通算24勝、世界ランク1位に輝いたこともあるレジェンド。
今日のLPGAツアーの人気を不動のものにした立役者は間違いなく宮里藍さんといっていいでしょう。
そしてそんな“藍ちゃんフィーバー”を幼少期に目の当たりにしてゴルフを始めたのが、今のLPGAツアーを牽引する渋野選手ら黄金世代前後の選手たちなのです(幼少期に宮里さんのプレーを目の当たりにしたというのが、私のようなおじさんゴルファーからすると信じられない、時代の流れを感じる衝撃の出来事に感じます (;^_^A )。
宮里さんに憧れてゴルフを始めたというのは、渋野選手本人も以前から公言しています。
そんな憧れの人と同じ所属先になれるというのは、渋野選手にとっては大きなことであったのは想像に難くありません。
それに現実的には宮里さんとサントリーさんとの良好な関係も渋野選手にとっては魅力だったようです。
サントリーさんは宮里さんが日本でプレーをしている時から所属契約を結んでおり、アメリカLPGAツアーに参戦してからも変わらぬフォロー体制を維持してていました。
さらに宮里さんのアメリカLPGAツアー参戦を優先して、自社がスポンサーを務める国内大会の欠場も快く認める、さらに宮里さんが引退後も所属契約を継続するという、手厚いサポートを行っている、まさに優良スポンサーなのです。
来年からは宮里さんのようにアメリカLPGAツアー本格参戦を視野に入れている渋野選手にとっては、このお金には代え難い手厚いサポートは“プライスレス”なメリットだったのかもしれませんね。
2020年はタイで始動!
新年早々に新たな所属先を決めた渋野選手ですが、1月下旬からはタイで合宿を行うことが決まったそうです。
1月27日から10日間の予定でタイに滞在。
今季開幕に向け、しっかりと打ち込みを行う予定だそうです。
さらにタイのゴルフ場は芝質や気候の関係でグリーン周りが非常にタフなようなので、昨シーズン途中から力を注いでいるアプローチの技術にも磨きがかかりそうですね。
そして2月上旬には一時帰国し、中旬に再びタイに渡り、今季初戦であるタイで開催のアメリカLPGAツアー『ホンダLPGAタイランド』(2月20~23日、サイアムCC)で初戦を迎えます。
翌週にはシンガポールで『HSBC女子チャンピオンズ』(同27~3月1日、セントーサGC)に出場し、その翌週は国内開幕戦となる『ダイキンオーキッドレディース』(3月5~8日、沖縄・琉球GC)に出場というハードスケジュール。
体調面が気になるところですが、今年の大きな目標である東京オリンピック出場に向けて、シーズン開幕からエンジン全開といったところでしょうか。
現在、渋野選手の世界ランクは、6位の畑岡奈紗選手に続く11位で、鈴木愛選手(14位)とし烈な2番手争いの真っ最中。
この半年間は大きく順位が変動する可能性があり、よりポイント加算率が高い米ツアーで、どこまで結果が出せるかが五輪出場権獲得へのカギになります。
シーズン序盤から結果を残して、東京オリンピック出場を確実にしたいところですね(東京オリンピック出場権は6月29日発表の世界ランクで決まり、各国上位2人まで。同ランク15位以内に複数選手がいる国は、最大4人まで選出されます。理想は渋野・畑岡・鈴木選手とも世界ランキング15位以内にランクインして3人揃って出場権を獲得することですね)。
オフシーズンもその動向から目が離せない渋野選手。
今シーズンもぜひ昨シーズン以上の結果を残して、日本中を熱狂させてほしいと願うばかりです (^^♪
といったところで今回はこのへんで。
それでは、また!